五輪代表選手のスキャンダルといえば、昨年9月には瀬戸大也がラブホテルでの不倫が発覚。日本水泳連盟から活動停止処分を下されたが、今年2月に復帰戦で優勝を果たした。

「瀬戸と妻の馬淵優佳さんも、アスリートカップルとしてSNSでは仲むつまじい様子をアップしていた矢先の不倫発覚でしたから、衝撃は大きかった。瀬戸はスポンサーからは契約解除されCMも降板、しばらくバッシングが続きました。芸能人の不倫も大きく報じられますが、とりわけ五輪選手は現役でも元でも、スキャンダルの対象になりやすい」(スポーツライター)

 元五輪代表のアスリートのスキャンダルといえば、2013年にフィギュアスケートの安藤美姫が結婚せずに出産したときも世間を驚かせた。

「安藤は最初から子供の父親は明かさず自分で育てていく意向を示していましたが、一部メディアやネット上では父親が誰なのか詮索された。それからはツイッターなどにもの誹謗中傷のコメントが書かれるなどバッシングされました」(同前)

 またバルセロナ五輪の200メートル平泳ぎで、14歳で金メダリストとなった岩崎恭子も結婚9年目に離婚した。『今まで生きてきた中で一番幸せです』の名言とともに記憶に刻まれていた彼女が離婚協議中に50代の既婚者と不倫、しかも密会する時はカツラを着用していたことまで写真誌に報じられた。

「読者にしてみれば、岩崎はあの14歳のあどけない少女のままのイメージが強いので、不倫していたと知って勝手に幻滅し、ショックを受けてしまうのでしょう。今回の福原も同じような感覚で、あの4歳の頃からの卓球少女・愛ちゃんがイケメンと結婚して、ラブラブだったのに、不倫デートなんてとんでもない!と、なぜか急に清廉潔白を求めてしまうのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 スポーツジャーナリストも「とりわけ五輪選手は、大きな期待を担う国民の代表なのだから、とプライベートでも勝手に聖人君子のような振る舞い求められてしまうのでしょう」と話す。

 真実は当事者にしかわからないが、それだけ彼女たちが大きなものを背負って闘い、生きてきたからこそ注目されてしまうのだろう。(坂口友香)

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坂口友香

坂口友香

主に週刊誌の芸能記者として活躍。これまで写真誌、女性誌、男性誌など数多くの雑誌で取材執筆。

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