■ライブコマースやSNSで稼ぐ!?

 小島の留学生活で鍵を握るのは“先輩”の俳優・矢野浩二(52)になりそうだ。矢野は「中国で一番有名な日本人俳優」として有名で、完全に拠点を中国に移している。中国駐在の大手紙記者は言う。

「小島さんは1月に自身の微博で、中国で活躍する矢野と会ったことを報告し、コラボ動画を投稿しています。矢野さんは、小島の所属事務所系列の事務所にいるのですが、小島も間もなくそちらに移籍する予定のようです。先輩である矢野の助言を受けながら、中国での活動を行っていくのではないでしょうか」

 留学後は、そのまま移住して、中国で芸能活動を続ける予定の小島。果たして中国の芸能界で通用するのか。

「矢野さんとの対談動画で、『中国の歌が好きなので、歌手としての活動にチャレンジしたい』と話していました。ただ留学しても、すぐにネイティブレベルで会話するのは難しいので、歌番組やバラエティー番組で活躍するのは少々、厳しいかもしれません。矢野さんは最近、俳優業の傍ら、中国のSNSで広告やPRの仕事をして、さらにライブコマースにも挑戦しています。小島さんもこうした路線をメインに、中国で稼いでいくことになるかもしれません」(広瀬氏)

 日中の芸能界に詳しいジャーナリストの周来友氏はこうエールを送る。

「小島さんは漫画家との不倫熱愛疑惑が報道されて以降、何をしてもバッシングされる状況だったので、心機一転、中国に渡るという決断は間違っていないと思います。また、コロナ禍や日中関係の悪化で、今あえて中国に進出する日本のタレントは皆無なので、競争相手も少ない。聡明(そうめい)な彼女のことですから、そのあたりも計算しているのでは。ただし、本気で中国で活動したいなら、語学学校だけで終わるのではなく、例えば清華大学や北京大学など名門大に留学生枠で編入したり、演劇系の中央戯劇学院やマスコミの登竜門である電媒大学などに入り、きちんと学んだほうがいいと思います。中国では“日本人タレント”の需要はあるので、ぜひ頑張ってほしいですね」

 果たして、小島の決断は吉と出るか、凶と出るか。来年からの活動に注目したい。(山重慶子)

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山重慶子

山重慶子

神奈川県生まれ。大学卒業後、中国・上海へ留学。現地でフリーペーパーの編集者となり、帰国後は主に中国や台湾関連の原稿執筆・コンテンツ制作を行っている。

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