ヤクルトは“過去最大級の補強”でも不十分? 2年連続最下位から脱出するカギは… (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ヤクルトは“過去最大級の補強”でも不十分? 2年連続最下位から脱出するカギは…

菊田康彦dot.
今季からヤクルトでプレーする内川聖一 (c)朝日新聞社

今季からヤクルトでプレーする内川聖一 (c)朝日新聞社

 その動きは年が明けても止まらず、キャンプ中の2月下旬にソフトバンクで2ケタ勝利2回のリック・バンデンハークと契約すると、3月の声を聞くとともに巨人との交換トレードを敢行。将来の主軸候補と期待されていた内野手の廣岡大志を放出し、代わりにこちらも2ケタ勝利2回の実績を持つ左腕の田口麗斗を獲得した。

 昨年のドラフトでは支配下、育成合わせて10人の新人を指名しており、バンデンハーク獲得以前に契約していた投打3人の新外国人も含め、今季新たに加入した選手は総勢19名に上る。これだけの新戦力を加えたというのは、過去にもちょっと記憶にない。

 中でも大きいのは、野手に関していえば内川の加入だ。昨年のヤクルトは「20歳の四番」村上宗隆の後を打つ五番バッターに人材を欠いた。今季は新外国人を五番に据えるものと見られていたが、新型コロナウイルスの影響でメジャー通算77本塁打のドミンゴ・サンタナら新外国人選手の合流が遅れている。そこでセ・パ両リーグで首位打者に輝き、現役最多のNPB通算2171安打をマークしている38歳の内川に、白羽の矢が立てられた。

 ソフトバンクに在籍した昨年は一軍出場のなかった内川だが、このオープン戦では全13試合に5番バッターとしてスタメン出場して打率.310、1本塁打。横浜(現DeNA)時代にもコーチとして指導した“師匠”の杉村繁打撃コーチを「やっぱり内川が五番にドンと座っているだけで、全然違う。大きいですよ」と唸らせた。

 投手では、何といっても田口の加入が大きい。陽気なキャラクターの25歳の左腕は、巨人で2016年に10勝、2017年には13勝を挙げながら、その後は先発として思うような成績を残せずにいた。しかし、新天地ではオープン戦3試合で11回を投げて3失点。開幕投手の小川に次いで、開幕2戦目の先発が確実視されている。


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