新井恵理那(C)朝日新聞社
新井恵理那(C)朝日新聞社

 群雄割拠の時代が続くフリー女子アナの中で、ひときわ活躍が目立つのは新井恵理那(31)だ。

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 2014年より情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)でお天気キャスターを務めていたが、昨年3月からは平日朝の情報番組「グッド! モーニング」(テレビ朝日系)の総合司会に抜擢された。さらに、「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」(同)など、バラエティー番組でも進行を担当するなど、いまフリー女子アナでいちばんの成功者と言ってもいいだろう。

 新井といえば、清楚なルックスに加え、硬軟おり交ぜながらの落ち着いた進行にも定評がある。朝の顔を務める傍ら、ビートたけしや所ジョージ、爆笑問題など大御所芸人との絡みもそつなくこなす。まさに、美しさも仕事ぶりも安定した優等生という印象が強いが、テレビ情報誌の編集者は「恋愛話などもぶっちゃけトークができるのも強み」と話す。

「昨年放送のバラエティー番組では、好きになった男性にはかなりアピールすると告白。恋愛に対しては『ラテン気質』で、普通に『好きです』と言ってしまうそうですが、自分から追いかけた場合、結局逃げられてフラれてしまうのだとか。別の番組では『好きな男性のタイプ』を聞かれ、『ちょっと変態なほうが好き』と返答。具体的には『カレー味のウンチか、ウンチ味のカレーか、どっちを選ぶ』という質問に、『カレー味のウンチ』を選ぶような人がタイプだそうです」

 こうした話題は親近感が湧きやすいネタだが、変に取り繕うことなく自然体で話しているところに好感を持つ視聴者も多いはず。容姿端麗でお高くとまった女性アナウンサーのような堅苦しい雰囲気もなく、絶妙にとがった恋愛トークの内容などは潔さもあって、見ていて気持ちよい。

 さらにこんな発言も。「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」(テレビ朝日系、4月4日放送)では、ギャルについて持論を述べていた新井。といっても「ギャルの家がちょっときれいなだけでイメージがいい」「ちょっと部屋や玄関がきれいなだけで、めちゃくちゃイメージあがりません?」と、ありがちな見解だったが、そんな「あるある!」と視聴者が思える話題を提供するのも、親近感を覚えるポイントだろう。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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「数年後は違う人生を歩んでいるかもしれない」