そして村元&高橋は、グランプリシリーズ2戦目となるNHK杯に臨む。二人がカップルとして初めて出場した試合が2020年NHK杯であることから、村元はNHK杯を「本当にすごく思い入れのある試合」だと語る。21年、そして今年と3年連続の出場となるNHK杯について、高橋も「これまでの成長を発揮できれば」と意気込む。

「今シーズンもNHK杯に出場できることをとても嬉しく思っています。今シーズン、リズムダンスとフリーダンスの完成形を初めて日本のお客さんの前で披露することになると思うので、自分たちの納得のいく演技ができたらいいなと、今からすごく楽しみにしています」(村元)

「先シーズンはNHK杯が初戦でした。その初戦ですごくいいスタートが切れたので、今シーズンもNHK杯でいい演技ができるように。そしてその出来から自信がつけられるような、そんな演技をできればいいなと思っています」(高橋)

 3回目となるNHK杯で、村元&高橋は“深化”した演技をみせる。(文・沢田聡子)

●沢田聡子/1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤めながら、97年にライターとして活動を始める。2004年からフリー。シンクロナイズドスイミング、アイスホッケー、フィギュアスケート、ヨガ等を取材して雑誌やウェブに寄稿している。「SATOKO’s arena」