巨人に今最も必要なものは…中島宏之が日本シリーズで見せた“戦う姿勢” (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人に今最も必要なものは…中島宏之が日本シリーズで見せた“戦う姿勢”

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巨人・中島宏之 (c)朝日新聞社

巨人・中島宏之 (c)朝日新聞社

 ソフトバンクとの日本シリーズで2年連続4連敗という屈辱を味わった巨人。不甲斐ない名門の姿が野球ファンの間で話題となったが、惨敗したチームの中で存在感を発揮した数少ない選手の一人が中島宏之だった。

【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!

 中島は初戦から3試合連続で死球を受け出塁し、第4戦では2安打を放った。初戦に死球をぶつけられた際には、相手投手の森唯斗を鋭い眼光で睨みつけるなど、闘志を感じさせた。

「役者やったでしょ」

 これは中島がオリックス時代に、かつての同僚・牧田和久(当時西武)から死球を受け、乱闘寸前となった場面に対した発したコメントだ。

「僕もええオトナですよ。あんなん演技っすよ。怒ってるわけない。ああすることで、味方に対する内角攻めも甘くなるかもしれないし、作戦ですよ」

 中島は一度頭に血が上ると手がつけられないという印象があるが、実は常に冷静に状況を判断しているのが読み取れる。

 ダルビッシュ有(カブス)も、日本シリーズの初戦の死球について「途中の表情から一瞬『ここは巨人やから』ってのがよぎったように見えた笑」と自身のツイッターで解説。プライベートでも親交があるダルビッシュがネタ半分で呟いたのをみれば納得できる。

 中島は00年ドラフト5位で兵庫・伊丹北高から西武に入団。高校時代は投手も務めていたが、プロ入り後は内野手としてプレーし、04年に遊撃手のレギュラー定着を果たす。タイプは異なるが、前年限りでメジャーに移籍した松井稼頭央を継ぐ看板スター選手として12年まで西武で活躍した。翌13年にMLBのアスレチックスに移籍したが、米国では思ったようなプレーができず、15年から国内復帰してオリックス入り。18年オフに自由契約となり巨人と契約を交わした。

「根っから優しくて良い人。後輩の面倒見も良いので、プレーだけじゃなく人間性に惹かれて慕う後輩も多い。人の悪口は言わないし、自分からケンカしたり向かって行くタイプではない。乱闘まがいのことが起こる時は、ある意味別人格を演じている。本人も怒っている素振りは見せているが、実は冷静で周囲が見えている。殴り合いにまで発展しないのを計算してやっているパフォーマンス的要素が強い」(巨人関係者)


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