選手村で韓国選手団が掲げた垂れ幕(GettyImages)
選手村で韓国選手団が掲げた垂れ幕(GettyImages)

 今回の東京五輪では日本の金メダルラッシュが目立っている。柔道で史上最多の9個の金メダルを獲得。水泳では大橋悠依が女子400メートル個人メドレー、200メートル個人メドレーの2冠。競泳女子日本史上初の快挙だった。

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 卓球混合ダブルスでは水谷隼、伊藤美誠ペアが決勝戦で中国ペアを破り、卓球史上初の五輪で金メダルに。女子ソフトボールも最大のライバル・米国を決勝で倒して2008年の北京五輪以来、13年ぶりの連覇を飾った。

 今大会から追加種目になったスケートボードも注目度が上がった競技だ。女子ストリートで13歳の西矢椛が日本史上最年少の金メダリストに。男子ストリートも、22歳の堀米雄斗が金メダルを獲得した。さらに、サッカーU-24日本代表がベスト4に進出する快進撃で、野球も侍ジャパンが準々決勝進出を決めている。空手、レスリングなど日本が得意とする競技も続く。今大会で獲得している金メダル17個は過去最多だが、さらに更新する可能性が十分にある。

 一方で、苦戦しているのがお隣の韓国だ。お家芸のテコンドーで金メダルなしに終わる大誤算。テコンドーが五輪の正式種目になった00年のシドニー大会以来、韓国が金メダルを獲得できなかったのは今大会が初めてだった。柔道も金メダル獲得はならず、銀メダル1個、銅メダル2個と低調な結果に。韓国紙の中央日報日本語版は31日、「エリートスポーツ育成の日本、金メダル数が韓国の3倍」というタイトルで、「韓国が獲得した5個の金メダルのうち4個はアーチェリー種目だ。韓国テコンドーは史上初めて『ノーゴールド』に終わった」と指摘した。

「韓国は競技より、日本を挑発する横断幕や、メダリストに贈呈されるビクトリーブーケに事実無根の言いがかりをつけてきたりしたことが話題になってしまった。韓国国内のSNS上では、『みっともないことで目立ってばかり』、『金メダルで世界を驚かせてくれ』などの書き込みが見られます。メダル数で日本に3倍以上の差をつけられ、屈辱的な思いが強いと思います」(韓国に駐在する通信員)

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