
「婚活」に関する記事一覧


婚活難民
上昇を続ける日本の未婚率。「婚活」という言葉もここ数年ですっかり社会に定着した。本書は独身女性ライターが、婚活に勤しむ女性たち12人への取材をまとめたルポルタージュである。 自分に自信がないから、親の圧力で……など婚活に踏み込む動機は人それぞれで、方法もネットの紹介サービス、お見合いバスツアー、結婚相談所など多岐にわたる。共通するのは、どれだけ男性と会う回数を重ねてもうまく行かないケースが大半ということ。「婚活難民」と化して東奔西走する女性たちの姿が描かれる。 なぜ彼女たちは「結婚」に必死になるのか。親のため、会社のためといった外的要因もあるが、それだけではない。なにより彼女たちは「誰かに愛情を注ぎたくてたまらない」のである。だからこそ男性を見極める視線は厳しくなり、結果、婚活は迷走する──著者が指摘する逆説は胸に迫る。ご祝儀袋をイメージした装丁もタイトルもポップだが、読了後は当事者たちを簡単には笑い飛ばせなくなる。




特集special feature





レンアイ滝修行
女性にとって永遠のテーマともいえる「恋愛」と「結婚」。イラストレーターとして活躍する著者も、40歳を目前に本気で向き合う覚悟を決めた。 「最終回は私の結婚式です!(相手はこれから探します)」と宣言して始まった、文芸誌での連載。初回から滝に打たれにいくところから、本気度が違う(いや、方向性が違う?)。占い、メンタルトレーニング、神社への神頼みなど、自らを省みる修行は続く。かわいいイラストに添えられた、率直な手書きコメントが笑いを誘う。 ところが、半ば迷走気味の修行には続きがある。最終回執筆中に、フリーマーケットで出会った9歳年下の男性と初デート。半年足らずで入籍という予想外の展開に! 本書の後半では、出会いの経緯や、結婚式までの準備などが描かれる。「本当によかったわねぇ」と、近所のおばさんのような気分に浸れること間違いなし。 「はじめて、心底努力したいと思える相手ができたことはこのうえなくありがたいこと」という著者の一言に、幸せな結婚の片鱗が感じられた。
