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【ビルボード】動画再生数が急伸、DAOKO×米津玄師「打上花火」が3冠で総合首位に到達
【ビルボード】動画再生数が急伸、DAOKO×米津玄師「打上花火」が3冠で総合首位に到達
【ビルボード】動画再生数が急伸、DAOKO×米津玄師「打上花火」が3冠で総合首位に到達  前週に引き続き、ダウンロード、ストリーミング、動画再生数でDAOKO×米津玄師「打上花火」が1位となり、?JAPAN HOT100”総合首位を獲得した。特に動画再生数は、前週の4,890,922回から7,474,063回へと約300万回も数字を急伸させての1位となっており、同2位のTWICE「TT」は2,467,923回で、実にトリプル・スコアの大差をつけている。米津関連楽曲は動画再生で複数曲がランクインしているが、そのなかでも「打上花火」は突出した再生数の伸びを見せており、キラー・トラックとして定着する可能性が高い。  今週のシングル・セールスではMONSTA X「Beautiful」が68,218枚を売り上げて1位となり、続いてFlower「たいようの哀悼歌」が61,663枚で2位となる結果となったが、他指標を合算する総合HOT100では、「たいようの哀悼歌」がダウンロード、ストリーミング、ルックアップで「Beautiful」を上回り逆転、Flowerが総合2位、MONSTA Xが総合4位という結果となった。  PCによるCD読取数を示すルックアップでは、Mr.Children「himawari」と星野源「Family Song」が激しい首位争いとなり、今週は「himawari」に軍配が上がった。Mr.Childrenといえば、フジ月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』主題歌「HANABI」のリバイバル・ヒットも根強く、ダウンロード3位のポイントが牽引する形で総合14位に留まる健闘を見せている。 ◎【JAPAN HOT100】トップ201位「打上花火」DAOKO×米津玄師2位「たいようの哀悼歌」Flower3位「Family Song」星野源4位「Beautiful」MONSTA X5位「逃げ水」乃木坂466位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン7位「オアシスと果樹園」桑田佳祐8位「BRAVE STAR」天海春香(中村繪里子),如月千早(今井麻美),四条貴音(原由実),秋月律子(若林直美)9位「TT」TWICE10位「himawari」Mr.Children11位「RAIN」SEKAI NO OWARI12位「ピースサイン」米津玄師13位「Beautiful Day」Lead14位「HANABI」Mr.Children15位「恋」星野源16位「慕情」中島みゆき17位「Paradise」FTISLAND18位「英雄 運命の詩」EGOIST19位「Desir」GARNiDELiA20位「虹」高橋優
billboardnews 2017/08/30 00:00
Aimer、プラネタリウム“天空”のリニューアル・テーマソングを担当
Aimer、プラネタリウム“天空”のリニューアル・テーマソングを担当
Aimer、プラネタリウム“天空”のリニューアル・テーマソングを担当  11月22日にリニューアル・オープンする『コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウン(R)』のテーマソングに、Aimerの「六等星の夜 Magic Blue ver.」が起用されることが分かった。8月29日に行われた自身初の武道館公演にて発表されたものだ。  「六等星の夜」は、2011年にリリースされたAimerのデビュー・シングル。今回のテーマ・ソングへの起用を受け、“天空”のリニューアル・コンセプトである『Magic Blue』をテーマに、ピアノとストリングスによる壮大なアレンジが施された。リニューアルとなる“天空”には、最新の3Dドーム音響『Sound Dome』システムを導入。球体のドームを埋め尽くすように43個のスピーカーが配置され、前後左右だけでなく上下や回転といった、きめ細かい音像移動を表現することが可能となるとのこと。  なお、この「六等星の夜 Magic Blue ver.」は、10月11日にリリースされるAimerの13thシングルに収録予定。 ◎施設情報『コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウン(R)』休館期間:2017年10月2日(月)~11月21日(火)リニューアル・オープン:2017年11月22日(水)場所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ7階 ◎リリース情報AimerNew Single『ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.』2017/10/11 RELEASE<期間生産限定盤>SECL-2212 / 1,500円(tax out)※「Fate/stay night [Heaven's Feel]」描きおろしイラストSPパッケージ※2018年3月末日までの期間生産限定<初回生産限定盤(CD+DVD)>SECL-2209 / 1,500円(tax out)※DVD:「zero」「歌鳥風月」MUSIC VIDEO収録<通常盤>SECL-2211 / 1,250円(tax out)<完全生産限定盤(ファンクラブ限定盤)>SEC8-16 / 1,250円(tax out)※Aimerファンクラブ限定CDジャケット&ブックレット <トラックリスト>1. ONE2. 花の唄3. 六等星の夜 Magic Blue ver.4. 糸(※中島みゆきカバー)
billboardnews 2017/08/30 00:00
中島美嘉を“FULL COURSE”で堪能できる全国ホールツアー開催
中島美嘉を“FULL COURSE”で堪能できる全国ホールツアー開催
中島美嘉を“FULL COURSE”で堪能できる全国ホールツアー開催  中島美嘉の全国ホールツアー【MIKA NAKASHIMA FULL COURSE TOUR 2017~YOU WON'T LOSE~】が、2017年10月13日の初となる中国ワンマンを皮切りに、日本国内12か所13公演開催される。  昨今のライブでは、「私は泣きたい時、苦しい時、一緒に泣けるアーティストでいたいと思っています。私のライブに来た時だけは、自分の気持ちに素直になって、今抱えているものを全部置いてすっきりした気持ちで帰って欲しいと思っています」と語っている中島美嘉。本公演は2015年のベストツアーからおよそ2年振りのフル編成でのとなり、今年3月にリリースされた4年振りのオリジナルアルバム『TOUGH』を引っ提げ、これまでのシングル曲やカヴァー曲なども盛り込まれた、まさに中島美嘉を“FULL COURSE”で堪能できる内容となる予定。  なお、8月9日には自身初の全新録カヴァーアルバム『ROOTS~Piano & Voice~』がリリースとなる。 ◎ツアー情報 【MIKA NAKASHIMA FULL COURSE TOUR 2017~YOU WON'T LOSE~】 11月02日(木)広島・東広島芸術文化ホールくらら 大ホール 11月04日(土)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール 11月12日(日)新潟・新潟テルサ 11月19日(日)神奈川・秦野市文化会館 大ホール 11月22日(水)福岡・福岡国際会議場 11月23日(木・祝)大阪・大阪国際会議場 メインホール 11月26日(日)群馬・渋川市民会館 大ホール 12月03日(日)栃木・佐野市文化会館 大ホール 12月10日(日)青森・弘前市民会館 12月17日(日)岐阜・飛騨市文化交流センター スピリットガーデンホール 12月22日(金)東京・日本青年館ホール 12月23日(土・祝)宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール 12月29日(金)東京・Bunkamuraオーチャードホール <チケット> 6,800円(tax in.) ※3歳以上有料 ※3歳未満のお子様は保護者1名につき1名まで膝上鑑賞可(但し座席が必要な場合は有料) ◎リリース情報 カヴァーアルバム『ROOTS~Piano & Voice~』 2017/08/09 RELEASE <初回盤>(CD+DVD)AICL-3376~3377 / 3,240円(tax in.) <通常盤>(CD)AICL-3378 / 2,268円(tax in.) 【CD】 1. メロディー(玉置浩二) 2. SAY YES(CHAGE and ASKA) 3. 空も飛べるはず(スピッツ) 4. あなたのキスを数えましょう-You were mine-(小柳ゆき) 5. 幻(柴田淳) 6. 命の別名(中島みゆき) 7. ひろ(amazarashi) 8. 祭りのあと(桑田佳祐) 【DVD】 ・【MIKA NAKASHIMA 15TH ANNIVERSARY BEST LIVE IN TAIPEI】& ライブドキュメント映像 ◎リリース アルバム『TOUGH』 <初回盤>CD+DVD AICL-3292~3293 / 3,800円(tax in.) ※フォトブックレット仕様 <通常盤>CD AICL-3294 / 3,000円(tax in.)
billboardnews 2017/08/07 00:00
Aimerのニューシングルを梶浦由記がプロデュース
Aimerのニューシングルを梶浦由記がプロデュース
Aimerのニューシングルを梶浦由記がプロデュース Aimerの新曲「花の唄」を『Fate/stay night [Heaven's Feel]』の劇伴音楽を手掛ける梶浦由記が、楽曲提供およびプロデュースすることが分かった。 同楽曲は、10月11日にリリースされるAimerの13枚目のシングル。10月14日公開の劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]?.presage flower』の主題歌にも決定している。 Aimerは2015年発表の関連作品である『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のオープニングテーマも担当しており、そのオープニングテーマ「Brave Shine」は日本のみならず香港、シンガポール、インドネシア、タイなどのアジア各国でも1位を獲得する大ヒットとなり、Aimerの代表曲の1つとなった。Aimerと「Fate/stay night」の待望の再会を、梶浦由記がいったいどんな風に演出するのかに期待したい。 ◎リリース情報『ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.』2017/10/11 RELEASE期間生産限定盤SECL-2212 1,650円(tax in)※「Fate/stay night [Heaven's Feel]」描きおろしイラストSPパッケージ※2018年3月末日までの期間生産限定 初回生産限定盤(CD+DVD)SECL-2209 1,650円(tax in)※DVD:「zero」「歌鳥風月」MUSIC VIDEO収録 通常盤SECL-2211 1,320円(tax in) 完全生産限定盤(ファンクラブ限定盤)SEC8-16 1,320円(tax in)※Aimerファンクラブ限定CDジャケット&ブックレット 収録曲:M1「ONE」M2「花の唄」※劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」?.presage flower主題歌M3「六等星の夜 Magic Blue ver.」M4「糸」※トヨタホームTVCMソング・中島みゆきカバー
billboardnews 2017/07/31 00:00
恋愛ありイジメあり! 老人ドラマ「やすらぎの郷」が愛される理由
恋愛ありイジメあり! 老人ドラマ「やすらぎの郷」が愛される理由
「ほとんど実話だと思ってもらっていい」と話す倉本聰(撮影/遠崎智宏)  脚本家・倉本聰(82)がシルバー世代に向けて執筆した昼ドラ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系、月~金)がますます注目されている。4月の開始から視聴者の「老人観を変えた」と言われ、ファンの年齢層も広がっている。愛される理由を探った。  舞台はテレビ界に功績のあった者だけが入れる無償の老人ホーム「やすらぎの郷」。テレビの黄金時代を築いた脚本家の菊村栄(石坂浩二)を中心に、入居する往年のスターたちがさまざまな騒動を巻き起こす。 「視聴者から直接声をかけられることが多い。最近はこのドラマがみなさんに定着してきたな、という思いはあります」  そう話すのは、中込卓也プロデューサーだ。しかし、月~金の昼に帯ドラマを放送すると決まった当初は不安しかなかった。 「テレビの現場の人間にとってみれば、ドラマは大河と朝ドラが別格。その次にゴールデン、スペシャル、2時間サスペンス、深夜番組、最後が帯ドラマという感覚なんです。それだけに、『なんていう決断をしてくれたんだ』と思いましたよ」(中込P)  そもそもテレビ朝日には帯ドラマがなかった。東海テレビやTBSは昼ドラから撤退。まさに時代に逆行する試みだった。それでも実現したのは、「倉本さんの脚本だったことが大きい」(同)。  倉本によれば構想2年。登場人物一人ひとりの履歴(背景)をつくっていく作業に約1年半かかった。「書き始めたら4カ月。130話をあっという間に書き上げた」と振り返る。 「僕が死んだりダウンしたりしたら、代わりがいないんですよ。僕しか知らないことを書いているから。とにかく死なないで書かなくちゃいけない。その責任感で必死に書きました」  倉本が「一生をかけて体験してきたテレビ界と芸能界」がポイントだった。 「そこに生きている人間たち、出ている役者たちは個人的にも付き合っている人が多いですから。なんていうのかな、彼らは世間に表の顔ばかり見せているけど、裏の部分があるわけでしょ。それは孤独や嫉妬であったり、邪心であったり、いろんなことがあると思うんですよ。それがみんな悲しみにつながっていく。僕は決してコメディーを書いているつもりはない。人間の行動はみんなシリアスです。チャプリンの言葉じゃないけど、人間の行動はアップで見ると悲劇だけど、ロングで見ると喜劇になっちゃう。そこを書きたい、ということなんです」  ドラマ評論家の成馬零一さんは、「本作自体が昭和のテレビ史の総括。優れたドラマ論になっている」と話す。 「テレビ史を背景にした脚本のおもしろさ、リアリティーがある。事件やキャラクターたちの元ネタ探しができるので、ネットとの相性抜群。『あれは誰のことだ』などとゲームのように広がっています」  実際、ドラマで起こる騒動や事件について倉本は、 「ほとんど実話だと思ってもらっていい。実際にあった何かをヒントにしたり、ベースがあったりするものを書いています」  恨みを晴らしたい相手を呪う儀式「ナスの呪い揚げ」も実話。五月みどり演じる三井路子が菊村に執筆を迫った、「処女を捧げるとき」など「女が一生のうちに経験する三つのターニングポイント」の小説ネタも、実際に五月から倉本が頼まれた実話に基づいているという。八千草薫演じる姫の「ねぇ」は、八千草の口癖から落とし込んだ。 「本人は気づいてないらしいんです。『そんなにねぇって言います?』って言うから、『しょっちゅう言ってますよ』『そうかしら?』なんて。でも、それがへんにかわいくて。突然出てくるから脈絡がないおもしろさがあるんです」(倉本)  話がおもしろくて往年の大スターたちが集結しているのだから、視聴者が興味をかき立てられないはずがない。「浅丘ルリ子の大ファンだった」と言う83歳の男性は、 「スターたちの若いころの写真が出てくると懐かしくて、自分の青春時代も思い出してしまう」  77歳の女性は言う。 「高齢とはいえスターのオーラは失われていない。間を含めた演技に見ほれ、彼らが流す涙に一緒に涙しています」  50代半ばの夫婦は「毎日録画して夕食時に夫婦そろって見ている」と話す。妻は第69話で、投身自殺した小春(冨士眞奈美)からマヤ(加賀まりこ)が最後の手紙を受け取って心情を菊村に吐露するエピソードが心に刺さった、と言う。 「(すっかり落ちぶれ、パートナーに捨てられた)小春がやすらぎの郷から出ていったエピソードもつらかったんですが、だからこそ、マヤの『私、(最後の)手紙を出す相手がいないのよ』の言葉に泣きました。私にもそんな人いるかなあと、ひとりになったときの自分を想像してしまったんです」  70代の男性は、第41話で菊村、大納言こと岩倉正臣(山本圭)、マロこと真野六郎(ミッキー・カーチス)が釣りをしながら「あの世でもう一度会いたい人」について話していたシーンに胸が締めつけられたと言う。 「女房なら、若いころより、死ぬ間際の老けた女房に俺は会いてえ。そのほうが、しゃべる話が何だかいっぱいある気がしてな」(大納言) 「私も、今すぐ会えるというなら、若く輝いていた昔の律子(風吹ジュン演じる亡くなった元女優の妻)より、死期の迫った晩年の律子に会うことのほうを選ぶに違いない」(菊村)  その会話は、女性視聴者の琴線にも触れた。 「若い女性が好まれる日本にあっていい話だなと。夫もそう思ってくれるときがいつか来るのだろうかと思ったらなんだか切なく、やさしい気持ちになりました」(50代女性)  本作は「(視聴者の)老人観を変えた」と前出の成馬さん。 「老人たちが主役だが、恋愛ありイジメあり、煩悩にまみれて俗っぽい。老人を表現するドラマなのに圧倒的に新しい。僕は高校生の“学園ドラマ”だと思って見ています。それでいて、遺産や相続などの話もあり、老人になった場合のシミュレーションとしても圧倒的におもしろい。辛気くさかった老人ホームのイメージも明るく変わりました」  昨年10月から始まった撮影はすでに全編終了。今後は9月末のクライマックスへと向かっていく。中込プロデューサーは言う。 「新しい登場人物が何人か出てきて、大きな話の転換点を迎えます。恋の話もあり、行き着く先が『実はこういう話だったんだ!』というクライマックスが待っている。そのテーマが、中島みゆきさんの主題歌『慕情』に集約されています。最後まで見て曲を聴くと『そこまで考えて作られているんだ』と納得できると思います。お見逃しなく」 ※週刊朝日  2017年8月4日号
ドラマ
週刊朝日 2017/07/28 11:30
「松任谷校長のお手伝い」というユーミンの“超レア”なライブとは?
神舘和典 神舘和典
「松任谷校長のお手伝い」というユーミンの“超レア”なライブとは?
松任谷由実さん 松任谷正隆さん(右)と大貫妙子さん 稲垣潤一さん(左)と松任谷正隆さん 清水ミチコさん 集合写真  ウオ―――――――――――!  ライブの終盤、ステージにユーミンが現れると、会場がどっと沸いた。ポニーテイルにピンクのフレームのサングラス。「MERMAID KISSES & STARFISH WISHS」とプリントされたTシャツがかわいい。 「こんばんは! 松任谷由実です。松任谷校長の家でお手伝いしてまーす」  ワア―――――――――――!  今度は客席が笑いに包まれた。 「松任谷校長」とは夫であり音楽プロデューサーの松任谷正隆のこと。松任谷は1970年代から、ユーミンをはじめ、吉田拓郎、ゆず、いきものがかりなどの音楽を手掛け、日本のポップシーンの最前線で活躍し続けている。同時に、マイカ・ミュージック・ラボラトリー校長という顔も持つ。マイカは、1986年10月に東京・世田谷の二子玉川で開校した音楽学校だ。現在は隣街の用賀の住宅街に移転。作詞、作曲、編曲、歌唱、楽器演奏、ダンス……などのクラスがあり、プロのミュージシャンやシンガーソングライターを数多く輩出している。  マイカは「MICA」と書く。ユーミンが名付けた。同じ場所にある松任谷夫妻の事務所は「雲母社」と書いて“きららしゃ”。多摩美術大学で日本画を専攻していたユーミンが雲母色というオーロラのような色彩に惹かれ、社名にした。雲母の英訳が「MICA」なのだ。  そのマイカの、地下2階のスタジオで、7月21日、22日、23日の3日間、創立30周年記念コンサートが開催された。 「メモリアルコンサートだからこそホームグラウンドでやりたい」  松任谷の強い希望で、会場はホールではなく校内のスタジオになった。  客席数はわずか120。学園祭の教室コンサートのようだ。会場にはマイカの在校生、卒業生に加え、抽選で選ばれた一般の音楽ファンの顔もある。男性もいる。女性もいる。20代もいる。60代もいる。  ユーミンが1曲目に歌ったのは「ずっとそばに」。1983年のアルバム『REINCARNATION』に収録されている情緒的なラヴソングだ。ソプラノサックスが歌と溶け合うように響いた。  全国ツアー中のユーミンは2日前まで東京公演だった。会場は東京国際フォーラム ホールA。客席数5000。それが、この日は手の届きそうな距離で歌っている。マイカ関係者の特権だ。このライブのために在校生、講師、OB&OGでバンドも結成。通常のユーミンのライブやレコーディングにも、松任谷が育てたマイカ出身者が参加している。 「ずっとそばに」に続いて歌われたのは、ユーミン初期のヒット曲の1つ「中央フリーウェイ」。アップテンポの曲で、客席はさらに盛り上がった。 「学校をやりたいんだけど」  30年前、松任谷がユーミンに打ち明けた。 「えっ、何を言ってるの?」  ユーミンは最初、松任谷の話す意味が理解できなかったという。  ただ、その時、1本の映画を思い出した。ピーター・オトゥール主演のアメリカ映画『チップス先生さようなら』だ。松任谷はこの作品が好きで3回ほど一緒に観たことがあるが、3回ともラストシーンで目に涙をためていたからだった。 「この人、本気だわ」  ユーミンは悟った。 「うちはずっと犬を飼っているんだけど、1度だけ猫と住んだことがあるのね。その時、松任谷校長は本気で、お手! お座り! 待て! を教えこみました。彼が誰かに何かを教える執念はすさまじい。忍耐強い。けっしてあきらめません」  ユーミンのMCに客席は笑いに包まれ、関係者スペースで待機する松任谷は苦笑いした。  3曲目は「鷹になる日」。マイカ生のオリジナル曲だ。この30年の間に生徒がつくった膨大な数の作品の中から講師がセレクトし、さらに松任谷が数曲にしぼり、最終的にユーミンが1曲を選んだ。生徒が作詞作曲した曲をユーミンが歌ってくれるなんて。曲を作った見知らぬ在校生に嫉妬を覚える。  4曲目は「卒業写真」。ツアーのアンコールで歌われる名曲だが、いつもはキーボードとのデュオ。しかし、この日はマイカバンドでの演奏。楽器の数だけ音に厚みがある。  マイカの開校30周年記念ライブは、ゲストの顔ぶれも豪華だった。 ●7月21日 稲垣潤一、清水ミチコ、岩沢幸矢(ブレッド&バター)、REICOなど ●7月22日 杉真理、東郷昌和(元BUZZ)、遠藤響子、熊谷幸子など。 ●7月23日 大貫妙子、杉真理、東郷昌和、LISA(ex m-flo)など。  マイカ出身者や、マイカにゆかりのあるミュージシャンが集まった。  稲垣潤一は代表曲の1つ、「夏のクラクション」を歌った。キーボードの演奏は松任谷。オリジナルを大切にしつつも、微妙にアレンジを施したイントロが美しい。  この曲のレコーディングはマイカの講師、重実博がプロデュースした。 「1週間毎日、トータルで100回は歌わされました」  稲垣が1980年代のスタジオを懐かしむ。  ユーミンのモノマネでもおなじみの清水ミチコは歌マネのメロディを披露。 「マイカの皆さんは私を反面教師にして、オリジナリティを追求してください」  そう言って、井上陽水の「少年時代」、中島みゆきの「糸」、忌野清志郎のタイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」、ユーミンの「雨の街を」などを数小節ずつ弾き語っていく。  大貫妙子は松任谷がキーボードを担当するバンドで「横顔」と「色彩都市」を歌った。そこでひと呼吸置くと、2人でステージのセンターに並ぶ。  松任谷の表情がややこわばっている。特別な何かが始まるらしい。 「本邦初公開だよね?」  大貫がいたずらっぽい視線で横を見上げる。 「うん。そして、たぶん、これが最後……」  松任谷が小さく答えた。  1977年に、松任谷は1枚だけソロアルバムをリリースしている。タイトルは『夜の旅人』。その中で1曲、大貫とデュエットをした。「荒涼」。凍てつくような寂しさを感じる曲だ。 「この曲、ター坊(大貫)に断られたら、レコーディングしなかったと思う。僕1人では歌えなかった」  あれから40年を経て、初めて2人で歌う「荒涼」。マイカ卒業生・増田太郎のバイオリンが寄り添うように一緒に歌い上げていく。出演者の待機エリアでユーミンが拍手を送っている。  キーボード奏者の松任谷が人前で歌うのは、何十年ぶりだろうか。教え子たちが見守る中、かなりの決心をもって歌っていることは想像に難くない。マイカの存在はそれほど、松任谷にとって特別なものなのだ。  歌い終えても松任谷は表情を崩さない。どうやらもう1曲あるらしい。  大貫が上手に引け、バックがカントリーバンドになる。「ジャクソン」だ。松任谷のアルバムデビューはバンド、ティン・パン・アレイ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷)の『キャラメル・ママ』。その中でアレンジとヴォーカルを担当したカヴァー・ナンバーである。まだ歌うのが照れくさいのか、両手をポケットに入れている。それでいて、歌唱はラウド。  松任谷がサプライズで2曲も歌い会場が盛り上がる中、最終日もトリでユーミンが登場。最後の夜はドレッシー。髪はアップに、白いワンピース姿で「ずっとそばに」を歌った。  次の「中央フリーウェイ」の後、ゲストヴォーカルをステージに迎え入れる。元m-floのシンガー、LISAだ。彼女は用賀駅近くの商店街にある焼き鳥店で育った。店の中の小さなステージで父親に演歌を歌わされていたそうだ。店名は「HEAVEN」。焼き鳥店なのに異国色が強く、その奇妙な雰囲気に吸い寄せられて、ユーミンも入ったことがあるという。 「まさかLISAがあの店の娘だったとは」  後で知って驚愕した。しかも、LISAはデビュー当時、マイカの生徒だった。この夜はOGとして、“母校”に帰ってきたのだ。曲は「リアリティ」。2001年のユーミンのアルバム『acacia』で、LISAがゲストヴォーカリストとして歌った曲だ。アルバムと同じように2人で声を重ねた。会場はさらに盛り上がり、ユーミンのラストナンバー「卒業写真」へと続く。サビは会場全体で大合唱になった。  3日間行われたコンサートで、21日と23日のラストに出演者全員で歌った曲がある。1990年代初めにテレビで放映されたカルピスウォーターのCMソング「白いKiss」だ。マイカ・ミュージック・ラボラトリーにとって記念すべき初めてのタイアップ曲だった。  カルピスからマイカにオファーがあり、松任谷がプロデュース。当時在学中だった熊谷幸子が作曲。プロとしての活動を始めたばかりの本間昭光がアレンジ。本間はその後、いきものがかりやポルノグラフィティのアレンジャーとして活躍している。 「学校をやりたいんだけど」  松任谷が口にしてから30年が過ぎた。日本版チップス先生のもと、いくつもの音楽が生まれ、何人ものミュージシャンが育った。  音楽家は一生のうちに、最多で何作品生むことができるのだろう?  ヘルベルト・フォン・カラヤンは生涯で540曲を録音した。  多作で知られるサンフランシスコのロックバンド、グレイトフル・デッドは現在120枚以上のアルバムをレコーディングしている。  しかし、音楽家が自分の学校をつくり、作詞作曲だけでなく、何人もの音楽家を育てたら、音楽は無限に生まれ続ける。自分がこの世を去っても、音楽遺伝子は脈々と生き続ける。 そのことをマイカの在校生や卒業生でぎっしりと埋まる客席で教えられた。(文・神舘和典)
dot. 2017/07/24 00:00
中島美嘉 10月に初の中国公演開催決定
中島美嘉 10月に初の中国公演開催決定
中島美嘉 10月に初の中国公演開催決定  初の全新録カバーアルバム『ROOTS~Piano & Voice』を8月9日にリリースする中島美嘉。10月に自身初となる中国公演を開催することが決定した。中島美嘉 記者会見写真など(全4枚)  6月18日に中国を訪れ、北京市内で記者会見を行い「待って下さっている皆さまのために、最高のパフォーマンスができるよう今から頑張ります」と意気込みを語った。昨年のクリスマスには初の台湾公演を行い、2日間で6000人動員。アジア各地からライブ開催のラブコールを受けて来た中島にとって、今回の中国公演にも期待が高まる。 ◎中国公演情報 10月13日(金)杭州黄龍体育館 10月15日(土)深セン羅湖体育館 ◎リリース情報 カバーアルバム『ROOTS~Piano & Voice』 2017/8/9 RELEASE <初回盤(CD+DVD)> AICL-3376~3377 3,240円(tax in.) <通常盤(CDのみ)> AICL-3378 2,268(tax in.) 収録曲:(※収録予定曲 / 順不同) 1.メロディー(玉置浩二) 2.命の別名(中島みゆき) 3.幻(柴田淳) 4.SAY YES(CHAGE and ASKA) 5.あなたのキスを数えましょう~You were mine~(小柳ゆき) 6.ひろ(amazarashi) 7.空も飛べるはず(スピッツ) 8.祭りのあと(桑田佳祐) DVD収録内容: 台湾初ワンマンライブ【MIKA NAKASHIMA 15TH ANNIVERSARY BEST LIVE IN TAIPEI】&ライブドキュメント映像
billboardnews 2017/06/19 00:00
桑田佳祐がクラブ・ライブ開催、G-DRAGONがアルバム総合首位、上白石の初アルバムは豪華:今週の邦楽まとめニュース
桑田佳祐がクラブ・ライブ開催、G-DRAGONがアルバム総合首位、上白石の初アルバムは豪華:今週の邦楽まとめニュース
桑田佳祐がクラブ・ライブ開催、G-DRAGONがアルバム総合首位、上白石の初アルバムは豪華:今週の邦楽まとめニュース  今週の邦楽まとめニュース。サザンオールスターズの桑田佳祐によるクラブ・ライブの開催が決定した。公演は7月10日と11日に開催、会場はビルボードライブ東京にて。会場の店員は300名となっており、桑田がこの規模のステージに立つのは1999年に開催したサザンオールスターズのリキッドルーム公演以来とのこと。 桑田佳祐、7月にビルボードライブ東京でひとり夏フェス(!?)【この夏、大人の夜遊び in 日本で一番垢抜けた場所!!】を開催  同じくクラブ・ライブの話題。歌手の坂本冬美もビルボードライブ東京への出演が決定。こちらは10月2日にライブが行われる。また、5月と6月にはBoAが同ステージに登場。そのライブ・レポートも現在公開されている。 坂本冬美 ビルボードライブ東京で開催する一日限りのスペシャルライブの詳細が発表オトナの魅力溢れるBoAが贈った極上の夜 ~約5年半ぶりの【BoA THE LIVE】ライブレポートが到着  今週のビルボード・チャート。総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”ではKis-My-Ft2「PICK IT UP」がAKB48、菅田将暉を抑え総合首位を獲得。同作はCDセールスでも首位となった。 【ビルボード】Kis-My-Ft2「PICK IT UP」がAKB48、菅田将暉を抑え総合首位【ビルボード】Kis-My-Ft2『PICK IT UP』が164,801枚でシングル・セールス・チャート首位、AKB48『願いごとの持ち腐れ』は累計260万枚突破  また、総合アルバム・チャート“Hot Albums”では、BIGBANGのG-DRAGONが配信リリースしたミニアルバム『KWON JI YONG』がダウンロードポイントのみで首位を獲得した。CDセールスでは『けものフレンズ』関連作品が、ワン・ツー・フィニッシュを達成していたが、総合力で逆転を果たした。 【ビルボード】G-DRAGON、約4年ぶりソロ作品がDLポイントのみで総合AL首位【ビルボード】『けものフレンズ』関連作品が、週間アルバム・セールスでワン・ツー・フィニッシュ  ジャンル別チャートでは、『僕のヒーローアカデミア』のエンディングテーマであるLittle Glee Monsterの「だから、ひとりじゃない」が、総合アニメ・チャート“Hot Animations”で1位に。またクラシック・アルバム・チャートでは『蜜蜂と遠雷音楽集』が首位となった。 【ビルボード】『ヒロアカ』テーマソングがアニメチャートTOP2独占【ビルボード】直木賞受賞『蜜蜂と遠雷』コンピが、クラシックチャートで3週連続1位に   次回の【先ヨミ】では、B'zの『声明 / Still Alive』がシングルCDのセールスで暫定首位。アルバムは秦 基博の初のオールタイムベスト『All Time Best ハタモトヒロ』が1位となっている。 【先ヨミ】B'z再始動を飾るSGが9万枚目前セールスで首位、Da-iCEとこぶしファクトリーが2位争い【先ヨミ】秦 基博、初オールタイムベストが暫定トップ B1A4と岡崎体育が後を追う  スピッツは生田斗真と広瀬すずが出演する映画『先生!』に、主題歌の書き下ろし提供が決定。また、7月5日にリリースとなる、結成30周年のシングル・コレクション・アルバムに関連して、2つのニュースが届いている。 スピッツ、生田斗真×広瀬すず出演映画『先生!』に主題歌書き下ろし 本編画像も公開スピッツ「ヘビーメロウ」MVでスピッツ風“メタル感”を表現スピッツ×タワレコのコラボカフェOPEN! コラボメニュー&グッズも発売  昨年の『君の名は。』の大ヒットにより一躍全国区の存在となった上白石萌音。その初のオリジナルアルバム『and...』の豪華ゲストが今週発表となった。また、同作より世武裕子の楽曲提供した「パズル」がTVアニメ『境界のRINNE』のエンディングテーマとして起用されることも決定した。 上白石萌音 初のオリジナルアルバム『and...』藤原さくら/秦 基博/HY/andropら参加上白石萌音、新曲「パズル」がTVアニメ『境界のRINNE』の新EDテーマに  倉本聰がシニア世代に贈る昼の帯ドラマとして話題の『やすらぎの郷』。その主題歌である中島みゆきの「慕情」のCDリリースが8月に決定した。今週はその『やすらぎの郷』にレギュラー出演していた野際陽子の死去も大きなニュースとなった。改めて故人の冥福をお祈りしたい。 中島みゆき『やすらぎの郷』主題歌「慕情」8月にCDリリース 今週のその他の邦楽ニュースback number 全国ツアー沖縄にて閉幕TWICE、SHIBUYA109のイメージモデルに決定三浦大知、新ドラマ主題歌となるニューシングル『U』決定岡崎体育、ゴールデンボンバーら神宮外苑花火大会に出演決定Spotifyでお気に入りのラジオステーションができる新機能、6/13より日本で提供開始
billboardnews 2017/06/19 00:00
中島美嘉 全新録カヴァーアルバム発売決定! 玉置浩二/スピッツ/桑田佳祐らに「ご縁返し」
中島美嘉 全新録カヴァーアルバム発売決定! 玉置浩二/スピッツ/桑田佳祐らに「ご縁返し」
中島美嘉 全新録カヴァーアルバム発売決定! 玉置浩二/スピッツ/桑田佳祐らに「ご縁返し」  中島美嘉が初の全新録音源収録カヴァーアルバム『ROOTS~Piano & Voice~』を、2017年8月9日にリリースする。  これまでに様々な形で影響を受け、“中島美嘉”をかたち作った“ルーツ”となるアーティストの名曲を、ピアニスト河野伸によるピアノアレンジで歌った渾身のアルバム。一期一会を何より大切だと考える中島が、歌う事へのきっかけや喜びを与えてくれたアーティストへの「ご縁返し」の思いを歌う事で形にし、昨今のライブで歌の力を最大限に引き出すべく生まれたピアノ中心のアコースティックスタイルで全8曲を収録した。  初回盤DVDには、デビュー15周年を記念し昨年末に開催された初の台湾ワンマンライブ【MIKA NAKASHIMA 15TH ANNIVERSARY BEST LIVE IN TAIPEI】を収録。数々のヒット曲を圧巻のパフォーマンスで披露した当日のライブの模様とドキュメント映像が収められている。 ◎リリース情報 カヴァーアルバム『ROOTS~Piano & Voice~』 2017/08/09 RELEASE <初回盤>(CD+DVD)AICL-3376~3377 / 3,240円(tax in.) <通常盤>(CD)AICL-3378 / 2,268円(tax in.) ※CD収録予定曲 / 順不同 1. メロディー(玉置浩二) 2. 命の別名(中島みゆき) 3. 幻(柴田淳) 4. SAY YES(CHAGE and ASKA) 5. あなたのキスを数えましょう~You were mine~(小柳ゆき) 6. ひろ(amazarashi) 7. 空も飛べるはず(スピッツ) 8. 祭りのあと(桑田佳祐)
billboardnews 2017/06/06 00:00
MISIA、桜島をバックに世界遺産登録記念LIVEを開催! 映画『SING』の歌唱曲も初披露
MISIA、桜島をバックに世界遺産登録記念LIVEを開催! 映画『SING』の歌唱曲も初披露
MISIA、桜島をバックに世界遺産登録記念LIVEを開催! 映画『SING』の歌唱曲も初披露  MISIAの【第33回JTB世界遺産劇場‐鹿児島 仙巌園‐世界遺産登録記念 Misia Candle Night】が鹿児島・仙厳園にて5月27日、28日の2日間にわたり開催された。MISIA ライブ写真(全4枚)  会場となった仙厳園は、万治元年(1658年)に19代島津光久によって築かれた大名庭園。350年以上にわたって島津家歴代の憩いの場や国内外の賓客をおもてなしする場として用いられていた場所だ。2015年に“明治日本の産業革命遺産”として世界文化遺産に登録され、MISIAが2014年より開催していた“世界遺産劇場”開催の地として今回選ばれた。  また、今回初の試みとしてライブの開催以外にも、“桜島キャンドルナイトテーブル”として、桜島を眺めながら薩摩の郷土料理を堪能できるダイニングアウトも開催。ライブの開演を前に、観客は極上の美しい料理の数々に舌鼓を打っていた。  ピンク色の夕焼けが広大な空をつつみ込むと同時に、会場に敷き詰められた数千個のキャンドルの炎がじんわりと浮かび上がり、「キャンドルの炎を眺めながら大切な人と寄り添う時間であると同時に、便利なものに囲まれた私たちの生活のあり方を見直すきっかけになってほしい」という願いが込められた【Misia Candle Night】の醍醐味ともいえる幻想的な雰囲気に、観客はそれぞれの想いを馳せ、背景にそびえる桜島を眺めていた。  バンドメンバーがステージに登場し、レインボーカラーの照明が客席を照らすと「SUPER RAINBOW」のイントロがスタート。大きな拍手に迎えられながら、MISIAが登場し「みなさん、こんばんは! Misia Candle Nightへようこそ!」と呼びかけると、会場から歓声がわいた。続けて「MELODY」「真夜中のHIDE-AND-SEEK」が披露され、圧倒的な歌唱力にとどまらず生バンドの演奏力までをも見せつける。  「歴史あるこの場所でライブを開催できることがとても光栄です」と、このCandle Nightに込めた想いを語り出すと、観客はキャンドルを手に取り、話に聴き入っていた。当日は、<語り継ぐ・歌い継ぐ>をテーマに、観客から事前に募集していた『SING Cover Song for you!』企画も実施。これは投稿されたリクエスト曲をMISIAがカバーする企画で、1日目には玉置浩二の「メロディー」、2日目は中島みゆきの「糸」が披露された。音楽ファンの間でも人気の高い名曲を歌い終わると、空には無数の星たちが浮かび上がっていた。  続けて「今夜は特別に・・」とMISIAが歌ったのは、初めて声優に挑戦した映画『SING』にて、象のミーナが歌う「Hallelujah」と「Don't You Worry 'Bout a Thing」の2曲。これまで劇場でしか聴くことができず今回初披露となった“生ミーナ”の歌声に観客は大興奮。映画のパフォーマンスシーン同様、観客は総立ちでステージに向かい歓声をあげていた。  その後、「Everything」や「逢いたくていま」、「オルフェンズの涙」「幸せをフォーエバー」など、ヒットソングが続々と披露される。20年の間に積み上げられた名曲の数々やMISIAの歌声は、唯一無二のものであることを改めて気づかされる圧巻のパフォーマンスだった。そして、「震災の痛みや感じた想いを忘れることのないよう、私がキャンドルに込めたい願いを歌います」というMCの後、復興応援メッセージソングの「明日へ」が披露され、ラストは【Misia Candle Night】のテーマソングともいえる「Candle Of Life」で本編は終了。MISIAの呼びかけとともに、それぞれの願いが込められたキャンドルの炎を吹き消しイベントは幕を閉じた。 photo:AKI、田中雅也 ◎公演情報【第33回JTB世界遺産劇場‐鹿児島 仙巌園‐世界遺産登録記念 Misia Candle Night】2017年5月27日(土)、28日(日)鹿児島・仙巌園開場 17:30 / 開演 19:00 セットリスト:(5月28日)M1.SUPER RAINBOWM2.MELODYM3.真夜中のHIDE-AND-SEEKM4.糸M5.HallelujahM6.Don’t You Worry'Bout a ThingM7.花M8.EverythingM9.逢いたくていまM10.オルフェンズの涙M11.あなたにスマイル:)M12.幸せをフォーエバーM13.明日へM14.Candle Of Life
billboardnews 2017/05/29 00:00
chay、約2年ぶりの2nd AL『chayTEA』収録曲全貌公開
chay、約2年ぶりの2nd AL『chayTEA』収録曲全貌公開
chay、約2年ぶりの2nd AL『chayTEA』収録曲全貌公開  chayが6月14日にリリースするニューアルバム『chayTEA』の収録曲の全貌が明らかとなった。  本アルバムには、既に発表されている2015年リリースのシングル曲「好きで好きで好きすぎて」から「笑顔のグラデーション」、「それでしあわせ」、「運命のアイラブユー」、「12月の雨」、最新シングルの「恋のはじまりはいつも突然に」に加え、吉田拓郎の名曲「結婚しようよ」のカバーなど、8曲を含めたボリューム満載の全14曲を収録。夏にぴったりな新曲「真夏の惑星」や「恋はアバンチュール」、「Don’t Let Me Down」など、これまでのchayの楽曲とは一線を画す楽曲達が収録されている。  そして、アルバム『chayTEA』のラストを飾るのは「あなたに恋をしてみました(Wedding ver.)」。同楽曲は50万ダウンロードを記録したchayの代表曲でもあり、未だ多くの方に結婚式で使われる人気曲でもある。原曲は明るくPOPなアレンジだが、今回は結婚式にピッタリなバラードに仕上げ、たくさんの人がこの曲で幸せになって欲しい…というchayの願いが込められている。また、「あなたに恋をしてみました(Wedding ver.)」はアルバムリリースに先駆け、先行配信とストリーミング配信がスタートしている。  さらに、初回生産限定盤にはchayの弾き語りワンマンライブ【chay’s room】vol3~5のパフォーマンスから厳選された映像が収録される豪華な特典がついている。シングル曲「それでしあわせ」「好きで好きで好きすぎて」をはじめ、未だCD音源化されていないchayがデビュー当時から大切に歌ってきた名曲「Together」、ライブでは定番となっている Cyndi Lauper「True Colors」のカバーや、ウルフルズ「笑えれば」中島みゆき「糸」の豪華カバーも収録。ギター1本でしっとりと歌う、chayの魅力を詰め込んだ内容となっている。そんなchayエッセンス満載のアルバムを引っさげて、8月からは全国ツアーもスタート。現在、チケットサイトではオフィシャル最終先行受付を実施している。 ◎リリース情報 2nd Album『chayTEA』 2017/6/14 RELEASE <初回生産限定盤>CD+DVD WPZL-31310/11 3,500円(tax out.) <通常盤>CD WPCL-12645 3,000円(tax out.) CD収録曲 M1-恋のはじまりはいつも突然に(NTTドコモdヒッツCMソング)  M2-真夏の惑星 M3-それでしあわせ(フジテレビ系ドラマ 木曜劇場『早子先生、結婚するって本当ですか?』主題歌) M4-12月の雨(日本テレビ系水曜ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』オープニングテーマ) M5-Be OK! M6-恋はアバンチュール M7-運命のアイラブユー M8-好きで好きで好きすぎて(日本テレビ系『スッキリ!!』2015年10月テーマソング) M9-Kiss me M10-笑顔のグラデーション(GMOクリック証券競泳日本代表応援CMテーマ曲) M11-Don’t Let Me Down M12-You M13-結婚しようよ M14-あなたに恋をしてみました(Wedding ver.) 初回生産限定盤DVD ※chayの香り付 弾き語りライブ【chay’s room】vol3~5からカバー曲を含む厳選したパフォーマンスを収録 M1-True Colors M2-12月の雨 M3-それでしあわせ M4-笑えれば M5-糸 M6-Together M7-好きで好きで好きすぎて ◎ツアー情報 【chay Tour 2017“chayTEA”】 2017年8月1日(火) 仙台・Rensa 2017年8月4日(金) 広島・CLUB QUATTRO 2017年8月5日(土) 福岡・BEATSTATION 2017年8月9日(水) 名古屋・CLUB QUATTRO 2017年8月10日(木) 大阪・BIGCAT 2017年8月19日(土) 東京・昭和女子大人見記念講堂
billboardnews 2017/05/24 00:00
没後10年 ZARD・坂井泉水との最後の会話 ビーイング創業者 長戸大幸
神舘和典 神舘和典
没後10年 ZARD・坂井泉水との最後の会話 ビーイング創業者 長戸大幸
本連載で初公開する坂井さんのショット 坂井さんが残した歌詞ノート <弱い自分を責めたりしないで><決してまっすぐな道ではなかった…><一人で歩いていた><夏は列車の窓からやって来て>  2017年5月27日で10回目の命日を迎えるZARDのボーカル・坂井泉水さんの創作ノートには短文、長文、単語……がぎっしりと書き込まれている。  タイトルに「Love & Peace」と記されているのは、導入部の内容から1999年にリリースされたシングル曲「痛いくらい君があふれているよ」の原型だろう。最終的な歌詞にたどり着くまで、悩み、迷い、考え抜かれた跡がしのばれる。 「思いついた言葉を常に書き留めるように、デビュー時から指導していました」  そうふり返るのは、坂井さんが所属したレコード会社でマネージメントオフィスのビーイングの創始者であり、現在はオーナーで、総合プロデューサーの長戸大幸氏。 「ノートに書き留めた言葉は、歌詞の体を成していない状態です。ほんのひと言や、メモのような走り書き、数行の文章、数ページにわたるエッセーなどが、曲と巡り合うことによって歌詞になっていきました。それはどんどん増えていき、いつのまにか彼女がキャリーバッグに詰めて持ち歩くほどの量になりました」  その長戸氏との出会いが、シンガー・ソングライターとしての坂井さんのキャリアのスタートになった。  最初は1990年8月。場所はビーイング所有のレコーディングスタジオであるスタジオ・バードマン。この日はアニメ『ちびまる子ちゃん』のテーマソング「おどるポンポコリン」が既に大ヒットしていたB.B.クイーンズのコーラスのオーディションが行われていた。 「どんな音楽をやりたいですか?」  長戸氏が訊ねると、坂井さんは即答した。 「ロックです。浜田麻里さんやアン・ルイスさんのような、メロディーがはっきりしていて、カラオケでも歌えるようなロックがやりたいと思っています。カラオケではテレサ・テンさんの『別れの予感』や高橋真梨子さんの『for you…』をよく歌っています」  そう言ってその時は、アン・ルイスの「六本木心中」とテレサ・テンの「つぐない」を披露した。  長戸氏が記憶を手繰り寄せる。 「オーディションにはもう1人、すぐれたシンガーが参加していました。宇徳敬子さんです。2人とも同時に採用するわけにはいかないので、坂井さんは別のプロジェクトをやれないかと考えました。それがZARDです。ちなみに宇徳さんは、後にB.B.クイーンズのコーラスとして、同時にMi-Keのリードボーカルとして活躍しました」  長戸氏はさっそくZARDの制作をスタートし、1991年2月10日、「Good-bye My Loneliness」でデビューさせた。坂井さん自身が作詞。詞の元ネタは「涙くんさよなら」だったというこのナンバーは、フジテレビ系のドラマ『結婚の理想と現実』の主題歌に採用された。  長戸氏はデビュー時から最後まで坂井さんに対し、決めたコンセプトを変えなかった。 「プロデューサーとして坂井さんに求めたのは“平成に生きる昭和の女”です。昭和の中盤から後半にかけて、歌謡曲やJポップで歌われ続けた、愛する男性の夢のためには身を引く女性です。それを前提に、髪型やファッションを考えました。流行は追わず、基本ノーメイクで、イヤリングもめったにせず、眉も整えませんでした。髪型も変えず、そのコンセプトを最後まで変えなかったことが、数多くの大ヒットを生み続けたと感じています」  坂井泉水の存在は、リスナーにとっては謎の領域が多かった。  テレビでの露出は少なく、ライブもあまりやらず、一時は「実在しないのではないか?」という都市伝説まで生まれたほど。  長戸氏自身、坂井さんについてもっとも印象的だった出来事がある。 「人に紹介するきっかけがあり、ちょうどレコーディングに来ていた坂井さんを連れて行ったのですが、相手や周囲に全く気付かれなかったのです。このようなことは案外ありました」  結果的にそれがレア性をもたらしたが、露出が極端に少なかった大きな理由は、彼女の体調が不安定だったことだという。 「テレビ出演やライブのスケジュール調整が困難でした。2004年に初めて行ったツアー、『What a beautiful moment Tour』の再追加公演ではフェスティバルホール(大阪)の開演直前に、体調不良でバックステージの化粧室から出られなくなりました。遅れてステージに現れ、1曲目の2コーラス目から歌っています」  だからこそ、長戸氏をはじめスタッフは、坂井さんがシンガー・ソングライターとして、100%の力を発揮できる、リラックスできる環境整備を意識した。 「ZARDのスタッフは、坂井さんが自然体でいられるように、デビュー時から、ベテランではなく、当時の若手ディレクターやエンジニアやデザイナーなどを選びました。環境もできるだけ、彼女が自然体でいられるように努めています。たとえばレコーディングの歌入れでは、ガラス張りのヴォーカル録音ブースをカーテンで隠しました。一人にしてあげることで、彼女が表情を気にせずに歌えるからです。楽曲のサビ部分の歌唱で口を最大限開いても周囲の目を意識しなくてすむように、と」  こうして生まれたZARDの曲の大ヒットは誰もが知る通りだ。  1993年には「負けないで」(165万枚)、「揺れる想い」(140万枚)が、1996年には「マイ フレンド」(100万枚)がミリオンセラーとなった。アルバムもなんと9枚がミリオンセラーに。 『ZARD BEST The Single Collection ~軌跡~』(1999年) 303.4万枚 『揺れる想い』(1993年) 223.9万枚 『ZARD BLEND ~SUN&STONE~』(1997年) 200.5万枚 『OH MY LOVE』(1994年) 200.2万枚 『forever you』(1995年) 177.4万枚 『TODAY IS ANOTHER DAY』(1996年) 165.5万枚 『ZARD BEST ~Request Memorial~』(1999年) 149.6万枚 『永遠』(1999年) 114.9万枚 『HOLD ME』(1992年) 106.5万枚  このように、坂井さんは1990年代の日本でもっともCDが売れた女性シンガーの1人となる。1990年代に限れば、ユーミンよりも、ドリカムよりも安室奈美恵よりも多くのCDが売れた。  坂井さんが歌詞を書く作品はどこが突出していたのだろう――。 「メロディーへの歌詞のはめ方に才能を感じました。作曲家が作ったデモテープの音源を聴いて、そのメロディーが何を歌っているように聴こえるのかを彼女は常に意識していました。だからこそ、思いついた言葉をいつもノートに書き留めていたのです。ZARDはサビのアタマの言葉がタイトルになっている曲が多く、その部分の言葉とメロディーの一体感は特に素晴らしかった。歌詞の傾向としては、主人公がいて、恋愛対象の男の子がいる。彼は、ちょっとはにかみ屋で、いつまでも少年の瞳……夢を持ち続けている。そして、主人公は彼を応援し続ける。彼の夢のために自分は身を引く。そういう物語が多かった」  絶え間なく言葉が生まれるようにと、坂井さんは文学に触れ、映画を観た。  特に好きだったのは石川啄木と中原中也。啄木の歌集『一握の砂』の中の次の歌が特に好きだった。   友がみなわれよりえらく見ゆる日よ   花を買ひ来て   妻としたしむ 「彼女はおそらく性格的に自分が生む言葉に自信がなく、だからこそ、新たな言葉との出合いに貪欲で、それによって常に歌詞を紡ぎ続けることを自分に課していたのではないでしょうか。映画は、パトリス・ルコント監督のフランス映画『髪結いの亭主』やヴィクター・フレミング監督の『風と共に去りぬ』を勧めました」 『風と共に去りぬ』のラストには、ヴィヴィアン・リーの有名なセリフがある。 “After all, tomorrow is another day(明日は明日の風が吹く)” 「実は、この言葉をヒントに生まれたのが『Today is another day』です。この曲はアルバムタイトルにもなり、165万枚のセールスを記録しました」  一方、ZARDの曲は、長戸氏のもとに集まったデモから坂井さんに合う音源が選ばれた。 「初期から中期にかけては、織田哲郎さん、栗林誠一郎さんの曲が多かったですね。織田さん自身の、栗林さん自身のアルバムのために書かれた曲を勝手にZARDに使わせてもらったことも多かったと思います。『負けないで』も『君がいない』もそうです。ただ、徐々に時代性にそぐわなくなってきて、後期は、大野愛果さんや徳永暁人さんのような、当時の若手が書いたメロディを採用しました」  アレンジは、音の厚みを意識した。 「日本では大瀧詠一さん、海外ではビートルズの『レット・イット・ビー』やザ・ロネッツの『ビー・マイ・ベイビー』を手掛けたフィル・スペクターのような音を意識しました。楽器をいくつも重ねて、演奏を厚くしたわけです。特にギターを重要視して、ロックの基本である、5弦、6弦といった太い弦を主にゴンゴンと弾くパワーコードを使い、それ以外にもオブリや12弦ギター、フォークギターなど何本も重ねて入れました。ドラムスは、2拍、4拍、つまりアフタービートを利かせた。また坂井さん自身も、ロックをよく聴いていました。ボン・ジョビやガンズ・アンド・ローゼズです。マドンナの『ライク・ア・ヴァージン』やブロンディの『コール・ミー』のようなダンサブルなロックも好きだったと思います。当時のディスコサウンドでは、カイリー・ミノーグの『愛が止まらない ~ターン・イット・イントゥ・ラヴ~』やボーイズ・タウン・ギャングの『君の瞳に恋してる』の影響もあると思います。僕はそれらを踏まえて、ZARDは平成版ユーミンのロックバージョンをイメージしました。ちなみに僕の想像では、平成版ユーミンのダンサブルバージョンをイメージしていたのがドリカムです」  このように8ビートのロックやグルーヴが好きだった。  長戸氏は曲のテンポよりもちょっと遅いタイミングで歌う坂井さんに天性の才を感じたという。 「リズムがちょっと遅れるので、歌詞が非常に伝わってきます。これはわざとというよりは天性のものに近く、コーラスの人が合わせるのはかなり大変でした」  だが、不得手もあった。16ビートだ。 「苦労していました。ラップにもチャレンジしたものの、率直に言うと、下手でした。ところが、1990年代後半くらいから日本の音楽シーンでは16ビートが受けるようになったので彼女は、苦しみました。それが2000年から彼女が1年半ほどの休養期に入った理由の一つです。1997年の『My Baby Grand ~ぬくもりが欲しくて~』には当時の心情がつづられています。“記憶喪失に いっそなればいいと 立ち直るまで ずいぶん 長い時間がかかった”の行は彼女の本音だったと思います」  そんな中、ZARDのヒット曲で、エヴァーグリーンになりうる曲にはどんな要素があるのだろう――。 「それは表裏の二面性を持つ楽曲でしょう。たとえば代表曲の一つである『負けないで』は、タイトルの通り“応援歌”としてヒットしました。でも、それだけではありません。歌詞には切なさもにじみます。愛する相手の夢の実現のために身を引く女性の歌でもあるからです」  ラストレコーディングとなったのは「グロリアス マインド」――。 「体調が悪いままレコーディングに来て歌を録音しましたが、聴かせてもらった声には凄みがありました。彼女に訊いたら『体調は悪くても歌う時だけは元気が出た』と話していました」  ZARDと長戸氏の別れは突然訪れた。  2007年5月27日、坂井さんは、東京・信濃町の慶応病院に入院中に高さ3メートルのスロープから転落し、後頭部を強打。不慮の事故でこの世を去る。子宮頸(けい)がんが肺へ転移し、その治療のための入院だった。  長戸氏が最後に会話を交わしたのは、亡くなる2日前の5月25日。 「退院したらレコーディングをしよう」  電話で約束をしたという。 「彼女もレコーディングを楽しみにしている様子でした。そんないつも通りの会話が最後になってしまった。この日ではありませんが、投薬のせいで、頭がぼうっとするとも話していました」  あまりにも突然のことでもあり、坂井さんは自ら死を選んだのではないか、という噂も流れた。 「でも、レコーディングを楽しみにしていた様子からも、やはり転落事故だったとしか思えません。とても残念です」  坂井さんが今も存命だったら、どんなシンガー・ソングライターになっていただろう。 「言葉をいっぱい書いていると思います。案外、中島みゆきさんのような方向になっていったかもしれません」  ZARDのキャリアのすべてをプロデュースしてきた長戸氏に、あくまでも主観で、ZARDのベストナンバーを3曲あげてもらった。  その1曲目は「Forever you」。 「実は、坂井さんがZARDとしてデビューする前の、過去の写真集が出版されそうになったことがあります。その時の心情を歌った曲が『Forever you』です。過去を否定しない、後悔はない、という内容です」  2曲目は「心を開いて」。 「“ビルの隙間に二人座って 道行く人を ただ眺めていた”というような、どこにでもある情景を切り取って作品にしているところが凄いと思います」  3曲目は「サヨナラは今もこの胸に居ます」。 「栗林さんの書いたメロディーに、坂井さんの言葉がものの見事にはまっています。すでにあった曲に坂井さんが歌詞を書いたわけですが、この歌詞のために書かれたメロディーで、このメロディーのために書かれた歌詞だと思えるほどです」 (文/神舘和典)
永遠の歌姫ZARDの真実
dot. 2017/05/17 11:30
Aimer、吉田羊&松岡茉優出演のトヨタホーム新CMで中島みゆきの名曲をカヴァー
Aimer、吉田羊&松岡茉優出演のトヨタホーム新CMで中島みゆきの名曲をカヴァー
Aimer、吉田羊&松岡茉優出演のトヨタホーム新CMで中島みゆきの名曲をカヴァー  Aimerによる中島みゆき「糸」のカヴァーが、吉田羊と松岡茉優が出演するトヨタホームの新CMソングとして起用されることが明らかとなった。吉田羊&松岡茉優 CM画像など(全10枚)  4月28日より放送開始となるこのトヨタホームの新CM「家を建てた理由」篇、「笑え、家族。/行くとこ」篇は、『60年長期保証』と『人生をごいっしょに。』をテーマにしたCMシリーズの続編となるもの。Web上ではすでに両CM動画の公開がスタートしているほか、貴重なオフショットなどを交えたメイキング映像も見ることができる。 ◎「家を建てた理由」篇https://youtu.be/KFfyUPSrGyE ◎「笑え、家族。/行くとこ」篇https://youtu.be/Tkoqb7NIk18 ◎メイキング映像https://youtu.be/4_j2eBhKles
billboardnews 2017/04/24 00:00
桜田淳子復帰ステージで共演したHIROSHIが語る舞台裏
桜田淳子復帰ステージで共演したHIROSHIが語る舞台裏
ステージが終了直後、インタビューに応じたHIROSHI  4月7日、長らく表舞台から姿を消していた桜田淳子が、3年4カ月ぶりにファンの前に姿を見せた。ピアノ演奏家・HIROSHI氏らによるコンサート「スクリーン・ミュージックの宴」にゲスト出演し、計5曲を約15分間、披露した。桜田のステージ復帰は2013年11月、自身のデビュー40周年記念公演以来ということもあり、詰めかけたファンからは暖かい声援も飛んだ……とのことだが、事は“往年のトップアイドル、復活”では収まらない。  桜田と言えば、92年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の合同結婚式に参加。同教会のいわゆる霊感商法が社会問題となり、芸能界からは引退していた。  桜田のステージ復帰を知るや霊感商法問題を扱う弁護士団体、全国霊感商法対策弁護士連絡会は4月4日、抗議声明を発表。現在も信者であるかは不明だが、との前置きはありつつも、復帰ステージを非難していた。  これに対し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)も「宗教の自由」を主張し、反発していた。    こうしたものものしい中、開催されたステージで共演者したHIROSHI氏にステージ終了直後、インタビューした。 ──桜田さんが登場した際の、お客さんの反応はいかがでしたか? HIROSHI :“黄色い歓声”というのがありますけど、それとも違う……なんというんでしょうかね、お客さんの年齢層が高いもので(笑)。声が低めで、どよめくような歓声。それと、暖かい拍手が起きていましたね。決して好奇心で見に来たのではなく、本当に淳子さんを待っていたのでしょう。「淳子ちゃん、ありがとう」と書いたボードを持った女性のファンもいました。大歓迎ムードで、それを見た淳子さんが言葉に詰まっちゃって、歌い出すのに大変そうでした。本人としても、予想していなかった反応だったんでしょうね。 ──事前の情報では「ショーほど素敵な商売はない」などを含んだメドレーを歌われるとのことでした。実際にステージでの歌声を聞いて、いかがでしたか? HIROSHI :30年以上時が経っていますから、声質は多少太くなっていましたけど、パフォーマーとしての華というのでしょうか。登場されればやっぱり華やぐし、女優としての資質もありますから。ただ歌を歌うというよりも、言葉を伝えながら歌っている、それはむしろ昔よりもいいんじゃないかな、と思いました。 ──長いブランクがありましたので、現在の歌唱力について疑問視するような報道もありましたが、そんなこともなく? HIROSHI :少なくとも歌唱力に関しては、昔より衰えたとは思いません。今日歌った「化粧」(1981年リリースのシングル、中島みゆきの楽曲のカバー)に関しては、若い頃の「化粧」とは違って年令を重ねた人間じゃなければ出せない、しみじみとした雰囲気も伝わってきました。お客さんもぐっと来たんじゃないかな? ──桜田さんがゲスト参加するということをお聞きになった時の感想はいかがでしたか? HIROSHI :私が小学校6年生だった頃に“花の中三トリオ”だった人ですから、もう「うわー!」って感じですよ(笑)。え、お目にかかれるんだ、嬉しい! みたいな。以前に一度、ご挨拶だけはさせていただいたことがありましたが、それは会釈した程度だったので、きちんとした形でお目にかかったのは今回が初めてです。 ──このステージ自体も、桜田さんのゲスト出演により、通常とは違った形で注目を集めることになったとは思うのですが。 HIROSHI :うーん、怪我の功名といいますかね? この「スクリーン・ミュージックの宴」というコンサートの存在を淳子さんの話題のおかげで、これまで知らなかった人も知ってくださることになった。これを喜ばしいと言っていいのかどうかわかりませんけど、でも、よかったんじゃないでしょうかね。 ──その話題を集めた原因となっているのが、桜田さんの宗教関係です。リハーサル中などに、そういったお話が出たりなどは? HIROSHI :全然そういう話はありませんでしたよ。純粋に、演者としてリハーサルして、本番へ、ということです。 ──このステージをきっかけに、本格復帰をされるのでは、という噂もありますが。 HIROSHI :まず、彼女としては、今回の持ち時間15分くらいを乗り切るということに集中して練習していました。まだ今後のことなんか、考えられないんじゃないですか? 本格復帰の可能性について私にはわかりませんけど、今日の結果を見れば、やって欲しいなとは思いますよ。ただ、これはご本人が決めることですから。 ──復帰しても問題はないコンデションだと感じられた? HIROSHI :問題はありませんよ。少なくとも、私は桜田さんに対しては、パフォーマーとしての資質は素晴らしいなと思いました。それだけですね。  HIROSHI氏へのインタビュー後に、その場に居合わせたスタッフに、それとなく話を伺ってみた。 「桜田さんはマネージャーを付けているワケでもありませんし、フリーの状態ですから。過去に彼女を育てたスタッフが今回、力を貸した、というくらいです。ただ……デビュー45周年も近いですよね。そのタイミングで何かやるかもしれないですけど、現状ではまったく、何も聞いていません」  この日のステージで、アーティストとしての実力は衰えていないことは証明された。  かつて花の中三トリオとして共に脚光を浴びた山口百恵は家庭に入り芸能界からは引退している。往年のトップアイドル復帰となれば、芸能界にとっては一大事となるが、果たしてどうなるか。いずれにせよ、桜田淳子本人からの意思表明に期待したい。(ライター・佐藤圭亮)
dot. 2017/04/08 00:00
aki(元SKE 出口陽) 「20代最後の年…、私にとって勝負の年です」29歳生誕ワンマンで新アニメ『クリオネの灯り』主題歌を発表
aki(元SKE 出口陽) 「20代最後の年…、私にとって勝負の年です」29歳生誕ワンマンで新アニメ『クリオネの灯り』主題歌を発表
aki(元SKE 出口陽) 「20代最後の年…、私にとって勝負の年です」29歳生誕ワンマンで新アニメ『クリオネの灯り』主題歌を発表  元SKEのメンバーで2014年にソロシンガーとしてデビューしたアニソン歌手 akiが、3月14日にソロライブを開催。そこで、2017年初夏に放送されるTVアニメ『クリオネの灯り』(原作:ナチュラルレイン、イースト・プレス刊)の主題歌を担当すると発表した。aki(元SKE 出口陽) キュートなライブ写真一覧  akiは、これまでTVアニメ『美少女遊戯ユニット クレーンゲールギャラクシー』『ナゾトキネ』のエンディング主題歌を担当。今回主題歌を担当することが決まった『クリオネの灯り』の原作は、Yahoo! JAPAN「ネットの名作!泣けるサイト特集(2007 年)」に選出されるほどの人気作だ。そのTVアニメ主題歌が、疾走感あふれるさわやかな楽曲「クリオネの灯り」に決定。アニメ放送は7月予定、キャストやスタッフ、放送情報などは後日発表となる。 <aki「20代最後の年…、私にとって勝負の年です」 29歳生誕ワンマンも大盛況!>  29歳の誕生日である3月14日に、akiは東京 北参道にあるストロボカフェにて【aki「出口陽」 生誕ワンマンライブ】を開催。ライブでは、オリジナル曲「天使にはなれない」「テノヒラ」のほか、中島みゆき「糸」、松任谷由実「真夏の夜の夢」など1970年~90年代を代表するJ‐POPやアコースティックナンバーを中心に披露していった。久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」では、歌詞を間違えて悔しがる彼女の姿に、ファンから声援があがる一幕も。  また、akiたっての希望でスペシャルゲストとして、アイドルオーケストラ RY's(リィーズ)のRIOが登場。akiとともにSKE48「強がり時計」などをコラボ披露した。さらに、いち早くプライベートで誕生日にお祝いのメッセージをくれたという声優 原奈津子も駆けつけ、改めて祝福ムードに。アンコールでは、RIOのバイオリンにあわせて「Happy Birthday to You」が合唱され、最高の誕生日プレゼントが贈られる。ラストは「今年は、20代最後の年でアニメの主題歌も任せていただく、私にとって勝負の年です。応援よろしくお願いします!」と決意を新たに、新曲「クリオネの灯り」を初披露。こうしてakiの生誕ライブは華やかに締めくくられた。 ◎セットリスト【aki「出口陽」 生誕ワンマンライブ】3月14日(火)東京 北参道ストロボカフェ01.天使にはなれない02.テノヒラ03.ひまわりの約束/秦基博04.糸/中島みゆき05.碧いうさぎ/酒井法子06.真夏の夜の夢/松任谷由実07.なごり雪08.LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸09.なんでもないや/RADWIMPS10.強がり時計/SKE4811.ハジマリノオトEN1.恋/星野源EN2.クリオネの灯り ◎アニメ情報『クリオネの灯り』2017年初夏、TOKYO MXほかにて放送スタート※OP・EDテーマ:aki「クリオネの灯り」http://clionenoakari.com/(c)ナチュラルレイン/「クリオネの灯り」製作委員会 <あらすじ>ずっとイジメられっ子のレッテルを貼られていた実(ミノリ)。そんな彼女の笑顔を見たいと願う 方(タカシ)と杏子(キョウコ)は、ある雨の日の午後、思い切って声をかける。けれど結局、笑顔は見られないまま、彼女は体調を崩し学校に来なくなってしまう。 それから二か月……方と杏子の元へ一通の不思議な携帯メールが届いた。送り主の名前もなく返信すら出来ないそのメールは、隣町の夏祭りを知らせるものだった――
billboardnews 2017/03/16 00:00
中島みゆき、倉本聰脚本の新ドラマに楽曲書き下し「冷や汗がダダ流れなお仕事でした」
中島みゆき、倉本聰脚本の新ドラマに楽曲書き下し「冷や汗がダダ流れなお仕事でした」
中島みゆき、倉本聰脚本の新ドラマに楽曲書き下し「冷や汗がダダ流れなお仕事でした」  2016年に20年振りのベストアルバム『前途』をリリース、『夜会』の舞台に立つなど精力的に活動を行っていた中島みゆきが、4月から始まる倉本聰脚本の新ドラマの主題歌「慕情」を書き下していたことが分かった。  今回中島みゆきが新曲「慕情」を書き下ろしたのは、『北の国から』などの数多くのドラマを手掛けた倉本聰がシニア世代に贈る、渾身のドラマ『やすらぎの郷』。舞台となるのは、テレビの全盛期を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストなど“テレビ人”だけが入居できる老人ホーム『やすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ)』。かつて一世を風靡したシナリオライター・菊村栄(石坂浩二)を中心に、このホームに入居した往年の大スターたちが直面するさまざまな問題をユーモラスに描く作品。テレビ朝日が新しい挑戦として新設する帯ドラマ枠の第1弾ということもあって、出演陣も超豪華な顔ぶれだ。  この豪華作品の主題歌、新曲「慕情」は、大人の心を揺さぶる中島らしいメッセージソングに仕上がったが、今回主題歌のオファーを受けた中島は“感激”しながらも、不安と戦慄の狭間にいたことを綴っている。 ― 中島みゆきです。この度は『やすらぎの郷』の主題歌を、とのお話をいただきまして、心から「嬉しいわぁ!」と、感激いたしました。だって、倉本さんの脚本ですもの。ねぇ?で、その後(あと)で心から「困ったわ!」と、戦慄いたしました。だって、倉本さんの脚本ですもの。ねぇ?倉本さんがね。ひと言ひと言を、命を削るようにして紡いでいらっしゃるんですから。そこへ徒(あだ)や疎(おろそ)かな歌詞など書いてはならない……と思えば思うほど、もう、冷や汗がダダ流れなお仕事でした。はい。 はたして採用していただけるのかどうか、ギリギリまで不安でしたが、めでたく決まりまして、ありがとうございます。 作品の仕上げが、ちょうど私の「夜会」という長期公演の時期と重なってしまいましたので、締め切りをさんざん伸ばしていただきまして、申し訳ないことでした。 さて、いよいよドラマの放送ですね。とっても楽しみに待っています。―  なお、同曲の発売は現在未定となっている。 ◎番組情報ドラマ『やすらぎの郷』2017年4月3日スタートテレビ朝日系24局 毎週月~金 昼12:30 ~ 12:50放送
billboardnews 2017/03/02 00:00
中島美嘉 ニューアルバム『TOUGH』アートワーク&ダイジェストムービー公開
中島美嘉 ニューアルバム『TOUGH』アートワーク&ダイジェストムービー公開
中島美嘉 ニューアルバム『TOUGH』アートワーク&ダイジェストムービー公開  2017年3月22日にリリースとなる、中島美嘉のニューアルバム『TOUGH』。このアートワークとダイジェストムービーが公開された(http://youtu.be/CMlZwKsdgsc)。  アルバム制作前からタイトルを『TOUGH』にしたいと考え、「今の自分を一言で表したい」と初めて作品タイトルを自身で決めた今作。アートワークはそんな“想いと決意”を感じる強い表情が印象的な作品に。クールで“TOUGH”な中島美嘉らしい作品に仕上がっている。  ダイジェストムービーでは、中島みゆき、玉置浩二、加藤ミリヤ、前川真悟(かりゆし58)、amazarashi、SALUなど豪華アーティストによるヒットシングルのほか、本作の為に書き下ろされた新曲を含む全14曲が紹介されている。 ◎リリース アルバム『TOUGH』 <初回盤>CD+DVD AICL-3292~3293 / 3,800円(tax in.) ※フォトブックレット仕様 <通常盤>CD AICL-3294 / 3,000円(tax in.)
billboardnews 2017/02/28 00:00
chay【chay's room】初の大阪公演でファン熱狂! 中島みゆき「糸」星野源「恋」などカバーも多数披露
chay【chay's room】初の大阪公演でファン熱狂! 中島みゆき「糸」星野源「恋」などカバーも多数披露
chay【chay's room】初の大阪公演でファン熱狂! 中島みゆき「糸」星野源「恋」などカバーも多数披露  昨年9月より行われているchayの弾き語りライブシリーズ【chay's room】の第4弾【chay's room vol.4 ~One mic,One guitar~】が、2017年1月25日に大阪・umeda AKASOで行われた。chay ライブ写真  大阪で【chay's room】が開催されるのは初めて。東京公演同様、実際に本人の部屋から運んできたという家具が飾られたステージは、まさにchayの部屋が完全再現された空間となった。ステージ上に置かれたレコードプレイヤーがかかり、ゆっくり登場したchayはソファーに座ってギターを抱える。部屋のランプが灯ると「chay's roomへようこそ!」の掛け声と同時にライブがスタートした。  このライブの大きな魅力になっているのが、自身の曲はもちろんだが、SNSでリクエストが寄せられている洋楽/邦楽のカバーが多く披露されること。この日も「Twinkle Days」「運命のアイラブユー」など自身の代表曲を織り交ぜギターを何本も持ち替えながら、荒井由実の「12月の雨」を披露。この曲は日本テレビ系ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』のオープニングテーマとしてchayがカバーしていた楽曲だが、そのほかにも、本家同様12弦ギターで挑んだローリング・ストーンズの「As Tears Go By」、ジャクソン5の「I Want You Back」など、chayの音楽のルーツであるポップ/ロック・クラシックスも数多く披露した。  さらに今回は大阪公演ということで、ウルフルズの名曲「笑えれば」も披露するなど会場は大盛り上がり。そして開場前にお客さんにリクエストシートを記入してもらい毎回実施している恒例のリクエスト・コーナーでは、多くのアーティストに愛されカバーされている中島みゆきの「糸」、音源化されずライブでしか披露していない大切に歌ってきた自身の楽曲「together」などに加え、星野源の「恋」も披露した。  chayはこのリクエストコーナーを途中から全編関西弁で進めようとしたものも、カタコトすぎたために断念。標準語に戻し会場は笑いに包まれた。本編の最後では自身の代表曲である「あなたに恋をしてみました」を披露し、再度アンコールでステージに戻ると、最後に一曲ピアノ弾き語りの「それでしあわせ」で、感動的なフィナーレとともに初の凱旋版【chay's room】を締めくくった。  なお、2月13日に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催される【chay's room~One mic,One guitar~Happy Valentine's Day】は、ラブソング特集で構成する予定となっている。 Photo by 渡邉一生 ◎【chay's room vol.4 ~One mic,One guitar~】セットリスト 01 Twinkle Days / chay 02 12月の雨 / 荒井由実 03 笑えれば / ウルフルズ 04 True Colors / Cyndi Lauper 05 You Gotta Be / Des’ree 06 As Tears Go By / The Rolling Stones 07 糸 / 中島みゆき 08 私はいるよ / chay 09 together / chay 10 恋 / 星野源 11 運命のアイラブユー / chay 12 We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift 13 I Want You Back / The Jackson 5 14 あなたに恋をしてみました / chay En1 それでしあわせ / chay ◎ライブ情報 【chay's room~One mic,One guitar~Happy Valentine's Day】 2017年2月13日(月)東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE <チケット> 料金:3,500円(tax in.)+1D
billboardnews 2017/01/26 00:00
【ビルボード】RADWIMPS『人間開花』が総合ALチャートでも首位、星野源は約8か月ぶりにトップ10に
【ビルボード】RADWIMPS『人間開花』が総合ALチャートでも首位、星野源は約8か月ぶりにトップ10に
【ビルボード】RADWIMPS『人間開花』が総合ALチャートでも首位、星野源は約8か月ぶりにトップ10に  今週の総合アルバムチャート“Hot Albums”は、RADWIMPSのニューアルバム『人間開花』がCDセールスチャートに続いて1位となり2冠を達成した。CDセールス部門では20万枚を超える数字でこの部門断トツの首位。さらにデジタル・ルックアップでもトップのポイントを稼ぎ、2位以下を大きく引き離しての総合首位獲得となった。また、本作のセールスに伴い、『君の名は。』が先週9位から4位にジャンプアップ。RADWIMPSの作品がトップ5内に2タイトルチャートインする結果になった。本作が『君の名は。』同様にロングヒット作品になるのか、今後の動向に注目したい。  2位には、こちらも先週から順位を上げる形で宇多田ヒカル『Fantome』が入った。リリースから約2か月が経過したが、セールス7位、デジタル3位、ルックアップ2位と、いまだに各指標でバランス良くポイントを積み上げ続けている。そして、ブルーノ・マーズ『24K・マジック』は、先週同様3位に。ブルーノ・マーズは、2週続けてトップ3をキープすることができる、数少ない洋楽アーティストと言えそうだ。  星野源が去年12月にリリースしたアルバム『YELLOW DANCER』が2016年3月28日付以来にトップ10に戻ってきた。デジタルとルックアップでポイントを伸ばしており、ヒット中の「恋」の影響で、過去の作品にも注目が集まったと考えられる。 ◎【Hot Albums】トップ101位『人間開花』RADWIMPS2位『Fantome』宇多田ヒカル3位『24K・マジック』ブルーノ・マーズ4位『君の名は。』RADWIMPS5位『スナックJUJU ~夜のRequest~』JUJU6位『DAWN』AK-697位『YELLOW DANCER』星野源8位『CRADLE OF ETERNITY』鈴華ゆう子9位『中島みゆき・21世紀ベストセレクション『前途』』中島みゆき10位『Are You Happy?』嵐※『Fantome』の「o」の正式表記はサーカムフレックス付き
billboardnews 2016/11/30 00:00
平原綾香、ファン熱望のツアーアンコール公演を開催「どんなことがあっても歌い続けていきたい」
平原綾香、ファン熱望のツアーアンコール公演を開催「どんなことがあっても歌い続けていきたい」
平原綾香、ファン熱望のツアーアンコール公演を開催「どんなことがあっても歌い続けていきたい」  中島みゆき、財津和夫、尾崎亜美、玉置浩二、徳永英明、岡本真夜ら豪華アーティストが書き下ろした楽曲が収録されたオリジナルアルバム『LOVE』を携えて、今年の5月からスタートした全国ツアー【平原綾香 CONCERT TOUR 2016 ~ LOVE ~】の第2弾【Acoustic LOVE】アコースティックスタイルのアンコール公演が11月26日に東京・山野ホールで開催された。その他 画像など  このアンコール公演は11月6日に滋賀県・栗東芸術文化会館さきらでツアーファイナルを迎えたが、東京での再公演をというファンの要望に応えた形で実現した。第1弾のバンドスタイルとは異なりアコースティック編成で構成された本公演は、観客ともより近い距離で音楽を感じてほしいという本人の発案で行われた。1つのツアーで違った魅力が味わえるという自身のこれまでのツアーでも初めての試みとなった。  アコースティックの柔らかな雰囲気の中で公演がスタートし、最新アルバム『LOVE』から映画『マイ・ベスト・フレンド』の日本版テーマソングとなった「STAR」や玉置浩二が書き下ろした「マスカット」を歌い上げ「皆さん、こんばんは! バンドスタイルで東京公演はいっぱいやっているのでもう大丈夫かな?と思っていたけどアンケートを読んでいて、アコースティックスタイルがすごく良かった! 是非東京でもやって欲しい、という声が本当に沢山あって。急遽開催することになりました。ありがとうございます!!」と挨拶すると観客から大歓声が巻き起こった。  公演終盤で中島みゆきが書き下ろした「アリア –Air-」を歌唱する際には「12月17日でデビュー丸13年を迎えます。Jupiterの時は19歳で大学に通っていてすごく忙しかったな」と感慨深げに語り「こうやって歌えることは本当に皆さんのおかげで、幸せでありがたいことだと思います。デビューから時を重ねるごとに感じることです。これからもどんなことがあっても歌い続けていきたい。最後に想いを込めて歌います。」と語るとファンから暖かな拍手が送られアンコールを含む全17曲、約2時間半の公演の幕が閉じた。全国ツアーはアンコール公演を含め全36公演で約50,000人を動員した。
billboardnews 2016/11/28 00:00
更年期をチャンスに

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女性は、月経や妊娠出産の不調、婦人系がん、不妊治療、更年期など特有の健康課題を抱えています。仕事のパフォーマンスが落ちてしまい、休職や離職を選ぶ人も少なくありません。その経済損失は年間3.4兆円ともいわれます。10月7日号のAERAでは、女性ホルモンに左右されない人生を送るには、本人や周囲はどうしたらいいのかを考えました。男性もぜひ読んでいただきたい特集です!

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学校現場の大問題

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クレーム対応や夜間見回りなど、雑務で疲弊する先生たち。休職や早期退職も増え、現場は常に綱渡り状態です。一方、PTAは過渡期にあり、従来型の活動を行う”保守派”と改革を推進する”改革派”がぶつかることもあるようです。現場での新たな取り組みを取材しました。AERAとAERA dot.の合同企画。AERAでは9月24日発売号(9月30日号)で特集します。

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働く価値観格差

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職場にはびこる世代間ギャップ。上司世代からすると、なんでもハラスメントになる時代、若手は職場の飲み会なんていやだろうし……と、若者と距離を取りがちですが、実は若手たちは「もっと上司や先輩とコミュニケーションを取りたい」と思っている(!) AERA9月23日号では、コミュニケーション不足が招く誤解の実態と、世代間ギャップを解消するための職場の工夫を取材。「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に対する世代間の感じ方の違いも取り上げています。

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