NMB48の渋谷凪咲(C)朝日新聞社
NMB48の渋谷凪咲(C)朝日新聞社

 近年、多くのアイドルが卒業後のセカンドキャリアを見据えて、自身の得意ジャンルで存在感を発揮するケースが増えてきた。

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 例えば、乃木坂46のメンバーで読書好きを公言する高山一実は、小説を出版しベストセラー作家となった。また、元乃木坂46メンバーの伊藤かりんも、現役時代から将棋好きであることをアピールし、将棋番組への出演を果たしている。そんな中、まさかの“お笑い”を武器に人気を獲得しているアイドルがいる。NMB48の渋谷凪咲(24)だ。

 渋谷は2012年にNMB48 第4期生オーディションに合格し、研究生としてデビュー。翌年には、AKB系各グループの有望な研究生たちで結成した選抜ユニット「てんとうむChu!」に参加するなど、ファンの間では人気が高かった。だが、AKBグループ全体が乃木坂46などに押され始めたことや、NMB48の絶対的センターだった山本彩(2018年卒業)やその後グループを担ってきた白間美瑠(2021卒業)などに隠れ、そこまでの存在感は発揮できていなかった。

 そんな渋谷がこのところ、キー局のバラエティー番組への出演を増やし、注目を集め始めている。在阪の民放バラエティー番組制作スタッフはこう話す。

「関西ローカルの番組の常連だったので、関西では有名でしたが、全国区になったのはこの春くらいから。『アメトーーク!』で、麒麟の川島明さんや千鳥のノブさんが名前を上げて絶賛したことで注目が集まり、バラエティーでの起用が増えていきました。現在では『ダウンタウンDX』や『水曜日のダウンタウン』など、ダウンタウンさんがMCをする番組に出るまでになりました。芸人さんとの絡みのうまさはアイドルでも群を抜いていますね。今はまだ“お試し期間”だと思いますが、割と爪痕を残しているのでこのままいけば、“女性芸人枠”で大ブレークするかもしれません」

 渋谷は大阪府出身で元来のお笑い好き。2017年にはピン芸人のコンテスト「R-1グランプリ」にも出場し、3回戦まで進出しているというからお笑いの実力もなかなかのものだ。

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女性芸人の“容姿いじり”はNGに