昨シーズンは中止となった関東大学春季大会、関西大学春季トーナメントがともに2年振りに行われるなど、日常を取り戻しつつある大学ラグビー界だが、新型コロナウイルスの暗雲が完全に晴れたわけではない。やはりトップリーグ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)で指導経験がある栗原徹監督が就任3年目の慶応大学は4月に部内でクラスターが発生して活動停止。東海大学もラグビー部以外の運動部に陽性者が多数発生したために、当初、5月23日に予定されていた明治大学を辞退した。神鳥監督の初陣は、この試合の日程を再調整して行われたものだった。

 この秋こそは、すべての試合が有観客で行われ、すべてのチームが万全の態勢で相まみえることができるだろうか。