秋風にそよぐ「秋穂」の撮影を写真家が指南! 輝くように写す3つの方法 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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秋風にそよぐ「秋穂」の撮影を写真家が指南! 輝くように写す3つの方法

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福田健太郎dot.#アサヒカメラ
【写真B】逆光によってコントラスト高く秋穂を写す
被写体の距離、カメラの位置:近景から遠景、アイレベル/天候、時間、光線状態:晴れ、午前7時、逆光/カメラ:キヤノンEOS 5Ds R/レンズ:キヤノンEF24ミリF1.4L II USM/絞り、シャッター速度:f4、640分の1秒/撮影感度:ISO100/ピント位置:手前の穂/ホワイトバランス:曇天/フィルター:なし/仕上がり設定:風景モード/撮影地:京都府京丹後市(写真/福田健太郎)

【写真B】逆光によってコントラスト高く秋穂を写す 被写体の距離、カメラの位置:近景から遠景、アイレベル/天候、時間、光線状態:晴れ、午前7時、逆光/カメラ:キヤノンEOS 5Ds R/レンズ:キヤノンEF24ミリF1.4L II USM/絞り、シャッター速度:f4、640分の1秒/撮影感度:ISO100/ピント位置:手前の穂/ホワイトバランス:曇天/フィルター:なし/仕上がり設定:風景モード/撮影地:京都府京丹後市(写真/福田健太郎)

 写真Bは、大きな“ネコジャラシ”のようなチカラシバ。日が当たる前、朝霜が降りた姿も美しいが、この写真を撮影したときは、すでに太陽が昇っていたため、フレアが発生しないよう、ハレ切りを行って撮影した。明暗のコントラストが高く、クリアな再現が秋穂をいっそう輝かせてくれた。

 使用したレンズは、焦点距離24ミリの広角単焦点レンズ。近寄ることで被写体は大きく写る。背景には遠景を取り入れて、遠近感と広がり感を誘い出した。絞り値はf4を選び、背景の山林がなんとなくわかる程度のボケ描写とすることで、ピントの合った秋穂を一段と目立たせた。

【写真C】太陽を画面内に入れてフレアを生かす
被写体の距離、カメラの位置:近景から中景、アイレベル・上向き/天候、時間、光線状態:晴れ、午前11時30分、逆光/カメラ:キヤノンEOS 5D MarkIV/レンズ:キヤノンEF50ミリF1.4USM/絞り、シャッター速度:f1.4、2500分の1秒/撮影感度:ISO100/ピント位置:画面中央付近のススキ/ホワイトバランス:太陽光/フィルター:なし/仕上がり設定:風景モード/撮影地:奈良県黒滝村(写真/福田健太郎)

【写真C】太陽を画面内に入れてフレアを生かす 被写体の距離、カメラの位置:近景から中景、アイレベル・上向き/天候、時間、光線状態:晴れ、午前11時30分、逆光/カメラ:キヤノンEOS 5D MarkIV/レンズ:キヤノンEF50ミリF1.4USM/絞り、シャッター速度:f1.4、2500分の1秒/撮影感度:ISO100/ピント位置:画面中央付近のススキ/ホワイトバランス:太陽光/フィルター:なし/仕上がり設定:風景モード/撮影地:奈良県黒滝村(写真/福田健太郎)

 写真Cは、ススキが秋風にそよぎ、一方向に穂先がなびいた瞬間を写したもの。日陰の杉林を黒バックに、銀色に輝くススキの穂をねらった。

 クリアな再現を目指すのであれば、フレア、ゴーストが発生する確率を高める太陽は、杉林の後ろに隠すか、画面から外してハレ切りを行うが、まばゆい光の強さを伝えたく、強烈な太陽を思い切って画面内に取り入れた。輝くススキの穂とリズムが連動するよう、太陽は画面の上、やや左に配置した。

(写真・文/福田健太郎)

「アサヒカメラ」10月号から抜粋


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