エンゼルスの大谷翔平(ロイター/アフロ)
エンゼルスの大谷翔平(ロイター/アフロ)

「現在メジャーリーグで最高のプレイヤーは誰か?」

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 数年前までならほとんどのファンがエンゼルスのマイク・トラウト外野手を挙げただろう。トラウトは今年で31歳とまだ中堅という年齢だが、これまでシーズンMVPに3度、オールスターに10度選出されるなど、走攻守に圧倒的な能力を発揮し、リーグの顔として誰もが認める存在である。

 だが、ここ数年は怪我の影響などもあり、かつてほどの結果を残せていない。今年も昨年に続き好調を維持していたものの、負傷で戦列離脱を余儀なくされている。さらに近年デビューしたトッププロスペクトで早くも頭角を現している選手も多く、今は「最高のプレイヤーは誰か?」という問いへの答えは過渡期に来ている。

 メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』の今シーズン開幕前の「現在のトップ100プレイヤー」というランキングでも、「トラウトは怪我により昨シーズンの大部分を休んだ」という理由もあり1位ではなく2位。いまだに高い順位に位置しているが“トラウトの時代”から次の世代へ移り変わっているのは間違いないだろう。

 そして、このランキングで堂々の1位に選ばれているのがエンゼルスの大谷翔平だ。昨年ア・リーグのMVPを獲得した大谷については、46本塁打を放った打撃、盗塁を26個マークしたスピード、23試合に先発して防御率3.18を記録したピッチングなど、投打に渡る活躍を評価。「大谷が昨シーズン成し遂げたことと同等のことをしたのは1919年のベーブ・ルースまで遡らないといけない」と現代野球の常識を覆した大谷を称賛している。

 なお、公式サイトが選んだトップ10までの順位は以下となっている。

1位:大谷翔平(エンゼルス)
2位:マイク・トラウト(エンゼルス)
3位:フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
4位:ホアン・ソト(ナショナルズ→パドレス)
5位:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
6位:ムーキー・ベッツ(ドジャース
7位:ジェイコブ・デグローム(メッツ)
8位:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
9位:フレディ・フリーマン(ドジャース)
10位:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)

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大谷はカリスマ性でもトップクラス?