──こういうことを防ぐための教訓はありますか?

宮迫:これは本当に言い訳に聞こえてしまうかもしれないですけど、そのパーティーの時の記憶は、その後にみんなの記憶とすりあわせている時に、断片的には僕も歌を歌ったりということが思い出せた時に、そこに家族も子ども達も何組もいましたので、正直なところ、その場を反社会的勢力の場だということを認識できませんでした。

──こうすれば防げたということは出てこないですか?

宮迫:もちろん、僕らが行ったのはとんでもない認識の甘さなんですけども、入江くん主催で、吉本興業の社員もいて、一緒にやっているイベントのスポンサーが、いわゆる反社会的勢力と気づかずに吉本興業も自社のタレントを派遣し、そこから入ったスポンサー料でギャラを支払っているという。これは決して批判とかそういうことではなく、ということは、構造的には僕らが行ったパーティーと一緒なことなので。吉本興業という大きな会社ですら気づけなかったということであれば、反社会的勢力というのを、一個人で判断することは難しいです。

■蛍原、淳への思い

──長年一緒に頑張ってきた仲間がSNSでメッセージを発信していますが、特に相方さんに対して伝えたいことは?

宮迫:「申し訳ない」なんて言葉で……。すみません、付き合いが長すぎて……。兄弟みたいにやってきたやつらを裏切ってしまったんです。すみません。申し訳ないとか、そんな言葉で許されるとは思っていません。

亮:僕は、今回この会見をするというのをツイッターで11時すぎぐらいに(淳に)送ったんですけども、その前に敦と電話をしようとして、ずっと電話をしたんですけど、なかなか連絡がつかず。そして会見をする前に、結局ツイッターをあげた後になってしまいましたけど電話で話すことができました。

 その前の前の日にも話すことができて、僕が引退をするか、契約解除かというところの話をしていたんですけど。僕は契約解除の方を選ぶか正直迷ってました。淳は吉本を辞めるということは、ずっと一緒にやってきた淳と一緒にできないという判断もしなければなりませんし、一緒にやってきた番組のスタッフとも離れなければならない。

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蛍原「俺は大丈夫やから」