※写真はイメージです(Getty Images)
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 Snow Manの阿部亮平さんとともに「ジャニーズクイズ部」の一翼を担う川島如恵留さん。複数の留学経験があり、現在も英語を学び続けているが、それはクイズの勉強ともリンクしているという。現在発売中の『AERA English 2021 Spring & Summer』(朝日新聞出版)から紹介する。

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 現在、ジャニーズJr.の中で圧倒的な人気を誇るグループTravis Japan、通称トラジャ。7人全員の動きがピタリとそろう「シンクロダンス」でファンを魅了する。そのメンバーの一人が川島如恵留さんだが、クイズ番組で彼の存在を知った人も多いかもしれない。

「それは阿部(亮平)くんのおかげです。彼がジュニア時代からクイズ番組で活躍し続けてくれたので、ぼくらにも道が開けたんです」と川島さん。2人がクイズ番組に出ると、SNSに「#あべのえ」の言葉が躍る。この2人が、ジャニーズに新しい風を吹かせていることは確かだ。

■使う言語は違っても伝えたい「思い」は同じ

 川島さんは中学から大学までの10年間、英語教育に定評のある青山学院で学んだ。しかも両親の教育方針は「なんでも体験させよう!」だったため、川島さんは中学時代から何度か海外での生活を経験している。最初に行ったのは、フィジー諸島の山の中の小さな村だった。

「文化交流を目的としたプログラムに参加したんです。中1だったので、誇張抜きで“Hello”と“I like this”程度しか言えなかった(笑)。『もっと英語をがんばらなくちゃ!』と強く思った最初の経験です」

 2度目のチャレンジは高校1年生のとき。学校の交換留学プログラムに応募し、イタリア・ミラノ近郊の家庭に2週間ホームステイした。

「イタリア人も日本人も英語は母語じゃないんですけど、英語でならコミュニケーションできるんです。『英語って世界で使える言語なんだ!』と実感しました。でもそれ以上に感じたのは、使う言語は違っていても伝えたい『思い』は共通なんだなってこと。人にはまず『思い』があって、それを形にしてくれるのが英語。英語を学ぶ理由が腑に落ちた体験でした」

 3度目は22歳のとき、オーストラリアの幼稚園で1カ月間のボランティア留学を体験した。

「芸能活動を1カ月休まなくてはいけなかったので、ジャニー(喜多川)さんに直接お願いしたんです。そしたら『You、それは行くべきだ、行っておいで!』って(笑)」

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3度の海外で得た「言語を学ぶ意味」