
「アサヒカメラ」に関する記事一覧




何でもかんでもはダメ!? 旅に「持っていく機材」の選び方
撮影目的が明確なら悩むことはほとんどないかもしれない。しかし、例えば初めての土地への撮影旅行で風景もスナップも珍しい動植物も撮れそうとか、さらに期間中に日食・月食・流星群などの天体ショーも絡むような被写体がテンコ盛りなら、あれこれ欲張りたくなるのは当然。それが何十年に一度のイベント、もしくはめったにないチャンスなのだとしたら1000分の1秒たりとも後悔しないよう、可能な限りの機材を持って出かけたいという気持ちはわかる。あまりの重さに腰を悪くしても、苦労して運んだだけの素晴らしい瞬間を写真に残せるはずだ。航空機の利用であれば超過料金はかかるだろうが、ゴネることなく支払う準備と、くれぐれも他人に迷惑を掛けることのないように心がけたい。また荷物が多ければ紛失・故障・盗難等トラブルのリスクも高まるが、全て自己責任で。







モノクロ写真で重要な「暗室」 暗い空間で写真を考える
撮影:阿部 淳■ニコンFE・Aiニッコール35ミリF2.8S・トライX 阿部 淳(あべ・じゅん) 1955年、大阪府生まれ。81年、大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校 大阪)卒。VACUUM PRESS 出版運営。写真集に『CREATURES』『大阪』『市民』『黒白ノート』『マニラ』『プサン』『1981 コウベ』など多数。 暗室作業は大変ですけれど、自分の中の何かを発見できるみたいな、シチュエーションがあるんですよ。あの暗い中で像が浮かび上がり、水が流れる音が聞こえる。自分の意識の状態がすごく変わる。潜在意識が活性化する。明るい中で画像を見ているのとはまったく違う。
