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最高の住まいをつくる「リフォーム」の教科書
話題の新刊
2014/09/25 12:43
間取り博士の異名を持つ一級建築士が、建築士ならではの視点でリフォームの哲学からノウハウまで教えてくれる。
そもそも住まいの「す」という音は、命を育む“巣”や神社の杉(すぎ)のように、古代から特別な意味を持つ。だから住まいは清らかで健康的でないといけないのだという。健康的で満足のいく空間にするには、いくつかのポイントがある。リフォームの目的や日常生活で必要なことをはっきりさせたり、加齢のための光・風・熱を考えたり。いるモノ、いらないモノを選択するのも大事だ。
リフォームの利点のひとつは、古いものを活かすこと。たとえば子供時代の身長が書かれた柱、古い建具、天井裏と梁や、和室の造作などをあえて残す。そうすればコストを抑えて他にお金をかけられるし、思い出も大切にできる。著者はこうした空間を「古美る」と名付けた。古いものは“自然素材”とマッチして美しくなるというので、参考にしたい。業者に任せきりでなく、事前の勉強がいかに必要か、ということにも気づかされた。
※週刊朝日 2014年10月3日号
最高の住まいをつくる「リフォーム」の教科書
林直樹著/佐川旭編著


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