中川翔子が不登校の14歳少女にかけた言葉「私は死にたい日を一日ずつ先延ばしにしてきた」 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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中川翔子が不登校の14歳少女にかけた言葉「私は死にたい日を一日ずつ先延ばしにしてきた」

連載「ぶらり不登校」

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石井志昂dot.
中川翔子さん(撮影:矢部朱希子)

中川翔子さん(撮影:矢部朱希子)

 学校へ行けなくなっても苦しい日は続きました。「学校へ行きなさい」と言う母親とドア越しに怒鳴り合ったこともありました。親と言い合うのって、すごくつらいですよね。学校へ行けない日は自分の部屋で朝までネットをして、お風呂にも入らずダラダラして、でもなんだかイライラしてきて、拳で壁に穴をあけて「なにやってんだろう」ってうなだれたりしていました。

 そんなとき、まわりの大人はよかれと思って「卒業しちゃえば楽になるから大丈夫だよ」と言ってくれました。そういう大人に当時の私は「無責任なことを言いやがって」と心のなかで悪態をついていました。子どものころは学校と家がすべての世界。それ以外の場所や世界なんて想像ができないです。大人はすぐに「それ以外がある」「その先がある」って言うけど、そんな言葉、届かなかったです。私には将来なんてない、この先の夢なんてないけど、「どうしても学校には行かなきゃいけない」、そういうことばっかり考えていました。

 だから「もうムリ!」「死にたい!」っていう衝動には何度も何度も襲われました。

 それが私の10代だったので、あなたが生きる理由を聞きたい気持ちもわかる気もします。きっと同じようなことがあったかもしれないし、私よりひどいことがあったのかもしれません。

 私は、たまたまオタク気質で、当時から戦隊モノやアニメやカンフー映画が大好きでした。いじめてきた人たちも見返してやりたいって気持ちもあり、オーディションを受けたこともありましたが落ちまくりました(笑)。

 見かねた母が貯金をはたいて、私の誕生日に香港へ連れて行ってくれたことがあります。そしたらね、たまたま入った香港のレストランにカンフー映画の超大物俳優ジャッキー・チェンがいたんです。

 しかも座っていたのが私の斜め前。憧れのジャッキーが目の前にいて……、もう号泣です。騒いじゃいけないと思ったから、声を殺しながらの号泣でした。

 そしたら、ジャッキーが「どうしたの?」って声をかけてくれました。


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