田中将大は来シーズンどこでプレーしているのか? (c)朝日新聞社
田中将大は来シーズンどこでプレーしているのか? (c)朝日新聞社

田中将大は、ヤンキースが再契約を結ぶべき投手」

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 多くの日本人プレイヤーを見続け、メジャー球団の状況についても知り尽くしている大慈彌功氏(日本人初の大リーグスカウト)に、去就に注目が集まる田中将大(ヤンキースからFA)についての状況を分析してもらった。

 来季はどこのユニフォームに袖を通すのか? そして将来的な日本復帰の可能性はあるのか……。

「ある程度のイニングを計算できる先発投手を獲得する必要があると感じている。先発が足りず苦しむ状況にはなりたくない」

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが20日(日本時間21日)、MLBネットワークラジオで語った。

 09年のワールドシリーズ制覇から11年連続で世界一を逃しているヤンキース。毎年のように選手補強を重ねているが、結果には結びつかない。

 昨オフにはメジャー屈指の右腕ゲリット・コール(アストロズからFA)を獲得。投手史上最高となる9年総額3億2400万ドル(約336億円)での契約は話題となった。しかし、今季もポストシーズンで敗退、悲願には手が届かなかった。今オフのチーム再整備は必須であり、FAとなった田中の動向次第では方向性も大きく変わって来る。

 米国スポーツ専門局ESPNのウェブサイトは17日(日本時間18日)、「MLBチームが契約を恐れるべきではない30歳以上のFA選手」との特集記事を組み、田中を取り上げている。同サイトは田中が16~19年シーズンに平均30試合に先発登板していることや、球速や持ち球、コントロールの良さに触れつつ、まだ何年かは効果的な投球ができると評価している。

 今年はサイ・ヤング賞を獲得したトレバー・バウアー(レッズからFA)が投手ではFA市場で最も大物となる。どの球団も欲しいのは間違いないが、コールという柱がいるヤンキースは、むしろエース級ではないものの、2番手、3番手を担える投手が必要になってくる。そうなると、契約の規模を考えても田中との再契約がヤンキースにとっては理想的にも見える。

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「ヤンキースとの再契約が濃厚」