田中みな実(C)朝日新聞社
田中みな実(C)朝日新聞社

 2020年もあとわずか。コロナ禍で人々の生活様式が様変わりした本年、活躍が著しかった女性タレントとして真っ先に思い浮かぶのが、フリーアナウンサーの田中みな実(34)ではないだろうか。

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 本職のアナウンサーにとどまらず、初の写真集「Sincerely yours…」が60万部超えという記録的なヒットとなり、4~7月に放送されたドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日)では敏腕プロデューサー・マサの秘書役を怪演して注目を浴びた。そんな売れっ子の田中が雑誌やSNSでオススメする商品は爆売れし、“みな実売れ”という言葉も誕生したほどだ。

 11月にはメンズファッション・ライフスタイル誌「GQ JAPAN」が選出する、「GQ MEN OF THE YEAR 2020」では「ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。また、情報誌「日経トレンディ」でも「今年の顔」に選出されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで今年、八面六臂の活躍を見せた。

 数年前まで、田中といえば「嫌いな女子アナランキング」の上位常連だったが、この華麗なる逆転現象はどうして起こったのか。女性ファッション誌の編集者はこう分析する。

「局アナ時代はただのぶりっ子として、女性が敵視していた部分がありました。田中さんが憧れの存在へと変化した転機は、2017年に『anan』の表紙に“肘ブラ”で登場したあたり。泉里香さんや小嶋陽菜さんなど、“マシュマロボディ”と呼ばれる女性らしい自然な丸みと適度に引き締まった体型に注目が集まっていた時期でもありました。田中さんの美乳とメリハリのあるボディに驚きつつ、憧れを抱いた女性も多かったようです。また、その体型を維持するためにパーソナルジムに通ったり、美容に時間をかけている苦労を惜しげもなく披露した点も、世の女性の共感を呼ぶきっかけにつながった。写真集がヒットしたのも、多くの女性の憧れ、共感があってからこそでしょう」

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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