「所ジョージ」レギュラー番組終了の波紋　若者の知名度低い？　時代に合わない？　それでも重宝されるワケ

■趣味に全振りした動画は大人気

　一方で昨年6月には、10年続けた自身のYouTubeチャンネルを閉鎖することを明かし、話題になった。登録者数は17万人を超えていたが、所は「ビックリする事がある　広告などつけたくない　なのに今年の6月1日から　グーグルは勝手にアトランダムで　つけるんだそうです　お金のニオイがしないでやってきた10年は　広告がつくので今日でおしまい」とその胸中を歌にした。これに対して、ネット上では「潔い」「ガツガツしてなくて本当にかっこいい」と称賛の声も上がった。

「昨年10月に陣内智則のYouTubeチャンネルに出演し、閉鎖した理由ついて説明しています。投稿者の意図とは関係なく動画に広告が付いてしまい、『自分の作品ではなくなる』からだとか。撮影も編集も1人でやっていて、それを邪魔されたくないと胸の内を明かしていました。そんなところを見ると、ユルい芸風とは裏腹に、かなりのこだわりがあることがうかがえます。一方、現在も続けているもうひとつのYouTubeチャンネルは登録者数40万人を突破し人気です。最近ではレースゲーム『グランツーリスモ7』の魅力を伝える動画を公開し、現在再生回数79万回超えています。また、エアガンを紹介する動画も36万回を超えるなど、趣味に全振りしたオジサンが好きそうなテーマで、その世界観に惹かれる人は少なくないでしょう」（同）

　そのうえ、単なる趣味人というだけでなく、家族を大切にしているところも好感度が高い。女性週刊誌の芸能担当記者はこう話す。

「『自宅で妻の手料理を食べることが本当に楽しみ』とトーク番組で明かしていたように、収録後はすぐに自宅へ帰るそうです。料理を作る様子から見るのが大好きなのだとか。そんな愛妻家という一面は好感が持てますし、ファミリー層へのウケは悪くない。さらに、所の趣味が好きな中年層からの支持もある。若者と感覚がズレてしまうところはあるかもしれませんが、テレビでは自分を抑えて仕切っていますし、安心して見られるという中高年や高齢者は多いでしょう。まだまだ第一線で活躍すると思います」