うつ病などの精神疾患の患者数は増加傾向にあり、社会問題になっている。職場のストレスなどによる大人の病気と思われがちだが、患者の約75%が20代半ばまでに発症しており、思春期に多いことはほとんど知られていない。こうした背景から学習指導要領が改訂され、2022年度から高校の保健体育の授業で「精神疾患の予防と回復」について教えることになった。生徒や教員の精神疾患への理解が進むことで、適切な対処や早期発見・早期治療への期待ができる。では、保護者の理解は進むのだろうか。
思春期の子の「心の病気」に親は気づけるか?
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