「公式戦でも試合直前までグラウンドコートを着込んでいる選手もいます。相手チームに見せるタイミングにこだわることで、強者の印象を強める効果もあるかもしれません。かつてのPL学園のように、大阪桐蔭のユニフォームは見るだけでインパクトがある」(大阪桐蔭OB)

「ユニフォームは戦闘服。相手選手への見え方次第ではチームの印象が大きく変わる。西谷監督のユニフォームへのこだわりは大変なものがある。かつて有望選手のスカウトに足を運んだ際、グラウンドコートの下にJAPANのユニフォームを着て『日本代表を目指そう』と口説いたという逸話もある」(スポーツ新聞 野球担当記者)

 大阪桐蔭は18日、大阪府大会の初戦で10対0のコールド勝ちと春夏連覇へ向け上々のスタートを切った。今夏も圧倒的なチーム力でそのまま突っ走りそうな予感もあるが、強さの秘密は選手個々の能力だけではない。今回話題となった“暑さ対策”もその理由の一つなのかもしれない。