「酒好きとアルコール依存症の距離はみなさんが思っているよりずっと近い」。これは依存症の治療に携わる専門医の言葉である。国内の依存症患者とその疑いがある人は約300万人と推計されているが、アルコール依存は自分はそうだと認めたがらない「否認の疾患」とも言われる。有名企業でバリバリ仕事をこなしていた「酒好き」のエリート男性は、まさにそんな一人で、ある出来事をきっかけに依存状態に陥り、家庭が崩壊しかけた。単なる「酒好き」はどうやって依存症に陥っていくのか、男性が取り組んでいる「減酒治療」の現状と共に話を聞いた。
エリートでも陥りやすい「アルコール依存」の現実 家庭崩壊の寸前で“減酒”治療にたどり着いた大手金融社員の告白
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