巨人ナンバー2に登り詰めた元木コーチ、問われるその”クセ者”手腕 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人ナンバー2に登り詰めた元木コーチ、問われるその”クセ者”手腕

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今年からヘッドコーチを務める巨人・元木大介 (c)朝日新聞社

今年からヘッドコーチを務める巨人・元木大介 (c)朝日新聞社

 昨年のセ・リーグは5年ぶりに巨人が制した。補強に加えて再々登板となった原辰徳監督の手腕も生かされ、王座に返り咲いた。そんなチーム内でひときわ評価を高めたのが、元木大介。コーチ就任1年目の昨年は内野守備兼打撃コーチとして三塁コーチャーを務め、明るい性格で選手を引っ張るなど存在感を示した。その手腕が評価され、今年からはヘッドコーチを任されることになった。

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 元木の存在が優勝の大きな戦力となった、という声は多い。現役時代、ともにプレーした経験のある巨人OBは元木ヘッドの長所をこう語る。

「周囲の状況を観察する能力は現役当時から飛び抜けていました。見ていないようで細かいところまで見ている。また高校時代は長距離打者のイメージがありましたが、巨人では細かいことが本当にうまかった。使う方からすると、こういう選手が1人いるだけで戦い方が違ってくる。昨年もコーチとしての自分の評価を高めている。『クセ者』と呼ばれた現役時代のように、美味しいところを持っていくのはさすが」

 元木は巨人で小技がうまい万能選手として活躍した。捕手以外どこのポジションも守れたため重宝された。1998年には得点圏打率.398とリーグトップの勝負強さを誇り、守備でも隠し球を敢行。独特のプレースタイルで長嶋茂雄監督から「クセ者」の愛称を授かり、広く定着した。

 あのイチローですら人気の高さに驚いたという甲子園の大スター。大阪・上宮高時代は甲子園に3度出場、通算6本塁打は甲子園歴代2位の記録。もちろん人気も実力に劣らず、練習、試合を問わず多くの女性ファンが元木目当てに集結した。

 ドラフト会議でも注目の人となった。「巨人以外は行かない」と宣言し、巨人側も指名を確約と報じられていた。しかし蓋を開けると、巨人は慶應大・大森剛を1位指名。元木は8球団が競合した野茂英雄の外れ1位の形で福岡ダイエーホークスが指名。入団を固辞して1年間ハワイへ野球留学し、89年オフのドラフト1位で晴れて巨人入団を果たす。

 上宮高時代のチームメイトは当時を思い出す。


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