文句なしの活躍だった。3日のロッテ戦(京セラD大阪)から3試合連続のマルチ安打、9日、10日、17日の楽天戦でも2安打ずつを放つと、19日からの西武3連戦(メットライフ)では計14打数7安打で2本塁打の大暴れ。さらに26日のソフトバンク戦(ヤフオクD)で2打席連続本塁打を放ち、7月最後の試合となった31日のロッテ戦(ZOZOマリン)で涌井秀章のストレートを捉えて自身2年連続となる20号アーチ。持ち前の長打力を如何なく発揮しながら月間リーグトップの打率&打点をマークした。

 ライバルを見ると、茂木栄五郎(楽天)が月間リーグ2位の打率.326をマークし、6月に月間MVPを受賞した鈴木大地(ロッテ)も打率.322と好調をキープしたが、吉田には及ばず。グラシアル(ソフトバンク)は17日を終えて打率.333、4本塁打、13打点と好調だったが、国際大会のパンアメリカン選手権にキューバ代表として出場したために7月中旬から離脱。レアード(ロッテ)は8本塁打&20打点も打率が.224。その他、中田翔日本ハム)が打率.289、7本塁打、18打点、中村剛也(西武)も打率.286、7本塁打、18打点と活躍したが、打率で吉田とは大きな差。プロ3年目の吉田の月間MVP初受賞なるか。その可能性はかなり高い。