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「開成中」入試欠席者続出? 最難関中学の受験者がここまで減った理由とは

短期集中連載「2021年中学入試最前線 ―コロナ禍で受験はどう変わったか」(3)

コロナの影響は、難関校の志願者数にも(写真はイメージです/GettyImages)

コロナの影響は、難関校の志願者数にも(写真はイメージです/GettyImages)

 コロナ禍で実施された、今年の中学入試。いわゆる「御三家」と呼ばれる学校など、例年安定して志願者を集める難関校の多くで、今年は志願者が減少しました。その背景には、やはりコロナの影響があるようです。

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■東京の男子御三家すべてで減少

 今年は首都圏全体で、多くの難関校の志願者が減少した。コロナ感染のリスクをできる限り避けようと併願校を絞り込んだ結果、合格の可能性が低いチャレンジ校への出願を取りやめた受験生が多かったもようだ。

 東京の最難関、男子御三家の志願者はいずれも昨年と比較して減少した。開成(荒川区)は1266人から1243人、武蔵(練馬区)は601人から584人と微減だが、麻布(港区)は1016人から881人と10%以上落ちこんだ。その理由をSAPIX教育情報センター本部長の広野雅明さんは次のように話す。

「多くの学校がオンラインでリアルタイムの学校説明会を開いたり、対面の説明会を行うなか、麻布はやりませんでした。「麻布学園Web説明会」として、受験生に向けて麻布らしい動画を流したのですが、学校の情報が伝わりにくかった」

 武蔵が微減にとどまったのは「オンラインをはじめ、各種の説明会を積極的に行ったことが奏功した」と、広野さんはみる。

一方、開成では、多くの志願者が試験を欠席するという例年にはない「珍現象」が起きた。願書は出しても実際には受験しないというのは、中学入試では珍しいことではない。ただ、最難関校である開成では、例年欠席者は100人にも満たない。それが今年は200人近くが欠席したという。

「開成には毎年、関西や九州など、地元の受験を終えた生徒が腕試しに試験を受けにやってくるのですが、今年はさすがにコロナの影響で取りやめた受験生が多かったようです。新型コロナの罹患者や濃厚接触者を対象に追試を設定した数少ない学校なので、とりあえず出願だけしたという受験生もいるようです」(広野さん)


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