緊急事態宣言下の繁華街の様子(C)朝日新聞社
緊急事態宣言下の繁華街の様子(C)朝日新聞社

 人気YouTuber計31人が緊急事態宣言下で深夜に宴会を開いていたことが週刊文春で報じられた。記事によると、YouTuberのあやなんの誕生日を祝うために開かれ、参加者は深夜までカラオケや飲酒を楽しんでいたという。その後に一部のYouTuberが反省の色を見せず、開き直った態度や発言をしたことで、さらにネットが炎上する事態となっている。

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「泥酔パーティー」の参加が報じられたYouTuberの多くはその後、自身のYouTubeチャンネルで謝罪したが、中には視聴者の怒りに油を注ぐ動画も。女性3人組「ヘラヘラ三銃士」のさおりんが24日に配信した動画は謝罪の言葉がなく、丸刈りのさおりんがサムネイルに登場。楽曲「炎上パンチ」を歌唱して反省の色が見られず、報道をちゃかした内容にネットは大炎上。その後に動画は削除され、他のメンバーと共に謝罪動画を改めて配信したが、登録者数は5万人以上減った。

「事の重大性が分かっていないんでしょう。挑発的な動画を出す前に、所属事務所が確認してストップをかけるのが普通なんですが、事務所よりYouTuberの力関係が上だったり、事務所に入らずにフリーで活動しているYouTuberも多い。自分たちの価値観が正義だと思っているので、動画を出す前に、周りにどう思われるか、社会にどう思われるかという考えが抜けている。むしろ、社会にどう思われてもいいから自分を貫くのがかっこいいと思っているんでしょうね」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 男性3人組YouTuber「えびすじゃっぷ」にも批判の声が多く寄せられた。パーティーにはフジ、けす、森山の3人が参加。フジ、森山が宴会後に路上で「立ちション」、けすが既婚者の女性YouTuberに密着している写真が週刊誌に掲載された。

 3人は高学歴のイケメンで知られ、マッチングアプリ、ナンパ、合コンを通じた女性の「お持ち帰り企画」の動画を配信し、20代の男女の世代を中心に人気に。登録者数は6月28日時点で46万人を超える。

 えびすじゃっぷは25日に「報道について」という動画を投稿。フジは「飲み会に参加したこと、ぶっちゃけあんまり反省していません。友達の誕生日会に参加することは悪いことだと思ってないんで」と持論を展開。そして、「コメントとかDMとかで『死ね』とか、『えびすじゃっぷのファン、キモイ』とか言っている奴いるけど、人におしっこ駆けるのと一緒だからな。誹謗中傷良くない」と訴え、「立ちション」を反省し、軽犯罪法であることを指摘されたのを受けて交番に向かった。

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