その他、水野晃樹や山村和也といった選手も、若くしてA代表デビューを果たしながらも伸び悩んだ面々。そして17歳322日という日本代表史上最年少出場記録を持つ市川大祐も、2002年の日韓W杯での16強入りに貢献はしたが、数字としては国際Aマッチ10試合出場と物足りない。18歳でデビューした小野伸二(56試合出場6得点)、19歳でデビューした香川真司(97試合31得点)は成功の部類に入るだろうが、全体としては日本代表での “若年デビュー”は失敗例の方が目立つ。

 森保ジャパンで10代デビューを果たした久保建英(ヘタフェ)と冨安健洋(ボローニャ)、20歳でデビューした堂安律(ビーレフェルト)らが、その歴史を覆すか。それともまた違う新星が現れるのか。世界的にも選手の低年齢化が進む中、代表デビューを果たした“そのあと”が、より重要になるのは言うまでもない。