企業の人手不足感が強まっている。日本銀行の12月短観(全国企業短期経済観測調査)によると、人手不足を示す「雇用人員判断指数(全規模全産業)」はマイナス31で、すでにコロナ前の水準に達している。来年度の新規採用も大幅に増える見込みだ。一方、東京都庁下で行われている生活困窮者への食料品配布には毎回500人以上が集まる状態が1年前から続いている。秋以降、経済活動は本格的な回復基調に入り、雇用指標にも改善が見られるのに、なぜ食料品を求める人は減らないのか。NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの理事長、大西連さんに聞いた。
都心で食料品配布に並ぶ人はなぜ減らない? 増える女性や子連れ…経済「復調」の裏にある切実なリアル
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