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あらゆる物質をのみ込む巨大ブラックホールの撮影に、国立天文台などの国際研究チームが世界で初めて成功したというニュース。「宇宙好き」を公言するお笑い芸人のカンニング竹山さんが考える、宇宙の魅力とは。
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僕は飛行機好きなんですが、子どものころから空とその先の宇宙が好きなんですよね。僕が小学生のころ、ちょうどスペースシャトルブームで、図鑑とか入門とか子ども用の本を買って夢中で読んでました。この仕事を初めてからも、宇宙ステーションと中継をつないで日本人の宇宙飛行士さんとリアルタイムで会話するという仕事もさせてもらいましたが、それはしびれましたね。
いまだに映画「スター・ウォーズ」やSFドラマ「スター・トレック」が好きで、自分がエンタープライズ号に乗っている妄想をよくしますし、スペースシャトルの打ち上げとか着陸、宇宙ステーションとのドッキングの映像もずっと見ています。NASAのアプリをダウンロードして、英語だからよくわかんないんだけど、映像を見るのが好きですね。
普段は星空を見ることは少ないんですが、どうしても見たくてかみさんと行ったのはハワイ島のマウナケア山頂。すばる望遠鏡もある場所だけど、肉眼で天の川も見られるし、良かったですね。
宇宙って何が面白いかというと、わからないことばかりなことですよね。宇宙人というか地球外生命体はどこかにいると思うんですけど、じゃあ宇宙人が地球に来ているかというとそうじゃないと思う。松尾貴史さんの理論が一番的を射ていると思うんだけど、時空も違うし、10光年先に地球に似た星があるとしてもそんなに離れたところからどうやって来るのか? もし、より短い時間で来られるぐらいの文明を持っているなら、おそらく地球なんかボタンひとつで破壊できるだろうし、あえて来る必要もないでしょ。
地球で起きた戦争だって昔は刀を持って戦っていたけど、銃とかミサイルを使うようになり、いまはドローンでしょ。その理論で考えると、わざわざ来る理由もない。だからUFOが来たとか、UFOを見たっていうのはちょっとあやしいところがありすぎるんじゃないかなと思うんですよね。