2022年9月、ヒジャブと呼ばれる布を頭部にきちんと着けず、髪の毛を適切に隠していなかった罪でイラン警察に拘束されたマフサ・アミニが亡くなった。警察官による暴行を疑った人々は大規模の抗議デモを行った。2020年4月から2023年1月まで朝日新聞テヘラン支局長を務めた飯島健太氏はデモの様子を間近に目撃した。著書『「悪の枢軸」イランの正体』」のなかで、イランに住む人々のデモに対する切実な思いを紹介している。『「悪の枢軸」イランの正体』」から一部を抜粋して解説する。
いつになったら 遠い「着るものを選ぶ自由」
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