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中川翔子が不登校の14歳少女にかけた言葉「私は死にたい日を一日ずつ先延ばしにしてきた」

連載「ぶらり不登校」

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石井志昂dot.
中川翔子さん(撮影:矢部朱希子)

中川翔子さん(撮影:矢部朱希子)

 9月1日は、1年間のなかでもっとも子どもの自殺が多くなる日です。この日は多くの学校で「夏休み明け」を迎え、学校へ行くのが苦しい子たちによる自殺が増えていると見られています。

 私が編集長を務める全国不登校新聞では、いじめを受けて、学校へ行くのが苦しかった経験を持つタレントの中川翔子さんに、不登校経験者10名で取材をしてきました。その中から、14歳の子からの質問とそれに対する中川さんの返答を中心に紹介します。いま学校で苦しんでいる人に特にメッセージが届くといいなと願っています。

*  *  *
――【質問者:14歳 女性 アオイ】今日は「生きる理由」をお聞きしたいと思っています。私はいま、中学3年生で不登校をしています。中学に入ってからはずっと学校へ通うのがつらかったです。「ふつう」を外れるのが怖くて、命を削りながら毎日通っていましたが「もう死にたい」と思い行かなくなりました。いまは、ほとんど家にいます。友だちもいないし、ゲームをしてもアニメを見ても楽しくないし、この先も不安です。私には生きる理由がよくわからないです。死んじゃったほうが楽になるんじゃないかとも思います。でも、きっとこの世界は楽しいはずだという思いもあります。だから、中川さんの「生きる理由」をお聞きしてみたいです。

中川翔子:いま、真夜中のまっただなかにいる感じなんだね。

 私も13歳のころ「思い描いていた自分の未来じゃない」と思っていました。心のなかでの口ぐせは「どうせ私なんか」でした。中学に入ってから、いじめを受けていたからです。靴を隠されたり、キモイって目の前で言われたり、今思い出しても、すごくつらくて、悔しいことがたくさんありました。

 いま自分に起きていることを、ポジティブに考えようと思っても、ネガティブなまま受け入れようと思っても、どうにもならなかったです。いじめてきた人に「言い返してやればよかった」「仕返しをしてやる」とか、そんなふうに思いながらも、教室に入るのが怖くて学校へ行けなかったことがあります。


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