同じく栄一の従兄で尾高家の長男・惇忠(新五郎)には田辺誠一(51)、惇忠の弟で栄一の憧れの存在の尾高長七郎には満島真之介(31)、長七郎の弟・平九郎には岡田健史(21)、栄一に影響を与える砲術家・高島秋帆に玉木宏(41)。

 徳川家老中・阿部正弘には大谷亮平(40)、福井藩主・松平慶永(春嶽)に要潤(39)、福井藩士・橋本左内を小池徹平(35)、第14代将軍・徳川家茂を磯村勇斗(28)が演じる。

 そして徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜の側近・平岡円四郎を演じるのは堤真一(56)だ。さらに9日には、ディーン・フジオカ(40)と町田啓太(30)の出演も発表された。

 ディーンは、2015~16年に放送されたNHKの連続テレビ小説「あさが来た」で人気を博した五代友厚役で登場するという。五代は「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となり、キーパーソンの一人。町田は新選組副長・土方歳三を務める。

 今回、脚本を手掛けるのは「あさが来た」と同じ大森美香さん。同作でも幕末を鮮やかに描き、フジオカの“五代さま”ブームを仕掛けた本人だ。

「吉沢を筆頭に、ここまでイケメンたちが脇を固めれば“イケメン大河”と言われるのも当然です。『おんな城主 直虎』(17年)のときも高橋一生、市原隼人、菅田将暉、柳楽優弥、三浦春馬さんたちが登場し、イケメン大河と呼ばれていましたが、今回もかなりのメンツが勢ぞろいしました」(スポーツ紙記者)

 幕末のドラマは戦国ものと並んで人気だが、それだけに見る側も目が肥えている。単にイケメンをそろえただけでは視聴者の気持ちを取り込むことは難しいが、キャスティングの段階でも期待が膨らむ大河ドラマになりそうだ。(上本貴子)