「前田さんはプライドが高いところがあるので、離婚は『みっともない』という感覚が強く、子どものことも考えると何とか避けようと思っていた節があります。しかし、勝地さんは前田さんの女優業をサポートして子育てにも献身したつもりだったのに認められないことに鬱憤がたまっていたようで、歩み寄る気配はありませんでした。そうなると、2人とも気が強いので引けなくなる。昨年秋ごろからは一気に離婚の方向に傾いていったようです」

 業界では2人の気の強さは有名で、そこが離婚に至ってしまった“原因”だっと見る向きは多い。勝地は母親が東京・目黒区にある芸能人御用達の高級生花店を営んでおり、父親も不動産業を成功させている「資産家」の息子だ。

「いわゆるお坊ちゃまで、幼少期から大切に育てられてきたようです。性格は“父親似”とのことで、我が強く一本気で頑固。ケンカっぱやいところもあり、親友の小栗旬とも殴り合い寸前のケンカになったことがあったようです」(芸能関係者)

 一方の前田もAKB48でセンターを張っていただけあり、負けん気の強さは折り紙つきだ。アイドル誌のライターはこう語る。

「AKB時代は自ら『ジャイアンみたいな性格』と語っていて、女王様気質でした。後輩の指原莉乃は、いまだに前田を前にすると緊張するそうです。人の好き嫌いが激しいところもあり、AKB時代は、一部のスタッフ以外とはほとんど会話をしない時期もありました。コンサートでも度々過呼吸になるなど、感情が高ぶりやすくヒステリックな面があるのですが、それがアイドルとしての魅力にもなっていた。総合プロデューサーの秋元康氏はそうした前田の性格を理解して、あえて野放しにしていたところもあります」

 結婚前には、泥酔した前田がイケメン俳優の前で号泣、歩けない前田が「お姫様だっこ」で抱えられる姿が週刊誌に撮られたこともある。

「このときも俳優にかまってほしくて駄々をこねたり、泣き叫んだりしていたので、俳優がたまらず介抱したところを写真に撮られたといいます。また、若手歌舞伎俳優と交際中にも、地方公演の度に浮気を疑い、夜中に度々電話をかけるなどしていたようです」(前出の芸能関係者)

 ここまでクセが強い2人が結婚という「枠」に収まるのは、難しかったのかもしれない。(伊藤茂/AERAdot.編集部)