なぜ伊東純也はモンゴル戦で“アシストキング”になれたの? 堂安、久保との競争も過熱 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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なぜ伊東純也はモンゴル戦で“アシストキング”になれたの? 堂安、久保との競争も過熱

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河治良幸dot.
モンゴル戦で一気に評価を高めた伊東純也 (c)朝日新聞社

モンゴル戦で一気に評価を高めた伊東純也 (c)朝日新聞社

 森保一監督が率いる日本代表はホームのモンゴル戦で6-0の勝利を飾り、前回のミャンマー戦からワールドカップ予選二連勝となった。そのモンゴル戦で大量得点を演出したのが伊東純也だ。ベルギーのゲンクでもリーグ2位の5アシストを記録している伊東は合流直前の負傷もあり、消化不良に終わった9月の鬱憤を晴らすキレのあるプレーで先制点、3点目、さらに4点目を得意の右足クロスでアシストした。

 これまで堂安律が主力を担ってきたポジションであり、久保建英も台頭しているポジションだが、モンゴル戦は森保監督の抜擢も納得の行くパフォーマンスであり、さらに右サイドハーフの競争が激しくなることを印象付ける。右利きでスピードを武器とする伊東は左利きの堂安、久保と違い、縦に切り裂くドリブルや飛び出しを武器としている。

 伊東自身も「(堂安と久保の)両方とも左利きなので、カットインとかコンビネーションとかをうまくできると思うんですけど、自分としては縦に、縦にどんどん行って、相手の嫌なところにボールを入れてく部分は強みに持っている」と自負している。モンゴルは中央に守備を固めてきたこともあり、右サイドバックの酒井宏樹とのコンビで、伊東はそうした縦の意識をより発揮しやすかったことはあるだろう。

 ただ、モンゴル戦では伊東の確かな成長も見られた。南野拓実に合わせた1点目はタイミングよくアウトサイドのスペースを抜け出してダイレクトのクロスに持ち込んだが、酒井の前に、ボランチの遠藤航がボールを持った時に、一度インサイドに顔を出して、縦パスを受けられるポジションを取っておいて、遠藤から酒井にパスが出ると、素早くアウトサイドのスペースに流れて酒井からのパスを引き出しているのだ。

 2アシスト目はアウトサイドでボールを受けたところから、縦に行くと見せかけてインを突き、南野との鮮やかなワンツーで深い位置からのクロスに持ち込み、長友佑都の10年ぶりのゴールをアシストした。そして4点目は伊東を追い越す酒井からスペースでバックパスを受け、ダイレクトのクロスで永井に合わせた。展開そのものはシンプルでも、細かい駆け引きや工夫がプレーに表れているのだ。


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