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YOSHIKI本気の格付け! キリンビール新商品をX JAPANの音楽で例える
YOSHIKI本気の格付け! キリンビール新商品をX JAPANの音楽で例える
YOSHIKI本気の格付け! キリンビール新商品をX JAPANの音楽で例える  YOSHIKIが、2018年3月13日より発売となるキリンビール株式会社の新商品『本麒麟』を格付け。インタビュー形式でその味を評価した。 YOSHIKI インタビュー画像など(全15枚) ◎味の格付け インタビュー --音楽、ファッション、グルメと一流を知る男・YOSHIKIさんですが、まずはこの「本麒麟」を飲んでいただいて、感想を教えてください。 YOSHIKI:(一口飲んで)美味しいです。僕自身、お酒はしつこくないものが好きなんですが、『本麒麟』はすごく洗練されていて、革命的な味わいですね。 --YOSHIKIさんは、それまでの音楽ジャンルを壊して新たな概念を作り出した方ですが、この『本麒麟』も、ビールや発泡酒など、アルコール業界の既成概念を超えた存在を目指して、「ここまでうまいと時代が変わる」というキャッチコピーで売り出していきます。その存在に足り得ると思いますか? YOSHIKI:時代に乗るのか、作るのか、があるとすると、僕自身は時代を作る側でいたいと思っています。でも、それって、すごく大変なことだと思うんですけど、この『本麒麟』は、時代を作るような商品になっていると思います。 --この味をYOSHIKIさんが表現すると、どんな味ですか? YOSHIKI:創造的破壊、ですかね。X JAPANも、破壊っていうイメージが強いと思いますが、僕は、X JAPANは、ただの破壊、じゃなくて創造のある破壊だと思っていて、新しいものを産むためにいろんな意味で既成概念を壊してきました。だから、これから時代を作っていくだろう『本麒麟』にも、創造的破壊という表現がぴったりだと思います。 --X JAPANの音楽で例えると何に当たりますか? YOSHIKI:うーん、僕たちの音楽で例えると……難しいですね(笑)。でも、元々X JAPANのXって「無限の可能性」という意味で付けているので、「X」が一番近いかもしれません。 --『本麒麟』に合う食べ物と言えば、何が思いつきますか? YOSHIKI: YOSHIKIと言えば、みたいになってしまっているけど、チーズおかき、は合うでしょうね(笑)。僕はワインも大好きだけど、チーズおかきには絶対こっち(『本麒麟』)のほうが合うと思う。もういま食べたくてしょうがないです(笑)。 --この流れで恐縮ですが、YOSHIKIさんがあえてこの『本麒麟』を格付けするとしたら、どんな評価をされますか? YOSHIKI:ここで言うと嘘っぽくなっちゃうけど、やっぱり「一流」でしょう。 --ありがとうございます(笑)。YOSHIKIさんがこの『本麒麟』をプライベートで飲むとして、誰とどんな時に飲みたいですか? YOSHIKI:いろんな可能性のある味わいなので、コンサートが終わると達成感がすごくあるから、ご褒美にメンバーみんなとわいわい飲むのも良さそうだし、素敵な女性とデートで飲むのもありかなって思います。 --『本麒麟』は、3月13日に新発売します。最後に一言、日本の皆さんに『本麒麟』のおすすめコメントをお願いいたします。 YOSHIKI:僕は、努力って誰かに見てもらっても見せなくても良くて、努力しているかしていないかが大事だと思うんですよね。この『本麒麟』は、一口味わえばこの美味しさを生み出した努力が伝わると思うので、みなさんにもぜひ一度、味わって欲しいです。
billboardnews 2018/03/09 00:00
高視聴率を叩き出すダウンタウン浜ちゃんの最大の武器とは?
ラリー遠田 ラリー遠田
高視聴率を叩き出すダウンタウン浜ちゃんの最大の武器とは?
ダウンタウンの浜田雅功さん(右) (c)朝日新聞社 『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)が1月28日、8年ぶりのレギュラー復活を果たした。MCを務めるダウンタウンの浜田雅功が、スタジオに集められたさまざまなスポーツの現役アスリートたちの素顔を引き出していくトークバラエティ番組である。初回の3時間スペシャルは10.6%という視聴率を記録した。NHKの大河ドラマや日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』などの強力な裏番組がひしめく日曜ゴールデンの枠で、この数字を叩き出したのは大健闘と言っていいだろう。 『ジャンクSPORTS』に限らず、浜田がMCを務める番組は軒並み好調だ。1月1日放送の『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)はYOSHIKIやGACKTが活躍して話題になった。また、芸能人が俳句や生け花で才能を試される企画が人気の『プレバト!!』(TBS系)も、安定して高視聴率を取り続ける人気番組となっている。  もちろん、浜田には『ダウンタウンDX』『水曜日のダウンタウン』などコンビとしてのレギュラー番組もあり、そこでもMCを務めている。浜田の司会の魅力はどういうところにあるのだろうか。  このテーマに関して印象に残っている話がある。ダウンタウンと共演したことのある某芸人が、彼らについてこんなことを語っていたのだ。 「ダウンタウンさんの何がすごいって、単純に2人ともめちゃくちゃ声がデカいんです」  なるほど、と思った。たしかに、私もダウンタウンの番組の収録現場を何度か生で見たことがあるのだが、2人とも声がよく通っている。芸人だから生の舞台でのどを鍛えられている、というのはもちろんあるだろう。だが、ほかの芸人と比べてもダウンタウンの2人の声は一段と大きい。  この声の大きさこそが、浜田のMCの最大の武器である。浜田の声は場を制圧する声だ。タイトルコールの一言、ツッコミの一言でその現場の空気を支配してしまう。何よりもそこに絶対的な信頼感がある。  ゲストの話を聞いているときの浜田の表情には優しさと厳しさが同居している。『ジャンクSPORTS』に出演するアスリートの中には、人前で話すことに慣れていない人もいる。そういうときに浜田はいったん丁寧に話を聞こうとするのだが、目つきには鋭さがみなぎっている。  そして、相手がスキを見せた瞬間、獲物に飛びかかる野生動物のように、すかさずツッコミを入れていく。威圧的な言葉を投げかけるときもあれば、場合によっては頭をはたくこともある。ただ、その一連の流れを終えた後、浜田は必ず朗らかに笑う。この笑顔がすべてを帳消しにして、和やかな雰囲気で番組は進んでいくことになる。  一見すると、浜田はどんな相手にも遠慮せずに攻撃的なツッコミを入れている感じがする。しかし、実際にはそうではない。1月25日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)で本人が語っていたところによると、番組のゲストと一通り話してみたときの雰囲気で、どのくらい強めにいくのかを判断しているという。  だから、大物ゲストを相手に浜田が無謀に攻めているように見えても、その人が実際に気分を害したりするようなことはほとんどない。浜田は個々のゲストに合わせて、それぞれに許されるギリギリのところまで攻め込んでいく離れ業を演じているのだ。  アスリートやミュージシャンなど、テレビでトークをすることが本業ではない人たちが、浜田に導かれてポロッと本音をこぼしたり、かわいらしい一面を見せたりすることがある。浜田がMCを務める番組では、そこが見どころになっている。 『芸能人格付けチェック』も『プレバト!!』も芸能人が自分のセンスを試されるという趣旨の番組だ。だが、浜田自身には「センスで勝負している」というイメージはない。むしろその逆の、豪快でがさつな印象の方が強いかもしれない。ただ、実はこの点が浜田の強みにもなっている。  浜田は番組の中で「センスなし」と判定された芸能人を容赦なくこき下ろす。しかし、浜田には自分のセンスをひけらかすようなところがないため、そこに「上から目線」の嫌な感じが漂わない。むしろ、「俺もセンスないけどね」と肩を並べて励ましてくれるような優しさが感じられる。  ツッコミの本質は「愛」だ。相手の言ったことを面白く生かしてあげたい、という優しさからツッコミが生まれる。浜田がMCとして高く評価されているのは、愛のあるツッコミでゲストの魅力を引き出してくれるからなのだ。(ラリー遠田)
ラリー遠田
dot. 2018/02/10 11:30
X JAPANの映画『WE ARE X』ロシアで劇場公開! YOSHIKIは日露国交イベントへ
X JAPANの映画『WE ARE X』ロシアで劇場公開! YOSHIKIは日露国交イベントへ
X JAPANの映画『WE ARE X』ロシアで劇場公開! YOSHIKIは日露国交イベントへ  X JAPANのドキュメンタリー映画『WE ARE X』が、ロシアで劇場公開されることとなった。 X JAPAN 関連画像(全3枚)  本作はロシアの伝説的人気ロックバンド、ムミー・トローリ(Mumiy Troll)のモックメンタリー映画『SOS to the Sailor』と二本立てで、ロシア全国約100館にて上映される。今回の夢のコラボレーションは、もともと世界中に著名人の交友を持つX JAPANのリーダーYOSHIKIが、自国で爆発的な人気を誇るムミー・トローリのリーダーであるイリヤ・ラグチェンコと友人であったことがきっかけとなった。  現地時間1月29日にはモスクワのCinema Karo 11 Oktoberで、 1月31日にはペテルスブルグのCinema Karo 11 Okhtaでプレミアイベントも開催。映画の上映後、YOSHIKIとイリヤ・ラグチェンコが質疑応答に参加予定となっている。  なお、この映画プレミアイベントは安倍首相とプーチン大統領の会談で成立した、「ロシアにおける日本年」事業のイベントとして認定され、 在ロシア日本大使館のウェブサイトでも情報が確認できる。
billboardnews 2018/01/25 00:00
YOSHIKIは「昭和の大御所のよう」? マツコとの共演にカトリーヌあやこがツッコミ
カトリーヌあやこ カトリーヌあやこ
YOSHIKIは「昭和の大御所のよう」? マツコとの共演にカトリーヌあやこがツッコミ
カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など (c)カトリーヌあやこ  漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「マツコの知らない世界 新春2時間スペシャル」(TBS系 1月9日20:57~)をウォッチした。 *  *  *  YOSHIKIが普通にバラエティーに出てる今日この頃。考えてみれば、インディーズ時代のXは「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」にも出演してたし。その後、格闘技系バラエティーで、YOSHIKIの大ファンである女子プロレスラー神取忍とのデート企画なんてのもあった。 神取「好きな動物って何ですか?」 YOSHIKI「虎とか好きですね」 神取「今度仕留めて来ます」  というくだりは二人のビジュアルも含めて、心に刻まれる名場面だ。それにしても神取忍の隣にいても、マツコ・デラックスと並んでいても、何気に違和感なく収まってしまうYOSHIKI。本人のキャラクターが立ちすぎていて、もはや周囲の空気と関係なく存在する黒柳徹子レベル? 「芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2018お正月スペシャル」(テレビ朝日系)では、正解発表を待つ部屋でひたすらお菓子(主にチーズおかき)を食べ続けていた。パリパリ(おかきのビニールをはがす)、ポリポリ(食べる)。そしてやおらリップクリームを塗る。いつ何時どこにいても自分のタイムゾーンで生きている感じ。隣にいたGACKTに漂うフィクションとしてのセレブ芸能人(みんな薄々知ってるけどツッコまない)的雰囲気とはちょっと違う。  マツコは番組にゲスト出演したYOSHIKIについて「すごい役者なのか、ドキュメンタリーなのか。ガチなのか演出なのか。どっちにしろ稀有な人よね」と評した。「稀有」な存在だけど、実はおかき好き。たとえバラエティーでも楽屋に必ずグランドピアノを持ち込むという無茶な伝説。そしてバンドメンバーの洗脳事件や突然の死という波瀾万丈な芸能人生。「実は気さく」「無茶」「波瀾万丈」が三拍子揃ったYOSHIKIは、いまや本当に「稀有」な存在である昭和の大女優、もしくは大御所のよう。そういえば、これまで「格付け」の待機部屋で必ずお菓子をつまんでたのは、梅宮辰夫だったね。  大物が大物感を無邪気に振りまき、それがむしろ喜ばれる幸せな昭和のノスタルジー。マツコの番組放送前、YOSHIKIはハリウッドのゴールデングローブ賞のレッドカーペットに立っていた。授賞式会場にチーズおかきが用意されていたかどうか気になる。 ※週刊朝日 2018年1月26日号
カトリーヌあやこ
週刊朝日 2018/01/18 16:00
チャラン・ポ・ランタン、にゃんごすたーと「紅」共演! 日比谷野音での自主企画開催も発表
チャラン・ポ・ランタン、にゃんごすたーと「紅」共演! 日比谷野音での自主企画開催も発表
チャラン・ポ・ランタン、にゃんごすたーと「紅」共演! 日比谷野音での自主企画開催も発表  チャラン・ポ・ランタンの全国ツアー【チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカンツアー2017-2018『ニュー・ヴィンテージ・ショウ』】の東京公演が1月14日Zepp DiverCityにて開催され、青森県出身のドラマー・にゃんごすたーがサプライズゲストとして登場した。 チャラン・ポ・ランタン ライブ写真(全2枚)  チャランポとにゃんごすたーは江崎グリコ「朝食りんごヨーグルト」のWEB CMで共演。その際、いつかLIVEで共演したいとチャランポ側からオファーし今回の共演が実現した。歌とアコーディオンとドラムの3ピースで披露した曲はX JAPANの「紅」。過去にチャランポはラジオや自身のLIVEでもカヴァーをしており、にゃんごすたーもYOSHIKI氏本人の前で演奏したこともある楽曲であった為、その完成度の高さに会場からは大歓声が沸き起こった。  さらにMCではチャランポ自身初となる日比谷野外大音楽堂にて、4月7日に【チャラン・ポ・ランタンpresents“ブタ音楽祭2018”ランタンサーカス】の開催を発表。毎年恒例となっている“ブタ音楽祭”はチャランポ自主企画のLIVEであり、通常のツアーとは異なる特別なイベントとなる。詳細は1月26日に発表される。 ◎イベント情報 【チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカンツアー2017-2018『ニュー・ヴィンテージ・ショウ』】 2018年1月14日(日) 東京・Zepp DiverCity
billboardnews 2018/01/15 00:00
「X JAPAN」のYOSHIKIがバラエティで愛される理由
ラリー遠田 ラリー遠田
「X JAPAN」のYOSHIKIがバラエティで愛される理由
YOSHIKI/ロックバンドX JAPANのドラマー、ピアニストでリーダーもつとめる。ソロとしても活躍し、1999年には天皇陛下即位10年の式典の奉祝曲を作曲、式典でピアノ演奏した(撮影/横関一浩)  この年末年始には数々のバラエティ特番が放送されていた。その中でひときわ注目を集めていたのが、X JAPANのYOSHIKIだ。X JAPANは言わずと知れた日本を代表するロックバンド。ロックにクラシックの要素を取り入れた独創的なその音楽は海外でも人気が高く、これまでにアメリカ、イギリス、中国、香港など世界各地でライブが行われている。  そんなYOSHIKIが注目されたきっかけは、1月1日放送の『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)だった。一流芸能人たちがその味覚や音感を試されるこの番組で、YOSHIKIはGACKTのパートナーとして出演していた。  ロサンゼルス在住で、世界を股にかけて活躍しているYOSHIKIは、紛れもない一流芸能人である。そんな彼が格付けチェックで期待通りの結果を出せるのか、視聴者の間でも注目が高まっていた。  自らワインのプロデュースも手がけているYOSHIKIは、100万円のワインと5000円のワインを見事に判別することに成功した。「香りだけで分かりました」と余裕を見せつつも、「100ドル、1万円以下のワインでもいいのは結構ある」と、安いものが質が低いわけではないと断りを入れた。さらに、「5000円でこれだけの味がするっていうのは、騙される人、結構いるんじゃないですか」と、この問題で間違えてしまった芸能人たちをフォローするような言葉まで残したのだ。  ネット上では、そんなYOSHIKIの優しさに感動したという絶賛の声が相次いでいた。また、収録中に個室で黙々とお菓子を食べ続けていた姿も「かわいらしい」と話題になった。そのお菓子の商品名が特定されると、販売メーカーのサイトにアクセスが殺到し、サーバーが一時ダウンする騒ぎとなった。  最近のバラエティ番組でYOSHIKIが登場したのはこれだけではない。12月4日には『しゃべくり007』に出演して、飾らない自由奔放なトークを展開。X JAPANのメンバーであるToshlが洗脳騒動を起こした過去を持つことから、「『洗脳星』から来た」などとからかっていると発言していた。  また、12月31日の『NHK紅白歌合戦』にはX JAPANの一員として出演。首を痛めてドクターストップがかかっているのでドラムは叩けないと噂されていたにもかかわらず、パフォーマンスの途中でドラムセットの方に足を運び、力強くドラムを叩いていた。  YOSHIKIのタレントとしての魅力は、その極端なまでの二面性にある。かつて総理だった小泉純一郎にも愛され、天皇陛下御即位十年を祝う祭典で自作の奉祝曲を披露したこともあるYOSHIKIは、確固たる実績のある超一流アーティストである。しかし、テレビに出ているときには決して偉そうに振る舞うことはなく、気さくで穏やかな雰囲気をかもし出している。  リハーサル中にカレーが辛すぎて帰ってしまった「カレーが辛かった事件」、シャワーの温度調節がうまくいかずに帰ってしまった「シャワーが熱かった事件」など、こだわりが強く気難しいところのあるYOSHIKIが引き起こしたトラブルは数多くあるのだが、それらのエピソードもどこか微笑ましく感じられるのは、彼の人柄によるものだろう。  また、過去の歴史を知らない人には意外な感じがするかもしれないが、X JAPANはもともとバラエティ番組との相性がいいミュージシャンである。バンドがメジャーデビューする前から、YOSHIKIは「自分たちが有名になるためにはどんなものでも利用した方がいい」という割り切った考えを持っていた。  彼らは、80~90年代に一世を風靡したバラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で、「ヘビメタ(ヘビーメタル)」の代表格としてたびたび出演していた。食堂で食事をしている客のところにいきなり乱入して、派手な格好で歌ったり演奏したりして大騒ぎする彼らは、当時は完全なキワモノ扱いだった。  ただ、こういう企画に積極的に協力していることからも分かる通り、YOSHIKIは音楽業界でも一、二を争うほどの「シャレの分かる人物」でもある。自分たちの音楽を広めるためであれば、お遊び的な企画にも協力的な姿勢を見せてくれるのだ。  老舗の呉服屋の長男として裕福な家庭に生まれ育ったYOSHIKIには、生来の品の良さが備わっている。だから、ロックバンドの一員として派手な格好をしたり、ステージ上で暴れ回ったりする一方で、落ち着いたトーンで話をすることもできるのだ。この「静」と「動」の二面性こそがYOSHIKIという人間の面白さの本質である。ちなみに、彼がバンド内でピアノとドラムを担当しているのも、まさに「静」と「動」を体現していると言える。  最近のテレビで見るYOSHIKIは、今までよりさらに角が取れて丸くなっている感じもある。近いところでは、1月9日放送の『マツコの知らない世界 新春2時間スペシャル』に出演することも決定している。イジられるのが苦手なプライドの高いタイプのミュージシャンはバラエティ番組で苦戦しがちだが、何でもイジらせてくれるYOSHIKIはバラエティ向きの逸材だ。年末年始に話題をさらった彼が、これからタレントとしてますます人気を伸ばしていく可能性も十分にありそうだ。(ラリー遠田)
ラリー遠田
dot. 2018/01/06 11:30
YOSHIKIが「死ぬ前にやりたいこと」
YOSHIKIが「死ぬ前にやりたいこと」
AERA 2017年12月11日売り表紙にYOSHIKIさんが登場。  この秋、X JAPANのヒストリーを描いた映画「WE ARE X」の公開に合わせ、YOSHIKIは欧州を回った。そこで、見えてきたことがある。  欧州10カ国を回ること13日間。YOSHIKIはベルリン、フィレンツェ、アムステルダムなどの映画館で現地のファンと言葉をかわし、取材に応じた。バンドの位置づけについての分析は冷静かつ前向きだ。  日本だと外国で活動してるっていうだけでニュースにしてもらえるけれど、世界では僕らなんかまだまだ無名の存在です。  でも──。  X JAPANはこれからもヨーロッパでバンドとしてやっていける、大きくなれるという確信を得ました。この映画を見て自殺をやめましたとか、人生観を変えられたみたいな感想が予想以上に多かったんです。口コミでファンになったとも言われたし、映画が入り口になった方が多くてびっくりしました。 ●「世界一不運なバンド」  BBCやZDFなど一流メディアに登場し、フランスのニュースショーでは、お天気コーナーで天気も読み上げた。  向こうのメディアにも何とか興味を持ってもらえたと思います。この映画を通して、世界各地に熱狂的なファンがいる日本のバンドで、現役のメンバーが亡くなるなど衝撃的なストーリーがあったんだというのが伝わった。イギリスのタイムズ紙では「世界一不運なバンド」なんて書かれて(笑)。  X JAPANが世界各地でツアーを始めてからもう10年近い。海外活動の息の長さは日本のメジャーアーティストとしては異例だろう。その長期戦を支えるYOSHIKIの優れたビジネスセンスは、もっと肯定的にとらえられていい。  実はかなり早くから、自分の楽曲の著作権と原盤の管理を始めている。音楽評論家・市川哲史の言葉を借りれば、日本のアーティストの地位向上という点で後続バンドが「足を向けて寝られない」ほどの「革命的貢献」をしている。  原盤管理を始めたのは早かった。自分で納得するまで動けない人間だから。最初にメジャーレコード会社と契約したとき、系列音楽出版社に登録するように言われたんです。理由を聞くと「みんなそうだから」。他にもいろいろ疑問が出てきて、納得できないから弁護士に相談したら本来は作家に権利がある、と。1作目だけは登録しましたけど、それ以降は全部自分たちの出版社で管理しています。このバンドで長くやっていきたい。だとしたら自分たちで権利を持っていないとどこかで駄目になると最初から思っていました。実際、権利を持っていなかったらこんなに長く続いていなかったと思います。  ミック・ジャガーやマドンナは、卓越した自己プロデュース能力とビジネス手腕で長くその玉座を守り続けている。YOSHIKIの動きも世界標準。セオリー通りだ。  僕はお金を追求したことはほとんどないです。もしお金を稼ぎたいと思ったらこの職業を選んでいないと思う。やっぱり死ぬまでに1曲でも2曲でもいいから100年後、200年後にも聞かれる曲を残したい。僕の目標はそこなんです。 ●世界的経営者はロック  今年フォーチュン誌「ビジネス・パーソン・オブ・ザ・イヤー」3位に選ばれた米IT企業の大物マーク・ベニオフなど、世界クラスの経営者とも親交がある。  話が合うんです。世界レベルの経営者のほうが下手なロックバンドよりもよっぽどロックですよ(笑)。やっぱり夢を持っている。追求しているのはお金じゃなくて世の中を変えたいという情熱なんですよね。そういうところにすごく共感します。人間の寿命はどこまで延びるか、環境問題、チャリティー、何でも話せるんですよね。  今年5月、頸椎に人工椎間板を入れる大手術をした。首の手術は2回目。過激なドラムプレイで首を酷使してきた結果だ。  ドラムはもうやめろと医者には言われてます。頸椎は他にも2カ所、致命的に悪いので、ドラムをやったらそっちも駄目になると。でも僕からこれをとったら何が残るんだろうと思うので、いまはもう一度手術するくらいの覚悟でドラムをやるしかないなと思ってます。僕なりの表現をするためにダメージが伴うなら、そこは引き受けようと。ただ、僕の症状に医療テクノロジーの進化がついてきていて、今回の人工椎間板も20年前は存在しなかった。最後は何とかなるんじゃないですか(笑)。  細身だが弱々しい印象はない。実は長生きするタイプかも?  意外としぶといかもしれませんね(笑)。亡くなったHIDEやTAIJIの分もやらなきゃいけないし、ファンの期待もある。やりますよ。僕が生きてる間に世界制覇できなくても、昔、YOSHIKIっていう人がここまでやったんだって、次世代の人たちのために風穴くらいはぶち開けて死ねればと思ってます。(文中敬称略) (ライター・鈴木あずき) ※AERA 2017年12月18日号
AERA 2017/12/20 11:30
YOSHIKI「紅白には感謝している」 その理由は…
YOSHIKI「紅白には感謝している」 その理由は…
AERA 2017年12月11日売り表紙にYOSHIKIさんが登場  ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんがAERAの表紙に登場。喜びと同時に苦痛も多かった、この一年を振り返った。  取材したのは11月末。2017年を振り返ると?と問いかけると、苦笑した。 「人生っていいことばっかりじゃない。すてきなことと苦しいことが同時に起こるんだなって思いましたね」  痛々しい事件の絶えないこの人の濃厚な人生のなかでも、今年は肉体的に「痛い」年だった。  スタートは快調。3月にはバンドのヒストリーを追ったドキュメンタリー映画「WE AREX」が日本で公開され、ロンドンの名門ウェンブリー・アリーナでの初公演も大成功。世界進出への大きな足掛かりとなるはずだった。  ところが──。 「ウェンブリーが終わって一瞬ホッとしたら、首に激痛が走」り、5月、頸椎(けいつい)に人工椎間板を入れる緊急手術を受けた。日本ではできない、最先端医療による大手術だ。  それでも2カ月後には痛み止めを大量投与し、しびれをこらえて6日間の日本ツアーを敢行。10月は映画のプロモーションでヨーロッパを飛び回った。 「いまもはっきり言って体調は完璧ではないんです。僕は努力の神様がいつか必ず努力を実らせてくれると自分に言い聞かせて努力してきてるんですが、やっぱり調子よすぎるなと思ったら手術になって。世の中うまくできてますよね」  身体が休めと言っているのでは? 「そうですね。でも、まあ……やるしかないですよ」  今年も昨年同様、紅白歌合戦で〆る。 「紅白には感謝してるんです。東京ドームでライブをやっても家族や親戚は理解してくれなかった。でも初めて紅白に出たら『ヨシキすごいわね』って」  ライブハウス出身で成功したロックミュージシャンたちの常套句ではある。でも、あのYOSHIKIのセリフだからこそ、無邪気な口調が印象的だった。(ライター・鈴木あずき) ※AERA 2017年12月18日号
AERA 2017/12/13 11:30
YOSHIKIの名言を刻んだ『yoshikitty名言マグカップ』登場
YOSHIKIの名言を刻んだ『yoshikitty名言マグカップ』登場
YOSHIKIの名言を刻んだ『yoshikitty名言マグカップ』登場  ハローキティとYOSHIKIのコラボレーションシリーズ「yoshikitty」の新商品『yoshikitty名言マグカップ』が、2017年11月14日より予約販売される。  今回の新商品は、YOSHIKIが残してきた名言が刻まれたマグカップ。これまでに発売されたyoshikittyデザイン(Xポーズ、ナース)に、「無敵:俺は本当に気合いが入っているんですよ」「突破:やってやれないことはない やらずにできるわけがない」という2つの名言が描かれている。 ◎発売情報 『yoshikitty名言マグカップ』 予約スタート日:2017年11月14日(火)AM10:00~ 予約販売サイト:http://bit.ly/1GJJZBF 商品発送予定:2017年12月7日(木)~予定 価格: 2種/各2,500円(tax in.) 本体サイズ:口外径79mm、高さ92mm
billboardnews 2017/11/09 00:00
欅坂46シングル4冠で首位、東方神起が復活V、VAMPSハロウィンフェス開催:今週の邦楽まとめニュース
欅坂46シングル4冠で首位、東方神起が復活V、VAMPSハロウィンフェス開催:今週の邦楽まとめニュース
欅坂46シングル4冠で首位、東方神起が復活V、VAMPSハロウィンフェス開催:今週の邦楽まとめニュース  約6か月ぶり、通算5枚目となる欅坂46のシングル『風に吹かれても』が、初週で累計722,954枚を売り上げBillboard JAPAN週間シングル・セールスチャート首位を獲得した。セールスに加えダウンロード、ルックアップ、Twitterでも1位を獲得し計4冠でトップに立ち、ストリーミング4位、動画再生9位、ラジオ7位と、全ての指標で高ポイントをマークしJAPAN HOT100総合首位も獲得している。総合2位は、GENERATIONS from EXILE TRIBEの「BIG CITY RODEO」がチャートイン。 【ビルボード】欅坂46「風に吹かれても」が計4冠で総合首位獲得 WANIMA「ヒューマン」ダウンロード急伸で総合16位に初登場 【ビルボード】欅坂46『風に吹かれても』が722,954枚を売り上げシングル・セールス首位獲得  初登場から11週連続で首位を守り続けていたDAOKO×米津玄師「打上花火」を破り、Aqours「未来の僕らは知ってるよ」が、12週ぶりにアニメチャートJAPAN Hot Animationトップの座を奪った。スクールアイドルプロジェクト“ラブライブ!サンシャイン!!”から生まれた9人組ユニットAqoursが歌う「未来の僕らは知ってるよ」は、現在放送中のTVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第2期のオープニング・テーマとして起用され、今週のチャートではセールス、ダウンロード、ルックアップ、Twitterの4つの指標で2位以下に大差をつけ1位の高ポイントを獲得している。 【ビルボード】アニメ・チャートの1位が12週ぶりに変動 Aqoursが断トツ首位に  総合アルバム・チャート“Hot Albums”では、東方神起『FINE COLLECTION ~Begin Again~』が総合首位を獲得した。復帰記念アルバムとなる本作は、2011年以降に発表されたシングル13作とアルバム4作から選ばれた楽曲と、3曲の再録音源を加えた全40曲を収録。約2年10か月ぶりのリリースということとメディア露出が話題性を高め、初週累計134,440枚売り上げセールス1位、ルックアップ2位、配信部門でも3位をマークし、2位以下を寄せ付けないポイントで見事復活Vを果たした。 【ビルボード】東方神起の復帰作が総合アルバム首位 ダウンロード1位はハイスタ 【ビルボード】東方神起『FINE COLLECTION ~Begin Again~』が134,440枚を売り上げアルバム・セールス・チャート1位 嵐『「untitled」』は累計70万枚を余裕で突破  「打上花火」、菅田将暉との「灰色と青」が話題の米津玄師が、自身最大規模の全国ホールツアー【米津玄師 2017 TOUR / Fogbound】を、ニューアルバム『BOOTLEG』の発売日の2017年11月1日よりスタートさせた。「奇跡的なタイミングでもあるこの日を迎えられて嬉しい」とファンに喜びを伝えた米津は、本ツアーで15都市20公演、さらに追加公演として2018年1月9日、10日に初の日本武道館公演も予定している。また先日、『BOOTLEG』に収録されている「灰色と青(+菅田将暉)」の秘蔵映像を公開するなど、まだまだ話題はつきないようだ。 米津玄師&菅田将暉のレコーディングシーンなど秘蔵映像公開 米津玄師「この日を迎えられて嬉しい」新ALリリース日に全国ホールツアー開幕  VAMPSがハロウィン・ライヴイベント【HALLOWEEN PARTY 2017】を、2017年10月27日から3日間、幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールで開催した。初日に登場したBREAKERZはブルゾンちえみwith Bの仮装で登場。今年が初登場となったcoldrainのボーカルmasatoは、映画『バイオハザード』のアリスの姿で、「好きなことを長く続けている先輩たち(VAMPS)を心から尊敬します」と語り観客を魅了した。2日目はMIYAVIが、映画『無限の住人』で万次を演じた木村拓哉から直接借りたという衣装をまとって見事な殺陣を演じ、刀をギターに持ちかえたMIYAVIの前にHYDEが現れると、MIYAVI×HYDEが競演。HYDEとのコラボによる新曲「All My Life」も世界初披露された。そして最終日、この日登場した中島美嘉はHYDE作曲による「GLAMOROUS SKY」をエモーショナルに歌いあげ、場内から大歓声があがった。さらに映画『ブレードランナー』の女レプリカント、プリスに扮したYOSHIKIも「HYDEのためであれば」と今回の出演を果たし、HYDEとX JAPANの「ENDLESS RAIN」を演奏。3日間で総勢4万5千人の観客の心に幸せな余韻を残して、3日間の饗宴は幕を閉じた。 VAMPS【HALLOWEEN PARTY】初日レポ到着、BREAKERSがブルゾンちえみに仮装 VAMPS【HALLOWEEN PARTY】2日目、MIYAVIとHYDEのコラボ「All My Life」が初披露 VAMPS【HALLOWEEN PARTY】最終公演、YOSHIKIとHYDEが「ENDLESS RAIN」を共演  女優・創作あーちすととして活躍するのんが、10月29日に女子美術大学・相模原キャンパスで開催された【2017女子美祭 てんやわんや】に出演し、11月22日にリリースする1stシングル曲「スーパーヒーローになりたい」など全5曲を熱唱した。「おれ、のん! ハッピーハロウィン! ハッピー台風! 今日はみなさん、楽しんで行ってくれ!」と叫び、「女子美入りたかったぜ!」とシャウトするなど、ロックシンガーとしてのポテンシャルを見せつけた。 のん「ハッピーハロウィン! 」美大生&来場者の前で全5曲パフォーマンス その他今週の注目ニュース DISH//北村匠海の初個展にメンバーサプライズ登場!「駆けつけないわけにはいかないじゃない!」 Aimer、TVアニメ『恋は雨上がりのように』ED曲を2018年2月リリース [Alexandros]の新曲「I Don't Believe In You」がMINI新CMソングに LUCKY TAPES メジャーデビュー決定! 次のステージとしてビクターから2018年春デビュー JUJU、新参者シリーズ完結編 阿部寛主演の映画『祈りの幕が下りる時』主題歌を担当
billboardnews 2017/11/06 00:00
YOSHIKI×山中教授の対談動画公開! 名曲「Forever Love」ピアノ生演奏も
YOSHIKI×山中教授の対談動画公開! 名曲「Forever Love」ピアノ生演奏も
YOSHIKI×山中教授の対談動画公開! 名曲「Forever Love」ピアノ生演奏も  日本を代表するクリエイター&イノベーターが一丸となって東京2020大会を盛り上げる「ONE TEAM PROJECT」。この第3弾として、ミュージシャンのYOSHIKIとノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥教授(京都大学iPS細胞研究所所長)の対談動画「2020へのプレリュード」が公開された(http://youtu.be/oA8JH91srE8)。 YOSHIKI×山中教授 対談画像など(全5枚)  「ONE TEAM PROJECT」は、東京2020大会への国民の期待や参画意欲醸成を目指し、日本を代表する文化人や芸術家の方々が一丸となり“ONE TEAM”で大会を盛り上げるプロジェクト。これまで、第1弾に歌舞伎役者の市川海老蔵、第2弾に狂言師の野村萬斎と空手の清水希容選手が参加している。  今回の対談では、YOSHIKIと山中教授が2020年への熱い想いを語り合う。動画の後半には、YOSHIKIによる名曲「Forever Love」のピアノの生演奏も収録されている。 ◎YOSHIKI-コメント 「2020年までに、日本人として世界を舞台に活躍するミュージシャンに」 今回、山中教授とともに2020年への想いを確かめ合えたことで、その決意を新たにしました。東京2020大会を目指すアスリートの方々に対しては、夢を追いかける同志として心から応援したいと思いますし、この動画をご覧になるみなさんにも、同じような想いを抱いていただければうれしいです。We are ONE TEAM! ◎山中教授-コメン 2020年は私にとって、そして日本にとって非常に大切な年になるだろうということを再認識しました。私自身スポーツを愛する者として、日本人として、東京 2020 大会がさらに楽しみになりました。ひとりでも多くの方に、この動画をきっかけに東京2020大会への期待を高めていただければ幸いです。目の前でYOSHIKIさんのパフォーマンスを拝見し、至福の時を過ごさせていただきました。
billboardnews 2017/11/02 00:00
X JAPAN  映画『WE ARE X』サントラがアナログ盤化! 日本盤のみカラーレコード豪華仕様
X JAPAN 映画『WE ARE X』サントラがアナログ盤化! 日本盤のみカラーレコード豪華仕様
X JAPAN 映画『WE ARE X』サントラがアナログ盤化! 日本盤のみカラーレコード豪華仕様  X JAPANに密着し、リーダー・YOSHIKIの内面にも迫った壮絶なドキュメンタリー映画『WE ARE X』。同映画のオリジナル・サウンドトラックが、アナログ盤としても世界発売されることが決定した。日本は2017年12月13日発売予定となる。 X JAPAN 関連画像(全3枚)  X JAPANにとってのアナログ盤は約20年ぶりとなり、古巣ソニーミュージックからは約28年ぶり(前回は1989年リリースのメジャーデビューアルバム『BLUE BLOOD』)のアナログ盤リリースとなる。5,000枚の完全生産限定となる日本盤のみ、赤ジャケット、両面プリント・レアポスター封入、投げ込み4P冊子、ボーナス・トラック1曲収録、ダブル・ジャケット仕様、カラー・レコード(LP1赤盤&LP2青盤)といった豪華仕様となっている。  なお、同サウンドトラックは、イギリスでロック・アルバム・チャートで1位を獲得するという前代未聞の快挙を成し遂げるなど、映画とともに世界各地で大ヒットを記録した。 ◎リリース情報 『「WE ARE X」オリジナル・サウンドトラック』 2017/12/13 RELEASE <完全限定生産盤(LP2枚組)>SIJP 56~57 / 6,000円(tax out.) 【日本盤オリジナル仕様】 ■赤ジャケット  ■両面プリント・レアポスター封入 ■投げ込み4P冊子(歌詞&YOSHIKIメッセージ付)封入 ■ボーナス・トラック「Rusty Nail(From DAHLIA TOUR FINAL~Mubou na Yoru~)」収録(全15曲) ■ダブル・ジャケット仕様(見開き型) ■カラー・レコード仕様(LP1=赤盤 LP2=青盤)  【収録曲】 SIDE-A 01. La Venus(Acoustic Version) 02. Kurenai(From The Last Live) 03. Forever Love 04. A Piano String in Es Dur SIDE-B 05. Dahlia 06. Crucify My Love 07. Xclamation 08. Standing Sex(From X Japan Returns) SIDE-C 09. Tears 10. Longing ~Setsubou no Yoru~ 11. Art of Life -3rd Movement- 12. Endless Rain(From The Last Live) SIDE-D 13. X (From The Last Live) 14. Without You(Unplugged) 15. Rusty Nail(From DAHLIA TOUR FINAL ~Mubou na Yoru~)* *Japan Bonus track
billboardnews 2017/11/01 00:00
VAMPS主宰ハロウィンイベントに中島美嘉&FLOW
VAMPS主宰ハロウィンイベントに中島美嘉&FLOW
VAMPS主宰ハロウィンイベントに中島美嘉&FLOW  2017年10月に幕張メッセにて開催される、VAMPS主宰のハロウィンライブイベント【HALLOWEEN PARTY】。この第6弾の出演者が発表された。VAMPS 関連画像(全4枚)  10月28日のメインアクトとして、来年メジャーデビュー15周年を迎えるFLOWが【HALLOWEEN PARTY】初登場。更に10月29日のメインアクトには、2005年に開催された前身イベント【HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD】以来の出演となる中島美嘉が決定した。  FLOW、中島美嘉は、それぞれ「HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA」にも出演。また、27日の「HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA」に、布袋寅泰のモノマネ芸人として知られるペレ草田が、3年連続出演する事も発表された。  先日のVAMPS神戸公演では、『HUNTER×HUNTER』のクロロの仮装をして大きな話題となっているHYDE。幕張メッセでの各出演者の本気の仮装とパフォーマンスに期待は高まるばかりである。 ◎イベント情報 【HALLOWEEN PARTY 2017】 会場:幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール 開場 14:30 / 開演 16:00 <!ご注意!> ※当公演はハロウィンライブです。仮装してご参加ください。 仮装していただけないと……亡霊たちの機嫌が悪くなってしまいますのでご注意ください! ■10月27日(金)  VAMPS / coldrain / sads / BREAKERZ / MY FIRST STORY / ROTTENGRAFFTY / HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA Special Guest: kyo(D’ERLANGER) <HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA参加アーティスト> VAMPS / kyo(D’ERLANGER) / coldrain / sads / Shinya(DIR EN GREY / SERAPH) / 逹瑯(MUCC) / 柩(GREMLINS / NIGHTMARE) / BREAKERZ / ペレ草田 / MY FIRST STORY / ROTTENGRAFFTY / 分島花音 ■10月28日(土)  VAMPS / 氣志團 / BREAKERZ / FLOW/ ももいろクローバーZ / HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA Special Guest: MIYAVI <HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA参加アーティスト> 明希(シド) / 氣志團 / VAMPS / Shinya(DIR EN GREY / SERAPH) / 逹瑯(MUCC) / 柩(GREMLINS / NIGHTMARE) / BREAKERZ / FLOW /MIYAVI / 分島花音 ■10月29日(日)  VAMPS / ゴールデンボンバー / 中島美嘉 / BREAKERZ / MUCC / HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA Special Guest: YOSHIKI×HYDE  <HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA参加アーティスト> 青木隆治 / 明希(シド) / VAMPS / ゴールデンボンバー/ 中島美嘉 / Shinya(DIR EN GREY / SERAPH) / 柩(GREMLINS / NIGHTMARE) / BREAKERZ / MUCC / 分島花音 <チケット> 料金:9,300円(tax in. / スタンディングブロック指定 / 指定席) ※3歳未満入場不可、3歳以上要チケット チケット一般発売中
billboardnews 2017/10/23 00:00
モーニング娘。'17が初の総合首位獲得、ドリカム新ALのストーリーが明らかに、米津玄師と菅田将暉のタッグ実現:今週の邦楽まとめニュース
モーニング娘。'17が初の総合首位獲得、ドリカム新ALのストーリーが明らかに、米津玄師と菅田将暉のタッグ実現:今週の邦楽まとめニュース
モーニング娘。'17が初の総合首位獲得、ドリカム新ALのストーリーが明らかに、米津玄師と菅田将暉のタッグ実現:今週の邦楽まとめニュース  今週のBillboard JAPANアルバムチャートは、Hi-STANDARDの『THE GIFT』が、初動3日間で85,946枚、その後も約4万枚を売り伸ばす堅調なセールスを続け、週間アルバム・セールス・チャート首位を獲得した。7月に突如現れた街頭看板により、そのリリースがアナウンスされた本作。その後も表題曲の巨大なバンド・スコア掲出、【AIR JAM 2000】のDVD同時発売決定など、事前プロモ―ジョンが大いに話題を呼んだこともあり、CDの読み取り回数をもとにしたルックアップも1位。ダウンロード配信は10月25日からスタートするのでいまのところブランクだが、前述の2冠が大きなポイントとなり、総合アルバムでも大差で首位に立った。配信開始後のチャート・アクションにも要注目だ。 【ビルボード】Hi-STANDARD『THE GIFT』が128,158枚を売り上げアルバム・セールス・チャート1位【ビルボード】Hi-STANDARD『THE GIFT』が総合アルバム首位 CDセールスとルックアップで2冠  シングルチャートでは、モーニング娘。の通算64枚目のシングルにして、12月の日本武道館公演でグループを卒業する工藤遥のラスト・シングルとなる『邪魔しないで Here We Go!/弩級のゴーサイン/若いんだし!』が、週間シングル・セールスチャート首位を獲得した。シングル1位となり、ラジオ94位、ルックアップ7位、Twitter14位、ダウンロード16位と、主にフィジカル領域でのポイントを積み上げ、今作で自身初の“JAPAN HOT100”総合首位に。今回のシングルはトリプルA面シングルとなっており、3曲を合計すればTwitter6位と、コア・ファンを中心として本作の注目度が高かったことが分かる。 【ビルボード】モーニング娘。'17『邪魔しないで Here We Go!/弩級のゴーサイン/若いんだし!』が178,024枚を売り上げSexy Zoneを抑えてシングル・セールス首位獲得【ビルボード】モーニング娘。'17「邪魔しないで Here We Go!」、Sexy Zoneを抑えて初の総合首位獲得  このBillboard JAPANチャートについては、10月7日より、キャイ~ンの天野ひろゆきがパーソナリティを担当するニッポン放送の新番組『Billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWN』でのオンエアがスタートした。毎週土曜日の放送では、総合チャート“Billboard JAPAN Hot100”のTOP20をオンエアするほか、アーティストのインタビューやTwitterを使ったアンケート企画などが実施予定だ。更に、10月13日からは、宮澤智アナウンサーが単独MCを務めるフジテレビの音楽番組『Tune』で、邦楽と洋楽の最新ビルボードチャートが紹介がスタート。同番組は、“金曜日の深夜にホットな音楽情報を”をコンセプトに、幅広いジャンルの音楽がピックアップされる。 『Billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWN』キャイ~ン天野がMCをつとめる大型番組が本日10/7よりスタートフジ新音楽番組『Tune』本日10/13よりスタート 日米のビルボードチャートも紹介  DREAMS COME TRUEのニューアルバム『THE DREAM QUEST』が遂にリリースとなり、これまで伏せられていたアルバムのストーリーが特設サイトにて明らかとなった。本作は、2014年にリリースしたアルバム『ATTACK25』以来、約3年ぶりとなる18枚目のオリジナルアルバムで、本編13曲に、これまで配信限定でリリースされていたCMタイアップ曲、映画主題歌など5曲がボーナストラックとして加わった全18曲入りの作品となっている。本作は、初動3日間で43,110枚を売り上げ現在、アルバムチャートで首位に立っている。10月21日から2018年3月にかけて全国12都市で開催されるツアーはソールドアウトとなっており、CDセールスの勢いもさらにここから加速していくことが予想される。 DREAMS COME TRUE 新ALのストーリーが明らかに! ラジオDJ32名によるドリカムプレイリストも公開【先ヨミ】DREAMS COME TRUEニューAL『THE DREAM QUEST』が4万枚超を売り上げ現在首位、2PMウヨン/有安杏果らが続くDREAMS COME TRUE×中之島にぎわいの森×FM802、シンボルツリー点灯式にドリカム中村正人が出演  11月1日にリリースされる米津玄師のニューアルバム『BOOTLEG』の発売に先駆け、アルバム収録全曲を一夜限りで体感できるプレミアム視聴会が10月10日に東京国際フォーラムで開催された。抽選で当選した1,500名は、新曲含む全曲の試聴と共に、新曲「灰色と青(+菅田将暉)」の楽曲とMV初公開の現場に立ち会う事ができた。それまで未公開となっていた「灰色と青(+?)」が「菅田将暉」と発表されると会場は興奮の渦に。また、米津、菅田とも同世代であり親交のある映像作家「山田健人」が手掛けた新曲「灰色と青(+菅田将暉)」のMVは、公開からわずか24時間以内に100万回再生を突破した。 米津玄師「どうしてもやりたい」菅田将暉とのタッグ実現! 新曲MV公開&ラジオ共演決定米津玄師、「灰色と青(+菅田将暉)」MVが公開からわずか1日で100万回再生突破  ジミー・イート・ワールド(Jimmy Eat World)とストーン・サワー(Stone Sour)とのUSツアーを無事に終え、もうすぐ帰路につくMAN WITH A MISSION。映画『覆面系ノイズ』のED曲「Find You」の映画本編シーンを使用したMVが公開となった。本作は、11月25日全国公開の中条あやみが主演を務める映画『覆面系ノイズ』のエンディングテーマで、11月1日発売の両A面シングル『My Hero / Find You』に収録されている楽曲だ。また、新曲「My Hero」と、同曲がオープニングテーマであるTVアニメ『いぬやしき』とのスペシャルコラボPVも公開された。 MAN WITH A MISSION、映画『覆面系ノイズ』ED曲「Find You」映画VerのMV公開MAN WITH A MISSION 新曲「My Hero」×『いぬやしき』コラボPV公開 その他今週の注目ニュース EXILE TAKAHIRO 新作ミニALにTAKURO(GLAY)書き下ろし楽曲&堤幸彦によるショートフィルムmiwa 光るエレキをかき鳴らす! 新曲「We are the light」最先端技術を駆使したMV公開のん&堀込泰行が【レコードの日】のイメージキャラクターにゲスの極み乙女。、全国ツアー開幕 文春とのコラボが話題の新曲がiTunes総合チャート1位獲得YOSHIKIが1127万円寄付「皆様の1日でも早い回復を祈って」米ハリケーン被災者を支援
billboardnews 2017/10/16 00:00
サブカルチャーは反権力って本当?――文化と政治の新たな潮流
サブカルチャーは反権力って本当?――文化と政治の新たな潮流
ロックは「意識高い系」か(※写真はイメージ)  今年6月、ヒップホップの世界では、ラッパーのSKY-HIが共謀罪法案成立直後に、「キョウボウザイ」という曲を緊急リリースした。リリースといっても、ユーチューブにアップロードしたのである。エイベックスという大手レコード会社でAAA(トリプルエー)というアイドル的なパフォーマンスグループに所属する若いミュージシャンとしては異例のことだった。現代におけるヒップホップのポテンシャルを見せつけられた思いがした。 ●ロックは「意識高い系」か それともドロップアウトか  カウンターカルチャーを体現する音楽は、日本では長らくロックだった。しかしフジロックフェスティバルに「政治を持ち込むな」という声が上がってしまうように、ロックもまたノンポリティカルなものとして受容されているのが現状だ。  ソウル・フラワー・ユニオンは1990年代からアイヌや沖縄の基地の問題等に深くコミットし、政治的なバンドと見なされてきた。しかしリーダーの中川敬はこう言う。 「なぜほかのミュージシャンは中川さんのように政治にかかわろうとしないんですか?って聞かれるんやけどね。いやむしろ逆で、ロックってもともと社会からドロップアウトしたようなやつの音楽でしょ。いろんなアートの中で、音楽だけが特に意識が高いっていうこともありえないんよ」  現在51歳の中川は子どもの頃、歌謡曲少年だった。そんな彼が10代で初めてロックを聞いたとき「ラブソング以外もうたっていいのか」と驚いたという。つまり彼にとってロックは政治のことや社会のことなど「うたいたいことをうたえる音楽」であり、それこそが彼を夢中にさせたロックのカウンターカルチャー性であった。いまでいうところの「意識高い系」である。  しかし彼がいま同世代の大御所ミュージシャンたちや業界人と交流していると、ことさらに政治のことだけに触れない空気を感じるという。これはEMMAが感じていたイラ立ちと同じだ。 「SEALDsを中心に安保法制抗議で多くの人が国会前に集まっていたような時期に、同世代の音楽人と酒を飲んで喋ってても、会話に安倍の『あ』の字も出てこない。そういう世界が厳然とある。これ同じ国なんかよ?という(笑)。まあ昔からそうなんやけどね、やっぱり和を乱さないようにとか、空気を読もうとか、そういう日本元来の精神風土も根深いよね」  中川は今でもしょっちゅうデモや集会に現れるが、歌をうたったりスピーチしたりすることはめったにない。ほとんどの場合はただの参加者の一人だ。また、直接的なメッセージを歌詞に込めるタイプでもない。しかし、カウンターカルチャーとしてのロックは今でも彼のミュージシャンとしての原動力であり続けている。 ●国家の代わりに友愛を 「イマジン」は理想論すぎ? 「夜のストレンジャーズ」の三浦雅也は3.11直後のことをこう回想する。 「震災と原発でみんな落ち込んでるときに、俺たちだけでもハッピーにいこうぜとか言ってるバンドとかすごいムカついた。自分はせっぱつまった気持ちになっていて、ステージ上でいろいろ言える立場でもあるからそういう話をどんどんしたんです。別にメジャーで売れてるバンドでもないのに、言いたいことも言えないのは間抜けだと思ってたから。けど、お客さんはやっぱり引いてる感じはあった」  夜のストレンジャーズもキャリアは長いが、ソウル・フラワー・ユニオンとは違ってポリティカルなバンドとは見なされていなかった。しかしブルース・スプリングスティーンの影響を大きく受けた三浦が歌ってきたのは、「労働者だったりレジスタンスだったり、庶民の話ばっかり」で、彼自身「国家なんてなくなればいいと思ってる」という、きわめてオーソドックスなカウンターカルチャーの申し子だ。  国がなくなった場合に、人は何をよりどころにすればいいと思うか。三浦に尋ねると、彼は長い沈黙のあと、こう答えた。 「友愛……ですかね」  今でも反戦平和運動の現場などではジョン・レノンの「イマジン」をよく聞くが、実はちょっと理想論にすぎると一歩引いて見ている人は多いのではないか。かくいう私自身がそうである。そして右翼はこの歌を無政府主義の極左の思想だと罵る。そういう風潮のなかで、三浦のようなストレートな考えは、今どきめずらしいものだ。  サブカルチャーが掲げてきた理想主義や意識変革は観念的で実効性がなく、現実社会に何の変革も及ぼすことができない──そうした批判は、この20~30年で主流の見方のひとつになった。 ●ムーブメントへの不信 文化的政治は無効なのか  評論家の栗原裕一郎は北田暁大、後藤和智との共著『現代ニッポン論壇事情 社会批評の30年史』(イースト新書)のなかで、今の社会運動における「ムーブメントとしてのDIY文化」の源流を60年代のベトナム反戦運動以来のカウンターカルチャーにあるとし、そうした左派文化運動は「経済オンチ」で、時代が求めているのは文化ではなく政治の言葉だとする。 「僕はムーブメントというものをあまり信用していないのかもしれない。あとから見ると間違っていたことが多すぎるという意識もある。文学者たちの反核などの動きはほとんど全部失敗してます」  栗原にとっては、SKY-HIの「キョウボウザイ」ですら、「いわゆる音楽トライブのごく一部から外に出てない感じで、エコーチェンバーのなかで同じ主義主張の人同士が共鳴しあっているだけ」に聞こえるという。  栗原らの批判は、海外でもポピュラーなものだ。たとえばカナダの哲学者ジョセフ・ヒースとアンドルー・ポターは、『反逆の神話』(NTT出版)で、「左派は文化的政治をやめよ」と主張する。カウンターカルチャーはその性質上「ディープさ」「ラディカルさ」を追求する傾向が強く、そのために現実の社会問題に有効な解を与えず、「ユートピア志向の欲求」を保つことそのものが目的化しているという。  いま日本でよく見られるリベラル批判や、あるいは社会運動や政治的意見表明そのものへの忌避感も、おおむね似た論理に支えられている。憲法9条をめぐる議論、安保法制をめぐる議論、原発をめぐる議論、それらすべてにおいて、「理想論を無責任に唱える左派vs.現実主義的な保守」という構図に落とし込む論調が強い。  先の『反逆の神話』にはカート・コバーン、ドラッグ、ディープエコロジー、インド、禅、スローフードといったものは登場するが、パブリック・エネミーは出てこない。ラップもヒップホップも「消費文化」の一例として語られるだけだ。  しかし、最近の社会運動は、実は理想論よりも極めて現実的で限定的な要求をつきつけるものが多くなっている。批判者の多くはこの点を見落として、従来の「お花畑的左派」の枠組みに無理やり押し込めようとしているのではないか。逆に「現実は甘くない」と言いたがる保守や右派のほうが、日本を過度に美化して現実から乖離してしまっているようにも見える。  そうした微妙な変化が、政治的意見表明に伴う「音楽的文脈」の性質も変えつつある。前回の原稿をギル・スコット=ヘロンと中田亮の話から始めたのも、そういう意図からだった。 ●権力に対抗する文化 権力が支配する文化  劇作家の宮沢章夫によれば、サブカルチャーとは「1956年に始まったもの」であり、エルヴィス・プレスリーや太陽族やビートニク以降のカウンターカルチャーのことを指す。それが90年代なかば以降の日本ではさらにカタカナの「サブカル」として区別される。宮沢は言う。 「いい意味でサブカルチャーが持っていた政治へのかかわりと全く異質な文化が、90年代になって出てくる。それが露悪趣味を伴う『サブカル』。ただ、彼らの多くは冗談でそれを始めたと思うけど、その冗談を理解できずに『サブカル』を使う者がいる」  ロックに関していえば、X JAPANのYOSHIKIが皇居前でピアノ演奏したのが99年だった。 「そこで天皇のあり方を問うような曲を歌えるかといえば歌えない。逆にそれがいいことなんだと、そういうふうになりましたよね。だからある種類のロックは、もう異なる音楽になっていた」  宮沢のサブカルチャー論では、日本のサブカルチャーは新宿→原宿→渋谷→秋葉原と基軸となる都市を移動しながら時代ごとの文化的ヘゲモニーを発揮してきた。文化的ヘゲモニーとは、端的にいえば「かっこよさ」のことだ。たとえば椎名林檎は98年に過去の「新宿」的なかっこよさをメタに再解釈するスタイルで登場したが、そのあり方自体に、ある種の批評とネタを含んでいた。  2014年のワールドカップでNHKに提供した「NIPPON」という曲、そして2020年東京五輪にからんで日本が「誇りを取り戻す」ことをしきりに主張する最近の彼女はナショナリズムの色を強めつつあるが、これも「右傾化」とは少し違うのかもしれない。「右」や「左」もネタとして、しばしば露悪的に消費するのが「サブカル」以降の特徴とも言えるからだ。しかしときに、ネタがベタになるということも起きる。  軍歌研究者の辻田真佐憲は、かつて軍歌がたどった道をこう説明する。 「昭和の戦争のときに商品で軍歌をつくっていた人は別に本気で信じていたわけではなくて、売れると思ってやってたわけです。しかしそれがプロパガンダとして軍国主義を後押しした。ネタのつもりがいつの間にか引きずり込まれてしまったんですね。それに近いことが、いまいろいろなところで起きているという感じもします」  サブカルチャーを文字通り上位文化に対する下位文化ととらえた場合、広く大衆文化を意味するが、それはカウンターカルチャーとは違うものだ。単に大衆の欲望を反映したものであることは、権力に対抗的であることとは違う。辻田は言う。 「○○に政治を持ち込むなと言う人は、政治と文化芸術が別にあるという前提でものを言う。しかしもともと文化芸術と政治は一緒になるものです。たまたま時代によっては離れてるかもしれないけど、注意しないと普通に結びつく。そのうえで、じゃあどういう結びつきならいいのか、この結びつきは大丈夫なのかとチェックするようにしないと、いつの間にか政治が染み込んでくる。そのほうが危ない」  大本営発表にしろ、軍国主義にしろ、必ずしも上から押し付けられたものではなく、それは大衆の欲望とセットになっていたと、辻田は言う。ひるがえって考えれば、カウンターカルチャーですら、自身を消費するという未来も含めて、大衆の欲望を反映していたものだったのではないか。  文化は政治に大きな影響を与えることを示したのが20世紀中盤のカウンターカルチャーだった。しかし同時にそれは、大衆の欲望を反映したサブカルチャーの一形態にすぎなかった。だとすれば、我々はサブカルチャーで対抗することができるが、簡単にそれに支配されてしまうともいえる。  革命はテレビではやらないが、音楽もまた部屋の中だけで鳴っているわけではないのだ。 (フリー編集者、ライター・野間易通) ※AERA 2017年9月4日号
AERA 2017/09/12 16:00
YOSHIKIスペシャルゲスト出演で、表参道ヒルズが一時騒然、【VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2017】でサプライズ演奏
YOSHIKIスペシャルゲスト出演で、表参道ヒルズが一時騒然、【VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2017】でサプライズ演奏
YOSHIKIスペシャルゲスト出演で、表参道ヒルズが一時騒然、【VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2017】でサプライズ演奏  YOSHIKIが、9月9日に開催された【VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2017】のオープニング・セレモニーにスペシャルゲストとして出演した。 出演1時間前の解禁だったにも関わらず、発表と同時に会場の表参道ヒルズには人が溢れ返り、 YOSHIKIのピアノ演奏を一目見たさに多くの人が押し寄せた。YOSHIKIの登場と共に、会場内には割れんばかりの歓声と凄まじい数のフラッシュの嵐。それはしばらく鳴り止む事なく、会場中が大興奮となった。そしてX JAPANの代表曲「Forever Love」と「ENDLESS RAIN」2曲を演奏し、美しく光り輝くクリスタルピアノから奏でられるピアノの音色で、この日会場に集まった3,400名の観客を魅了した。ENDLESS RAINの曲の終盤には、 どこからともなく大合唱が巻き起こり、いつの間にか表参道ヒルズ一体がYOSHIKIのライブ会場さながらの空間と化していた。  YOSHIKIが、日本人男性として初めて表紙を飾った10月号の『VOGUE JAPAN』の撮影は、 5月の頚椎人工椎間板置換手術からわずか3週間後、リハビリを行っていたロサンゼルスから急遽ニューヨークへ飛び行われたという。パフォーマンス後のトークの中でYOSHIKIは、表紙のオファーを受けた時の事について「手術後3週間のタイミングでいただいたお話で、地獄と天国が同時にきたかんじ(笑)やりがいのある、とても光栄なお話でした」と語った。  また、 VOGUE JAPAN渡辺三津子編集長は「世界のファッション界で、様々な話題を呼んでいる」と、 今号の自身の表紙が世界中でセンセーショナルを巻き起こしていることを明かし、YOSHIKIも嬉しそうな笑顔を見せた。
billboardnews 2017/09/11 00:00
YOSHIKI、ニコ動特番でピコ太郎と「Forever Love × PPAP」即興コラボを披露
YOSHIKI、ニコ動特番でピコ太郎と「Forever Love × PPAP」即興コラボを披露
...KIプロデュースの新作ワイン『Y by Yoshiki』を飲んだピコ太郎は、「ダチョウが飛んだ!」とその美味しさを表現。飛べないダチョウが飛ぶほどの驚きの味わいという、いかにもピコ太郎らしいワードセンスにクールなYOSHIKIも腹を抱えて大爆笑した。  番組後半では、日本の祭りとダンスミュージ...
billboardnews 2017/09/06 00:00
YOSHIKI ディナーショーで「yoshikitty」ネイルシールセット先行発売
YOSHIKI ディナーショーで「yoshikitty」ネイルシールセット先行発売
YOSHIKI ディナーショーで「yoshikitty」ネイルシールセット先行発売  2017年8月26日よりスタートするYOSHIKIのプレミアムディナーショー【EVENING WITH YOSHIKI 2017 IN NAGOYA & OSAKA & TOKYO JAPAN】。この公式yoshikittyグッズとして、7月に開催されたX JAPANの日本ツアー会場で発売され完売したネイルシールセットの新デザインが先行発売される。yoshikitty グッズ画像(全2枚)  ディナーショーでは、世界で活躍するYOSHIKIのピアノとカルテットによる美しく華麗な演奏はもちろんのこと、YOSHIKIの日頃は聞けないトーク、フレンチのフルコースディナー、YOSHIKIワインを含む素敵なお土産、私物を購入出来るチャリティー・オークション、限定グッズの販売なども実施。食事や会場の雰囲気も含めて、かけがえのないプレミアムで素敵なひと時が流れる。  このディナーショーで先行発売されるネイルシールセットの新デザインは、エンジェルやクロス、バラのジュエリーシールが付いた「エンジェルバージョン」、ブルーを基調に青バラやジュエリーがデコれる、2017新作デザインである「シンデレラバージョン」、和柄デコが楽しめる「YOSHIKIMONOバージョン」の3種となる。 ◎商品情報 yoshikittyネイルシールセット・2017・エンジェル 1,500円(tax in.) yoshikittyネイルシールセット・2017・YOSHIKIMONO 1,500円(tax in.) yoshikittyネイルシールセット・2017・シンデレラ 1,500円(tax in.) <先行発売日時> 2017年8月26日(土)27日(日)名古屋マリオットアソシアホテル 2017年8月29日(火)30日(水)ザ・リッツ・カールトン大阪(ザ・グランド・ボールルーム) 2017年9月01日(金)02日(土)グライドハイアット東京(ボールルーム)
billboardnews 2017/08/22 00:00
YOSHIKIが日本人男性として初めて『VOGUE JAPAN』の表紙に
YOSHIKIが日本人男性として初めて『VOGUE JAPAN』の表紙に
YOSHIKIが日本人男性として初めて『VOGUE JAPAN』の表紙に  X JAPANのYOSHIKIが、日本人男性として初めて『VOGUE JAPAN』の表紙に起用されることが分かった。  YOSHIKIが表紙を飾る『VOGUE JAPAN』10月号(8月28日発売)のメインテーマは「ROCK STAR」だ。表紙撮影はイタリア出身のファッションフォトグラファーデュオ、ルイージ&イアンゴ(Luigi &Iango)が担当。またYOSHIKIと共に表紙を飾るのはアルゼンチン出身のスーパーモデルMica Arganarazが起用された。  撮影は6月上旬にニューヨークで行われ、頚椎人工椎間板置換手術後、 自身にとって初の現場となった。手術からわずか3週間、 担当医から飛行機の搭乗許可を得てまで臨んだ今回の撮影を、 YOSHIKIは「とても刺激的だった」と振り返っている。
billboardnews 2017/08/21 00:00
MAGIC OF LiFE、フランスでのライブパフォーマンス映像を公開
MAGIC OF LiFE、フランスでのライブパフォーマンス映像を公開
MAGIC OF LiFE、フランスでのライブパフォーマンス映像を公開  MAGIC OF LiFEが、7月にフランス・パリで開催された【JAPAN EXPO】に出演しライブ映像が公開となった(https://youtu.be/uG9B8EGkK-g)。  JAPAN EXPOは国外最大規模となる日本のカルチャーを広めるイベントで、MAGIC OF LiFEの他にはMONOEYESやYOSHIKI、わーすた、suga/esなど豪華出演者が登場した。  MAGIC OF LiFEは、7月6日、7月8日にライブを開催。映画弱虫ペダルのテーマ曲「はじまりの日々」や、最新シングル「線香花火」など組み込むセットリストで、フランスのオーディエンスを沸かせた。 公開された映像は、国内とは違ったパフォーマンスや外国語を多く取り入れたMCなど普段観られない豪華映像が楽しめる。 ◎リリース情報フルアルバム 『Niemeyer』   2017年9月6日(水)3,000円(tax out.)/DDCZ-2165<収録曲>01.Answer02.見えない私と見える僕03.Jewelry04.はじまりの日々05.線香花火06.Kenka07.スキルフラワー08. Schroedinger09.乱舞ランデブー10.それでいい11.スターチス ~Acoustic Ver.~(CD盤限定収録) ◎ツアー情報MAGIC OF LiFEワンマンツアー2017【Niemeyer】  09月24日 (日) 渋谷クラブクアトロ09月30日 (土) 広島BACK BEAT10月01日 (日) 福岡Queblick10月07日 (土) 仙台LIVE HOUSE enn 2nd10月09日 (月・祝) 新潟CLUB RIVERST10月22日 (日) 札幌COLONY ※ゲストバンド「The Floor」10月28日 (土) OSAKA MUSE11月17日 (金) 名古屋ELL
billboardnews 2017/08/04 00:00
医師676人のリアル

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すべては命を救うため──。朝から翌日夕方まで、36時間の連続勤務もざらだった医師たち。2024年4月から「働き方改革」が始まり、原則、時間外・休日の労働時間は年間960時間に制限された。いま、医療現場で何が起こっているのか。医師×AIは最強の切り札になるのか。患者とのギャップは解消されるのか。医師676人に対して行ったアンケートから読み解きます。

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どんな人にも「忘れられない1日」がある。それはどんな著名な芸能人でも変わらない。人との出会い、別れ、挫折、後悔、歓喜…AERA dot.だけに語ってくれた珠玉のエピソード。

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