「自身のインスタグラムに飲酒エピソードを投稿することもあります。1月12日に更新されたインスタグラムでは、『外出自粛なのでおびちゃんとオンライン呑みしました 久しぶり!』とつづり、スッピンの眼鏡姿で、袋に入った焼きエイヒレを持った自身の姿と、フリーアナウンサー・小尾渚沙の写真を公開。また、オフの日はライブに行ったり、日帰りトレッキングをしたり、1泊旅行に出かけることもあるとインタビューで話していました。そんな、いかにもな私生活が普通の独身アラサー女子っぽいところも親近感を抱かせます」(前出の編集者)

■Youtubeチャンネルで漏らした本音

 今では順風満帆に見える新井だが、ここに至るまで苦労もあったようだ。女性アナウンサーに詳しいフリーライターは言う。

「学生時代、女子アナウンサーの登竜門とも言えるミス青山コンテストでグランプリを獲得するも、就職活動では民放キー局の試験に受からなかったのは有名な話です。そこで、テレビ局以外の一般企業を目指していたそうなのですが、現事務所のセント・フォースから誘われフリーアナウンサーとして活動をスタートさせます。インタビューで本人も語っていたのですが、レギュラー番組を半年や1年で降板したり、3カ月間全く仕事がないこともあったそうで、今も目の前の仕事を頑張らないと次はないという気持ちで取り組んでいるそうです。一見、美人で頭がよく華々しい経歴もありそうで、近寄りがたさを感じる人もいるとは思いますが、実は苦労を経験し、普通のアラサー女子らしい人間味もあるのが人気の秘訣かもしれません」

 TVウオッチャーの中村裕一氏は、新井の人気についてこう分析する。

「とてもアラサーには見えない、人懐っこくてみずみずしい笑顔が多くのファンの気持ちをわしづかみにしています。1月からスタートしたYouTubeの『新井恵理那channel』では、ペットの愛鳥が入った鳥かご越しにソファでひたすら寝る姿を流したり、友人の小尾アナとビールを飲みながら恋愛観や結婚観を語ったりと、情報番組やバラエティーだけでは見ることのできない彼女の表情が楽しめます。小尾アナとの飲みトークでは、『これまでの人生で一度も夢を持ったことはないと思う』と語っており、今の仕事に満足はしているものの、もしかすると数年後には違う人生を歩んでいるかもしれません。しかし、彼女の笑顔に元気をもらっている人もきっと多いと思うので、可能な限り息の長いアナウンサー生活を送ってほしいですね」

 テレビでの露出は多いものの、毎年「ORICON NEWS」が発表している「好きな女性アナウンサーランキング」には、あまり顔を出すことがない新井。今後、仕事ぶりや美貌だけでなく、人間性もお茶の間に浸透することで上位に食い込む可能性は大いにありそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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