日本ハムがドームを本拠地としていた時代はリース料(使用料金)のほか、広告、グッズ販売、飲食など興行時の売り上げも入る契約だった。年間20億円超とも言われていた収入がなくなるため、今後は同額分を別から生み出さなければならない。

「来年、優勝だけを目指してぶれずに戦っていこうと思います」(新庄剛志監督/11月23日のファンフェスティバル)

 新庄監督の新たなシーズンへの向けての誓いも、エスコンフィールドからビジョン越しにファンに送られた。日本ハムはこれまでドームで積み上げた歴史を、新たにエスコンフィールドで引き継ごうとしている。新球場はまもなく開業されるが、そんな中でドームは存在感を維持し、生き残ることはできるのだろうか。