東電の“首領”とつながる処分場誘致の仕掛け人 鹿児島県の南大隈町。かつて高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致話が持ち上がったこの町で、その仕掛け人として暗躍していたのは「謎のフィクサー」X氏だった。町はずれに「白亜の豪邸」を構え、何台もの高級車やクルーザーを持つ、地元で有名な大金持ち――彼こそ、原子力ムラの「暗部」を知るフィクサーとされる人物だった。 原発 4/6 週刊朝日
「謎のフィクサー」放射性物質の処分場誘致に暗躍 6年前、高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致に動いた鹿児島県の小さな町がいま、大きく揺れている。町に誘致を仕掛けた「謎のフィクサー」X氏の存在が明らかになり、町長との癒着など数々の疑惑が囁かれているのだ。 原発 4/5 週刊朝日
あかつき丸帰港 県庁も東海村も「知らないふり」だった 1993年、原爆100個分のプルトニウムをフランスから日本に運んだことで、国際的にも大きな注目を集めた輸送船「あかつき丸」。厳しい「情報統制」が敷かれるなか、動燃は「極秘工作」を企てていた。旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)が行ってきた「工作」の歴史が記録された「西村ファイル」をもとに、ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が、その実態を暴く。 原発 4/4 週刊朝日
旧動燃「情報統制」でランク分け 自民議員はAで、野党はB 1993年1月5日早朝、フランスから喜望峰経由で3万キロの長旅を終えた輸送船「あかつき丸」が、茨城・東海港に到着した。原爆100個分のプルトニウムを日本に運んだことで、国際的にも大きな注目を集めていた。旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)が行ってきた「工作」の歴史が記録された「西村ファイル」には、当時の露骨な「情報操作」が記してあった。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が追及する。 原発 4/3 週刊朝日
動燃、反原発派の見学者に大パニック 旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)の元総務部次長・西村成生(しげお)氏が残した資料「西村ファイル」には、「原子力ムラ」が仕掛けたさまざまな「工作」が記録されていた。住民をターゲットにした「思想・素行調査」、地元企業まで巻き込んだ「組総ぐるみ選挙」など露骨な策略の数々――そして今回、資料に記された「見学者」についての対応も、動燃の体質をよく表していた。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が明らかにする。 原発 3/30 週刊朝日
科技庁が作成 NHKへの「やらせ抗議」マニュアルの中身 まさか、ここまでやっているとは! NHKのドキュメンタリー番組に対する組織的な「やらせ抗議」を旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)に指示したのは、なんと、霞が関の官僚だった。元総務部次長・西村成生(しげお)氏が残した「西村ファイル」には、その記録が克明に残されていた。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が追及した。 原発 3/29 週刊朝日
動燃を所管する科技庁がNHKの番組に抗議していた 動燃の元総務部次長・西村成生(しげお)氏が残した資料「西村ファイル」。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班がこれまで報じてきたように、旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)を中心とした「原子力ムラ」のさまざまな「工作」が記録されていた。そして今回、動燃の所管官庁だった科学技術庁(現在は文部科学省に統合)が、原発を扱ったNHKの番組に抗議していた資料を発見した。 原発 3/27 週刊朝日
室井佑月 室井佑月氏が東電に「おなじこといってみ?」と助言すること 昨年末、米空母ロナルド・レーガン乗組員ら9人が「嘘の情報で被曝した」として東京電力を訴えた。3月14日の段階で、その原告数は115人を超えたという。こうした報道を知った作家の室井佑月氏は、怒りをあらわにしてこういう。 原発室井佑月 3/26 週刊朝日
「仕事ほしければ言うこと聞け」動燃から協力要請か 旧動燃の元総務部次長・西村成生氏が残した極秘資料「西村ファイル」。“原子力ムラ”の暗部にかかわる仕事に従事させられていた西村氏は、すでに謎の死を遂げている。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が独自入手した資料には、原子力ムラが仕掛けた「組織ぐるみ選挙」の動かぬ証拠が記されていた。 原発 3/22 週刊朝日
動燃「組織ぐるみ選挙」示す? 極秘「西村ファイル」 梶山静六3931票――。衆院選を舞台に、旧動燃(現・日本原子力研究開発機構)は原発推進派の自民党候補を応援するため、茨城県東海村で徹底した選挙戦を繰り広げていた。週刊朝日が独占入手した極秘資料「西村ファイル」の中には「組織ぐるみ選挙」の証拠となる記述があった。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が、その驚愕の内容を検証した。 原発 3/21 週刊朝日
原発問題 おかしいのは国か、自分たちの奴隷根性か 原発はもういらない。その思いが生んだ大きなうねりに、一時ほどの勢いがない。安倍政権が脱「脱原発」を鮮明にさせるなか、新たな「脱原発」を模索する人たちに話を聞いた。 原発 3/20
田原総一朗 仙谷氏落選の背景に田原総一朗氏の発言がかかわっていた? 依然として先行きの見えない日本の原発問題。ジャーナリストの田原総一朗氏は「原発ゼロ」を打ち出した政党は惨敗し、「10年間でエネルギーのベストミックスを考える」という、何ともいい加減な態度をとった自民党が衆院選に勝利したことを指摘する。そして、原発ゼロを訴えていた民主党にこのように働きかけていたことを明かす。 原発田原総一朗 3/15 週刊朝日
福島・郡山にホットスポットあり? 室井氏、線量の高さに驚く 先日、仕事で福島県を訪れたという作家の室井佑月氏。放射能の線量計を持っていたという室井氏は、車の窓を開けた時のエピソードを次のように話す。 原発室井佑月 3/14 週刊朝日
工作疑惑の動燃元次長 「電力業界はいろいろある」 〈K機関(後にKチームに改名)特務隊のアクションプログラム 第1案〉と題された資料からは、旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)が、“やらせ”や“洗脳”など原発反対阻止のために多くの「工作」を行っていたことがわかる。「原子カムラ」の当事者たちは、一連の資科についてどう説明するのか。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班は、「Kチーム」で「本部キャップ」を務め、当時、本社の総務部次長だったZ氏に話を開いた。 原発 3/13 週刊朝日
動燃の「原発推進」工作で名前の挙がったあの人 週刊朝日が詳報した旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)の「住民工作資料」は、岡山県と鳥取県の県境に位置する人形峠周辺、ウラン鉱山の一つがあった鳥取県東郷町(現・湯梨浜町)方面地区において、組織ぐるみで住民たちの個人情報を集め、「思想チェック」「素行調査」をしていた――というものだった。しかし、旧動燃が手を染めていた「工作」は、それだけではない。〈K機関(後にKチームに改名)特務隊のアクションプログラム 第1案〉と題された内部資料の驚くべき内容を、ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班が暴露する。 原発 3/13 週刊朝日
辛坊氏「太陽からエネルギー取り出せば原子炉必要ない」 日本は、原子力発電所で使われた核燃料を再び燃料として利用する核燃料サイクルの仕組みづくりを進めている。ニュースキャスターの辛坊治郎氏は、余りにも危険なこの仕組みより優れた方法があると提案する。 原発 3/9 週刊朝日
ウラン残土問題 対立住民の職場に「圧力」 これまでたびたび取りざたされてきた「原子力ムラ」の問題。福島第一原発事故でも大きく取り上げられたが、1988年には動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現在の日本原子力研究開発機構)が岡山県と鳥取県の県境・人形峠の住民と「ウラン残土」撤去をめぐり対立し、問題となっていた。 原発 3/9 週刊朝日