息子との時間をつくってくれるということと同時に、私の負担が少しでも減るようにとやってくれているんです。とても感謝しているところです。

 ryuchellは「当たり前のことしかやっていない」と言っていますが、私が逆の立場だったら、同じようなリズムで生活はできないですね。

 ryuchellに対して「もっと家族のこと考えてよ」「息子のことを思って行動してよ」なんてのは一度も考えたことないです。家族のきずなが強くなっているし、ryuchellに対する尊敬の気持ちがどんどん増えているところです。

 変わらないものもあります。二人でいる時間を大切にしています。この時間は今でも出会ったころと同じような関係ですね。どっちかがふざけて、突っ込んで、爆笑しているみたいなことを今でもやっていますよ。

 ryuchellは仕事を忙しくさせてもらっているんですが、ryuchellが帰ってくるまでベッドに入らず待っていたりします。結局ソファで寝てしまうことも多いですが。あと、息子が幼稚園にいったあと、ryuchellが仕事にいくまで一時間くらい二人になれる時間があったりするんですが、そのときは「今度どこに遊びにいきたい」とか二人だけの会話をしています。

 最近は私が車でryuchellを事務所まで送っていくので、その時間も大切にしています。2月に運転免許をとったんです。愛車のラシーンをほぼ毎日乗っていますが、二人の時間をつくるのにも役立っています。

 先日、久しぶりに平日にryuchellの時間が出来たんです。それで3年ぶりくらいに二人で昼間からカラオケに行きました。ryuchellは昔の曲とかが大好きで、尾崎豊さんの曲とかを熱唱していましたね。私はディズニーが大好きなので、アラジンとかアリエルとかライオンキングの歌を歌いました。

 こういった二人の変わらない時間というのも大切なんだなと思います。

(構成/AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

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ryuchell & peco

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ryuchell タレント・株式会社比嘉企画代表取締役。1995年生まれ、沖縄県出身。個性的なファッションと強烈なキャラクターで注目を集め、パートナーのpecoと多数のバラエティ番組に出演。pecoと入籍し、一児の父となった現在は育児やSDGs・報道番組への出演など活動の幅を広げ、2020年よりNHK「高校講座・家庭総合」のMCを務める。自身SNSでの”自己肯定感”に関する発信がたびたび話題となり、2021年に初の著書となる「こんな世の中で生きていくしかないなら」を出版。現在は女性誌等で5本の連載を持つ。 peco モデル・タレント。1995年6月30日生まれ、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に人気を集める。パートナーのryuchellとバラエティ番組やTVCMに多数出演。一児の母となった現在は育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。

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