今村夏子の新作は「読む側によって姿を変えるおそるべき小説」

朝日新聞出版の本

2019/06/07 11:30

 寡作ながらも作品を発表するごとに熱狂的なファンを増やしつづけている今村夏子さん。デビュー作『こちらあみ子』で三島由紀夫賞、第二作『あひる』で河合隼雄物語賞、第三作の『星の子』では野間文芸新人賞を受賞するなど、作品の評価もゆるぎない。その待望の新作長編『むらさきのスカートの女』が、6月7日に発売となった。「こんな小説は他にない」と、その内容に太鼓判を押す、批評家・佐々木敦氏に作品の魅力を聞いてみた。

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