CAの世界にもある陰湿ないじめや意地悪の“人生に役立つ”切り抜け方を元チーフパーサーが伝授 (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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CAの世界にもある陰湿ないじめや意地悪の“人生に役立つ”切り抜け方を元チーフパーサーが伝授

 憧れの職業の一つであるCA(キャビン・アテンダント)。華やかな仕事に見えますが、実情は全く異なる、ある意味軍隊のような世界だと語るのは、日本航空に25年間CAとして勤め、チーフパーサーや、CA教官も務めた山本洋子さん。『一流のメンタル 100の習慣』(朝日新聞出版)を刊行した山本さんが経験してきた先輩CAによるイジメや意地悪とその対処法について寄稿してくれました。

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■CAは実は軍隊のように過酷な世界

 時代と共に変わってきてはいますが、CAの職場環境は基本的には過酷です。職場での厳しい上下関係、理不尽なお客様への対応、万が一の不測の事態に備え、常に緊張も強いられます。国際線では時差と闘い、見えないウイルスとは常に隣り合わせ、砂漠のように乾燥した機内で夜通し化粧も落とさず笑顔を振りまくという、身体的にも美容的にも厳しい環境で毎日を送っているのです。

 そんな職場環境で、すべてのCAが折れないメンタルを身につけているかと言えば、そうではありません。なかには、人間関係に疲れ、体力的にも精神的にも追い込まれ、体調を崩すCAも少なくありません。裏舞台を感じさせず優雅に振る舞うには、少々のことでは凹まないメンタルを手に入れなければ身が持ちません。

 今でこそ私も、少々のことではめげない打たれ強いメンタルが身につきましたが、CAになりたての頃は職場の人間関係に疲れ、フライトに出るのが嫌になるような経験をしてまいりました。

 最初に経験するのが、先輩CAからのいじめです。私が新人の頃は、今より先輩後輩の上下関係が厳しく、同じ年に入社しても、1日でも早くCAとしてデビューした者が先輩として扱われる世界でした。同年に入社した450名が1クラス20名に分けられ、その20名が同期として共に訓練を受けるのですが、人数が多いため、入社時期も月単位で違っていました。そして、期番が1期でも違うと後輩は虫けら扱いです。


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