最後に、「反省して、何も僕のネタを考えずに笑えるように心がけていきたい。お叱りのクレームを今後に生かしていきたいと思います。今回不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした」と、頭を下げた。

 この動画のコメント欄に、「何もかもやりづらい世の中ですが、ネタをネタとして受け入れる人が大半です。謝罪の必要もないと思います。クレーマー気質の批判には臆せず、これからも陣内さんのネタ楽しみにしています」、「わたしはこのネタが大好きです。放送を郵便局で働いている父と見ましたが何も気にせず笑っていました。ネタを本気で捉えて怒ってしまう人はかわいそうな人ですね。これからも応援しています!」など激励のメッセージが。

「陣内さんのネタを見て、手紙を勝手に読んでいいんだと思う視聴者は皆無に近い。郵便局員を馬鹿にしているという発想を持つ人たちもこぐごく少数でしょう。ただテレビサイドはスポンサーがついているため、番組のイメージを考えた時にこういった批判の意見も汲み取らなければいけない。あまりにもコンプライアンスに敏感になると、披露できるコントやネタの幅が狭まり笑いの質も落ちることが懸念されますが…。そうなると、視聴者がテレビを見なくなりYouTubeに流れてしまう。難しい問題ですね」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 陣内は過去にも「郵便局員」のコントを披露してきたが、ここまで批判を浴びることはなかった。お笑いタレントと番組スタッフがネタに対し、コンプライアンスや法律に違反していないか神経を研ぎ澄ませる時代になったということだろうか。(土屋勝治)