「ラグビーはトライ直後のドラマを狙う」 スポーツ撮影のプロが教える“使える”テクニック (2/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「ラグビーはトライ直後のドラマを狙う」 スポーツ撮影のプロが教える“使える”テクニック

このエントリーをはてなブックマークに追加
 広角レンズを持っていけば全体の雰囲気なども収めることができるけれど、レンズをたくさん持っていくよりも、写真撮影と観戦のどちらも楽しんだほうがいいと僕は思う。日本ではそうそう大きな国際試合はないから、しっかり楽しんでほしい。

 意外と重要なのが、メモリーカード。書き込み速度が速くて、容量が大きいものを選ぶこと。というのは、後述するが、スポーツ撮影では連写(連続撮影)が基本になるからだ。Class10の64GB以上がおすすめ。僕自身は、サンディスクのエクストリームプロのシリーズ、256GBを愛用している。

■AFのフォーカスと連写 

 スポーツ写真で最も重要なのは、被写体にピントを合わせることだ。当たり前に聞こえるが、スピードの速い被写体に慣れていない人には、これが何よりも難しい。まず、カメラの撮影モードは、連写(連続撮影)にして、「AIサーボAF」や「コンティニュアスAF」といった、一度ピントを合わせた被写体を自動的に追尾してピントを合わせてくれるオートフォーカスモードに設定する。AFエリアは、任意選択1点AFで中央に合わせよう。

 重要なのは、選手の上半身でピントを合わせること。縦横無尽に走り回るラグビー選手の動きを予測するのは非常に困難だし、望遠レンズで選手を狙う際に、面積の小さい瞳や顔にピントを合わせ続けることは、プロでもなかなか難しい。面積が大きい上半身を狙うことで、AFポイントを外すことは少なくなり、結果として、顔へのピントが大きく外れた写真が減る。
撮影モードは、被写体を自動追尾してピントを合わせつづけてくれるコンティニュアスAF(キヤノンはAIサーボAFと呼ぶ)で、連続撮影モードに設定し、シャッターボタンを押しつづけた。8枚連続で切ったうちの4枚目。絞りf4、1250分の1秒、400ミリレンズで撮影(撮影/水谷たかひと)

撮影モードは、被写体を自動追尾してピントを合わせつづけてくれるコンティニュアスAF(キヤノンはAIサーボAFと呼ぶ)で、連続撮影モードに設定し、シャッターボタンを押しつづけた。8枚連続で切ったうちの4枚目。絞りf4、1250分の1秒、400ミリレンズで撮影(撮影/水谷たかひと)

 なお、1点AFではどうしても選手を追うのが難しく、ピントが合わせられないという場合は、測距ポイントを広げて、ゾーンAFにするのも手。とにかく、ピントが外れないように選手を追い続けることが、スポーツ撮影の基本だ。

 いい瞬間に出合ったら、シャッターを連写で切り続けること。とにかくたくさん撮ることで、シャッターチャンスをものにできる。



おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい