鈴子
黒田官兵衛を陥れた“卑怯者”の代名詞・荒木村重に子孫が…! 波乱の画家・岩佐又兵衛
曽我蕭白「雪山童子図」紙本着色 一幅 169.8×124.8cm 明和元年(1764)頃 三重・継松寺 白隠慧鶴「達磨図」紙本着色 一幅 192.0×112.0cm 大分・萬壽寺 数年前の大河ドラマ「軍師官兵衛」で、主人公の黒田官兵衛が何度か窮地に陥るのだが、中でも過酷な土牢に監禁され、以後足に障害が残るという話があった。これは、織田信長への裏切りを考え直すよう赴いた官兵衛を閉じ込め、信長に徹底抗戦したあげく、結局敗戦色が濃くなると籠城していた城から単身逃げ出した荒木村重の所業である。最終的に人質として城に残った女子どもを、信長から皆殺しにされる結果を招いた。大河ドラマ視聴以後、荒木村重という名前が私の中では“卑怯者”の代名詞になっている。
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