婚約内定の際の会見の眞子さまと小室さん(c)朝日新聞社
婚約内定の際の会見の眞子さまと小室さん(c)朝日新聞社

 秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚を来週に控えた小室圭さんが18日、秋篠宮ご夫妻への挨拶を行った。赤坂御用地には午前9時15分ごろに入り、約3時間半滞在。秋篠宮ご夫妻は、娘の婚約者と約3年2カ月ぶりに顔を合わせた。

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 家族問題研究家の池内ひろ美さんは、ご夫妻の親心をこう推し量る。

「秋篠宮殿下としては、決して手放しで喜べる状況ではありません。ですが、皇籍を離脱し、婚姻届けを提出することが確実になった以上は、『娘をよろしくお願いします』と言わざるを得ない。皇室から出れば、宮内庁もご両親も守ってあげることはできなくなります。娘を預ける相手に対しては、どんなに心配でもきつく問いただすことはできない状況なのです。皇嗣殿下としてはさぞお辛く、切ない心境だと思います」

 池内さんはさまざまな家族と接してきた経験から、秋篠宮殿下と紀子さまとで温度差があり、殿下の方が小室さんを厳しい目で見ているのではないかと推測する。一般的に男親と女親では、婚約者を迎える際の心境は異なるという。

「一般家庭でも男親は娘が結婚する際には、娘には『彼のことが好きなのか』とは問いませんね。娘の夫となる人に対して『社会人として、同じ男として評価できるか』という目で見る。大切な娘がこれから生活をともにするのですから、責任をもって娘を幸せにできるのかと相手に問うのです。男親にとっては、結婚相手は自分から愛娘をさらっていくようなもので、父親からしたら嫌なものですから……。

 一方の女親は、社会人として相手の男性を見定めるよりも、自分の娘に対して『本当に彼のことが好きなのか。あなたの正直な気持ちを教えて』と問う傾向があります。愛娘には、同じ女として幸せになってもらいたいのです」

 秋篠宮殿下は18年11月誕生日に際した会見の場で、2人の結婚について「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、納采の儀は行うことはできない」と明らかにされた。

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秋篠宮殿下との「男同士の約束」