後呂有紗アナウンサー(撮影・加藤夏子)
後呂有紗アナウンサー(撮影・加藤夏子)

 写真撮影では20年続けるクラシックバレエの華麗なポーズを披露してくれた日本テレビの後呂有紗アナウンサー。ご本人の雰囲気と相まって和やかなムードでインタビューが始まった。

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―後呂(うしろ)さん 珍しい名字ですね。

そうですね、珍しい名字だけにすぐ覚えてもらえるので気に入っています。“名字は後呂ですがいつも前向きに”と語呂合わせで自己紹介していて、入社の時が最初で、テレビの初鳴き(アナウンサーとして、初めてテレビに出演し、アナウンスすること)の時も使いました。そこから何年間も、自己紹介の度に使っています (笑)。加藤浩次さんからも「どんどんそれでいっちゃいなよ」と言って頂き、自慢のキャッチコピーにしています。

―入社5年目、報道番組を中心に担当されていますね。

 どの現場も本当にやりがいのある現場だと感じています。アナウンサーになりたいと思ったきっかけが、私が今まで経験してきたいろいろなことが、テレビをきっかけにやってみようと思うことが多かったんです。だから今度は見てくれている人にきっかけを与える立場になりたくてアナウンサーを目指しました。入社して初めて担当した情報番組「ZIP!」では、それを本当に実感できることがたくさんあって、私が出演したコーナーを見てくれて「これを買ったんだよ」と写真をみせてくれる方がいて。本当に楽しい現場で沢山のきっかけを届けられたなというのがZIP!の経験でした。

 いま担当している報道番組「news every.」では自分が取材したことをオンエアに乗せられる喜びをすごく感じています。Oha!4の取材でも「こういう言葉で呼びかけてみよう」「こういう質問だったらあたらしい答えを引き出せるかもしれない」と、オンエアに自分の言葉や視点を提案できることにとてもやりがいを感じています。

―具体的にはどのような「視点」を盛り込むのでしょう?

 例えば、オンエア直前まで大雨情報や気温を調べて反映させることを心掛けています。少しでも放送内容が良くなるように、時に先輩に教えてもらいながら、最適な情報をピックアップできるよう情熱をかけて下調べしています。

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中居正広さんのバラエティの教え