そして28日、29日の日本ハム戦(釧路、帯広)、30日、31日のソフトバンク戦(メットライフ)では4試合連続アーチを記録する驚異のラストスパート。捕手としても投手陣をリードし、首位猛追の立役者となった。

 その他の候補者には、打率.407、2本塁打、11打点の吉田正尚(オリックス)、打率.385、7本塁打、25打点のロメロ(オリックス)、打率.384、5本塁打、25打点の中村剛也(西武)、打率.263、9本塁打、25打点の山川穂高(西武)などがいるが、本塁打&打点に加えて月間40安打のヒット数も月間リーグトップだった森のナンバーワン評価は揺るがない。3・4月にも有力な受賞候補だった森だが、その時は受賞した山川に「正直、森だと思っていた」と苦笑いされた。今度こそ。高卒6年目、着実な成長を遂げてきた男が、首を長くして月間MVP初受賞の時を待っている。