第23回 レッド・ツェッペリン《胸いっぱいの愛を》と《天国への階段》~ジミー・ペイジのギター・ソロ
この連載で僕は、指で弦に張力を加えることによって音程を上げるギター・テクニックに関して「チョーキング/Choking」という言葉を使わないようにしてきた。正しくはベンディング/Bendingであり、チョーキングは、経緯や理由はわからないが、ほぼ日本だけで定着してしまった言葉だからだ。だが、若者向けの音楽誌などに掲載されたタブ譜や奏法解説では今でもcho.などという符号が使われているかもしれない。中高年向けのギター教室では「さあ、それでは、今日はチョーキングを勉強しましょう」なんてことも…。
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